泣いて母と離れられない小学1年生
朝になると「学校に行きたくない」と泣いて、ママと離れられない1年生の行き渋り。
集団登校に付き添い、校門まで付き添い、玄関、教室まで…とどんどん離れられなくなっていませんか?
周りの子が慣れていく中で行き渋りが続くと、親としてもどう接していいのか悩んでしまいますよね。
我が家の息子は、保育園の頃から行き渋りが激しく、年長の3学期になっても大泣きして母にしがみつき、どうにか引きはがし先生に抱っこしてもらう日々でした。
仕事に向かう中、自分も涙をこらえるのに必死で、「このままでいいのだろうか…。」と毎日もんもんとしていました。
小学1年生は新しい環境に飛び込んだばかりで、「学校に行くこと」自体が大きな不安です。
そして、1年生のうちに対応しないと行き渋りはどんどん進行していきます。
小学校で子どもが頼れる存在は先生ですが、1年生で行き渋りがある場合、自分で先生に助けを求めるのは難しいですよね。
この記事では、
①1年生が行き渋りをする気持ち
②担任の先生に何をお願いすれば、子どもが安心して過ごせる環境になるのか?
をお伝えします。
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母と離れられない1年生の行き渋りは母子分離不安
小学校1年生から行き渋りをする背景には、どんな理由があるでしょうか。
- 先生が厳しく感じる
- 友達も知らない人ばかり
- 時間割が初めてのことばかり
- 授業で毎回何をするのかがわからなくて不安
- 着替えや荷物の支度の時間が短く、焦ってしまう
- 長時間座っている生活に慣れない 等
沢山ありますが、その様々な不安は、「困った時に誰にも言えない」という不安です。
誰かに言えるとしたら、それはママなのです。
先生には言えない。「先生は忙しそうだし、厳しそう。怒られるかも…。」
友達にも言えない。「わからない事、できない事は恥ずかしいから…。」
このように、どんどんふくらむ不安を解消できるのはママしかいない!と思い、「ママと離れる=危険がいっぱい!」と脳が反応し、ママと離れられなくなります。
この状態を、母子分離不安と言います。
母子分離不安には対応のコツがあります。
その対応をママと先生で共有しておくと、子どもの安心につながります。
次に、具体的な例を紹介していきますね。
安心して1人で動けるようになる“先生にお願いしたい事3選”
学校の先生に何か要望を伝えるのは過保護かな?と気になる事もありますよね。
でも、「子どもが動きやすくなる方法」は、先生も知りたい情報!
困っている事だけを伝えるのではなく、「こうすれば動ける!」という方法をセットで伝えるのがコツです。
では、1年生の行き渋りがやわらぐ「先生にお願いしたい事」をお伝えしますね。
出来ている事を伝える【実況中継】
「頑張って来たね~!」
「うわばき履いたね」
母子分離不安のある子は当たり前に出来ている事を伝える【実況中継】をすると、安心して次の行動にうつりやすくなります。
子どもが好きな事を会話
行き渋りのある子が教室や玄関で足が止まってしまう時、脳はネガティブな感情でいっぱい。
「大丈夫だよ。行こう。」では、ネガティブ感情はふくらむばかりなのでNGワードです。
そこで脳がポジティブになる会話をすると、不安がふっとやわらぎます。
我が家は、先生にこんな事を伝えました。
「○○のゲームの話をすると緊張がほどけます。」
自分の好きな事を先生と1対1で話せることは、子どもにとって特別な体験。
お子さんが好きな事で、先生が話せそうな話題を伝えてみてください。
その日の見通しを伝える
1年生で母子分離不安や行き渋りがある子は「見通しが立たないこと」がとても不安です。
「算数」「生活」でいったい何をするの?等、具体的なイメージがわかないと動けなくなります。
「1時間目の生活では校庭でいろんな花を見つけるよ」等
子どもが興味を持ちそうな事を伝えてもらうのもおすすめです。
先生にお願いするのはもちろん、ママも家や登校中に実践することで、子どもが安心するポイントをたくさんつくっていけます。
次に我が家で実際にお願いした結果をお伝えします。
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1年生から行き渋りの息子が母と離れられた“先生との会話”
1年生から行き渋りがあり、母子分離不安の強い息子は不登校になりました。
私は、悩んで悩んで検索して出会った「発達科学コミュニケーション」を学び、「お家で脳を育てる」を実践しました。
初めは校舎にも入れず、母からも全く離れられなかったのですが、今は登校した日には母と離れて過ごせる時間が増えてきました。
我が家でも、先生に息子が安心する会話を伝えると、早速取り入れてくださいました。
担任の先生だけでなく、校長先生や特別支援の先生にも情報共有して、関わってくれます。
「○○のゲームさ~、最近どう?」
「今日はボールで遊ぶよ。」
など、息子の興味に合わせた会話をして出迎えてくれます。
すると息子は、「ママ、行ってくるね〜」と母と離れられるようになりました。
日々、ママとの会話で行き渋りの子どもの脳をポジティブに伸ばす事ができます。
この記事でお伝えした事はほんの一部で、「発達科学コミュニケーション」では母子分離不安の悩み事を具体的に解決するテクニックをたくさん学ぶ事ができます。
小学校の行き渋りがある1年生には、こちらの小冊子でもっと詳しい母子分離不安の対応方法を紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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<執筆者>
発達科学コミュニケーション アンバサダー
松原みのり