ママべったりなのに、ママにだけ癇癪を起こす息子にモヤモヤ…。
「ママと離れるのがイヤだ」と泣くほどママべったりなのに、ママにだけ癇癪(かんしゃく)を起こすお子さんに困っていませんか?
自分にばかり癇癪を起こされると疲れてしまいますよね。
我が家の母子分離不安がある息子も、小1の時に癇癪がひどい時期がありました。
「ママのせいで間違えた!」
「ママがやって」
などと、何でもママのせいにして八つ当たり。
私にだけ強い口調でわがままを言ったり、泣いて物に当たったりすることもありました。
パパとお留守番しているときは穏やかに過ごせているのに、私が帰ってきた途端に荒れ始める…。
そんな様子を見たパパからは「ママがいない方が穏やかなんだよな〜」「甘く見られてるんだよ」と言われたのです。
なんだか私が責められているようでモヤモヤ…。
「私が悪いのかな」「甘やかしすぎたのかな」と自分を責めてしまうこともありました。
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ママにだけ癇癪を起こすのはママのせい?
ママにだけ癇癪をぶつけられると、つい考えてしまいますよね。
「私が甘く見られているから?」
「私が甘やかしすぎたから?」
そんなふうに、自分を責めてしまったことはありませんか?
でも、安心してください。
それはママのせいではありません。
実は、ママにだけ癇癪を起こすのは、ママが絶対的に安心できる存在だからなんです。
他の人の前では「いい子なのに」と思うことはありませんか?
それは、子どもが人前で必死に我慢し、頑張っている証拠です。
その緊張感が解ける相手、一番信頼できる相手がママであり、子どもはそれまでの緊張や不安を発散しているのです。
しかし、癇癪を起こすことが日常的になってしまうと、脳は癇癪を起こすとスッキリするという誤った学習をしてしまいます。
さらに、行動は繰り返すほどに強化されるので、癇癪を繰り返すほどに頻度や激しさがエスカレートしていきます。
だからこそ、癇癪はそのまま放置してはいけないのです。
ママが「どうやってこの脳のクセをやわらげるか」を知ることが、とても大切になります。
次では、私が実際に息子に試して効果を感じた“癇癪対応のコツ”を具体的にご紹介します。
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癇癪が起きた時に大切な対応のコツ
癇癪が始まったらすぐに見て見ぬ振り!
癇癪が始まったとき、多くのママはつい「何があったの?」「やめなさい!」と声をかけたくなると思います。
でも、そこで注意したり叱ったりしてしまうと、子どもは「ママが反応してくれた」と感じ、癇癪がエスカレートしてしまうことがあります。
癇癪が始まったら、注意したり叱ったりしてから見守るのではなく、最初から見て見ぬ振りをすることが大切です。
これは“無視”とは違います。冷たい態度ではなく、
「ママは全然気にしていませんよ〜」という感じでスルーしましょう。
子どもは、ママがイライラして無視していると敏感に感じ取ります。
あくまでも、感情的に巻き込まれないように穏やかでいることを心がけてくださいね。
私は子どもが見えるところで、料理や洗濯物をたたむなどの家事をしていました。
これなら「ママが近くにいる」という安心感はありつつ、「癇癪には反応してくれない」というメッセージも同時に伝わります。
こうして、「癇癪を起こしても意味がない」という学習を、少しずつ積み重ねていくことが大切です。
できていることに注目して、実況中継をする!
子どもが落ち着いてきたらすぐに「落ち着けたね!」など子どもの行動を実況中継しましょう。
これは、本人が「自分は落ち着けている」と気づくきっかけになります。
毎日のように癇癪が続いていると、つい
「宿題はやったの?」
「いつまでゲームしてるの?」
と口うるさく言ってしまいがちですが、
そこであえて、
「もう宿題始めたんだね」
「ひとりで起きれたね」
など、できていることに注目して“実況中継”するのです。
行動できていることを本人に気づかせ、自信につなげることが大切です。
そんな関わり方を続けていたところ、息子も小学3年生になった今では、ほとんど癇癪を起こすことはなくなりました。
そして、私にも変化が。
息子がイライラしている様子を感じたときも、以前のように癇癪そのものに振り回されるのではなく、
「学校でイヤなことがあったのかな」
「何かストレスが溜まっているのかもしれない」
と、その裏にある気持ちに目を向けられるようになりました。
そう意識できるようになったおかげで、私自身がイライラせず、穏やかに接することができるようになったのです。
ママにだけ癇癪を起こすのは、「ママは自分を受け止めてくれる」という安心感の裏返しです。
けれども、ママにだけ癇癪をぶつけられるのは、心や体がしんどくなってしまいますよね。
だからこそ、意識的に「自分のための時間」を少しでも確保して、無理せず過ごしてくださいね!
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<執筆者>
発達科学コミュニケーション アンバサダー
仲村まな