ママべったりは運動会のストレスが原因?母子分離不安の子に効くママとの会話

運動会シーズン。母子分離不安の子にとってはストレスが溜まりやすく、自信を失いやすい時期でもあります。この記事では、運動会のストレスからママにべったり…行き渋りにつながってしまった我が子に、自信を取り戻すために実践した声かけをお伝えします。

 

運動会シーズン到来!お子さんの様子が心配なママへ

 

運動会が近づく時期、子どもの様子が「なんだかいつもと違うかも?」と感じていませんか?


例えば


・行き渋りがはじまった 

・今まで出来ていたことが出来なくなった

・ママ、ママと呼ばれることが多くなった

・ちょっとしたことで癇癪(かんしゃく)を起こすようになった

 

 実は、これらの気になる行動には、子どもの不安やストレスが隠れている可能性があります。

 

我が家の母子分離不安の娘も、年中、年長と連続で、2学期になるとこのような困りごとがみられるようになってきました。この様子が強くなってくるのは、毎年運動会の練習が始まる頃なのです。

 

母子分離不安の子にとって、運動会は大きなストレスになることがあります。しかし、当時の私は、​​「疲れているのはみんな同じ!」と、登園時間になっても、準備をしようとしない娘に、「頑張らせる」声かけばかりしていました。

 

「先生待ってるよ〜」

「今日は運動会の練習だね、頑張って!」

「大好きなダンスあるし、楽しいよ!」

 

このような声かけを続けていたところ、段々と、娘は、「幼稚園にいきたくない」と泣いて行き渋るようになっていきました。

 

それどころか、家の中でも「ママ、ママ…どこ?」と私を探したり、「ママ、やって〜!」と母子分離不安もひどくなっていったのです。

 

 

こちらの記事では、行事が多い2学期だからこそ知ってほしい、母子分離不安の子が不安を和らげ、行動できるようになるためのママの関わり方について、お話しさせていただきます。

 

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母子分離不安の子が「運動会にストレス」を感じるのには理由がある

 

​​母子分離不安とは、子どもが母親と離れることに対して強い不安や恐怖を感じることです。
その原因には、次のような脳の特性があります。

 

・不安を感じやすい

・物事をネガティブに捉えやすい傾向がある


つまり、母子分離不安の子が運動会にストレスを感じるのは、このような脳の特性が関係しているのです。

 

例えば、運動会の練習中に


・先生が大きな声で注意していた

・ダンスや演奏が覚えられない

・お友達同士で動かなきゃいけないことが多い

 

というような状況の中で、


・私も怒られたらどうしよう・・・

・間違えたらどうしよう・・・

・いつも頼っている先生が近くにいなくて不安

 

と、大人にとっては些細に感じることでも、娘にとってはこれらのことがストレスとなり、周りが思っている以上に疲れてしまっていました。そして、運動会の練習が始まると、行き渋りが悪化していったのです。

 

 

更に、家に帰ると「ママ、ママ〜」「ママやって!」と母子分離不安が強まり、思い通りにならないと癇癪になったりしていました。

 

私は、母子分離不安は、「子どもが弱いから」「親が甘やかしすぎ」で起きるものではないということを学び、そんな「ママママ」が多くなってきた時は、突き放すことは逆効果ということを知りました。子どもの不安を和らげるには、ママの関わり方がポイントになってきます。

 

では、実際、私が娘にどんな対応をしたのか、次に紹介しますね。

 

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母子分離不安の子が動き出すきっかけとなる、ママとの会話

 

運動会の練習は、 普段と違ったスケジュールで動くことになりますよね。慣れない環境で、子どもは緊張して疲れを感じやすい時期です。そんな時こそ、子どもとの会話の中で、安心できる声かけをしていくことが大切です。

 

できていることを肯定する

 

1つ目のポイントは肯定する内容です。例えば、

 

・おはよう!が言えたね

・パジャマ脱げたね

・ご飯、美味しそうに食べてるね

 

など、小さなことでいいのです。当たり前のことでも、できていることはたくさんあるはずなので、小さなできたを見つけ、言語化して伝えてあげてください。そうすることで、子ども自身が「自分はできてるんだ」と気がつくことができ、次もやってみようかなという、前向きな気持ちに繋がっていくのです。  

 

 

「笑顔で」「優しい声で」「ゆっくり」声をかける

 

2つ目のポイントは声のかけ方です。子どもの行動を肯定するには、ママの声のかけ方が重要です。

 

母子分離不安の子は、言葉よりも、ママの表情や声色を敏感に感じ取っています。また、脳の発達が未熟なため、早口では脳での処理が追い付かず理解ができないのです。 

 

なので、子どもに「ママに褒められた」と感じさせるには、肯定する声かけを「笑顔で」「優しく」「ゆっくり」と伝えることが大切になります。

 

このような関わり方を意識し、娘との会話をするように変えたら、少しづつ娘にも変化がでてきました。

 

家の中で、もううるさい!と思うほど、何回も「ママママ〜どこ〜」「やって〜」と叫んでいた娘ですが、自分でトイレや着替えを済ませた後、私を呼ぶようになったのです。その頃から、行き渋る日が減り、笑顔も増えていきました。

 

そして、運動会当日、祖父母にも観にきてほしいという娘の希望もあり、家族全員でニコニコ笑顔の娘の姿を見ることができました。

 

現在、小学校1年生になる娘ですが、「疲れた〜」と口にすることはあっても、初めての小学校での運動会を楽しみにしています。

 

​​母子分離不安の子は、ママの感情に影響をされやすいので、ママが関わり方を意識して笑顔で過ごすことが、子どもの安心や自信に繋がります

 

ぜひ、ママの対応で子どもに少しづつ自信をつけて、ひとりで動ける力に繋げていきましょう。

 

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<執筆者>

発達科学コミュニケーション アンバサダー

白倉ひより




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