「子どもとの時間を大切にしなきゃ!」仕事を手放した私が両方叶えるママになれた理由

「子どもとの時間をもっと大切にしなきゃ。」そう思って仕事を手放しても、子どもは変わらず苦しくなるばかり。本当は仕事も子育ても諦めたくない。そんな私が、我が子に合った関わり方を知ったことで、仕事も子育ても楽しめる毎日を取り戻せた体験をお伝えします。

「子どもとの時間を大切に」と言われるたび苦しかった私

「子どもとの時間をもっと大切にしなきゃ」

そう思っているのに、

・「ママ、ママ」と一日中呼ばれてイライラしてしまう
・育てにくい子どもの対応に疲れ、子どもがかわいいと思えない
・「もっと寄り添ってあげて」と言われると苦しくなる

そんな日々を過ごしていませんか?

 

実は私もそのひとりでした。

 

数年前の私は、娘を保育園に預けながら働いていました。

小さいうちから長い時間離れて過ごすことに寂しさはあったものの、仕事は好きでした。

だからこそ、帰宅したら娘と楽しく過ごしたいと思っていました。

 

だけど、現実は違いました。

家に帰ると娘は私の足にしがみつき、夜ご飯が作れない。

お風呂を泣いて嫌がり、風呂場に連れていくだけでひと苦労。

思い通りにならないと癇癪が始まり、数時間おさまらない。

 

「どうしたらいいの?」毎日そればかり考えていました。

 

 

小学校へ入学すると、今度は行き渋り。

学校へ行けず、私も仕事へ行けなくなりました。

そんな私に周りの人は言いました。

 

「子どもとの時間は今しかないよ。」
「仕事はいつでもできるから。」
「もっと一緒にいてあげて。」

 

その言葉を聞くたびに、

「仕事と子育てが両立できない私には仕事を続ける資格がない」
「娘が育てにくいのは愛情不足だから」

と責められているような気持ちになっていました。

 

「周りの人のいうことはきっと正しい」
「子どもとの時間を増やせばきっと変わる」

そう信じて、私は好きだった仕事を辞めて娘に寄り添うことにしました。

 

ところが現実は何も変わりませんでした。

娘は相変わらず一日中私を呼び、トイレにまでついてくる

それなのに、私にばかり反抗的な態度を取り、すぐに癇癪を起こす

学校にも行けるようにはならず、一日中YouTubeを見続ける

 

仕事を辞めたのに、子どもとの時間を増やしたのに、私は前より苦しくなっていました。

その頃の私は、「子どもと一緒にいることが苦しい」という本音を誰にも言えませんでした。

母親なのにそんなことを思うなんて、最低だと思っていたからです。

 

一緒にいる時間を増やしても子どもが変わらない理由

後になってわかったことがあります。

子どもとの時間を増やしても変わらなかったのは、
「できないこと」に目が向き、親子で不安の悪循環に入ってしまっていたからでした。

私たち親子が変わらなかった理由は二つありました。

 

「できない」ことばかりに時間を使っていた

一緒にいる時間が長くなるほど、私の目に入るのは娘のできないことばかりでした。

  • 学校へ行けない
  • 家にいてもゲームやYouTubeばかり
  • 私が離れると不安になる

 

娘のできないことが増えるほど、
私にもできないことが増えていきました。

  • 仕事に復帰できない
  • 一人で買い物にも行けない
  • 家では勉強をつきっきりで見なければならない

 

娘に寄り添いたい気持ちはある。

だけど、思うように動けない毎日に、不満や焦りもどんどん積み重なっていきました。

「どうして娘にはできないんだろう。」
「どうしたら一人でできるようになるんだろう。」

娘のことを思って考えているつもりでした。

ところが、子どもは「できないこと」ばかりを指摘されると、自信をなくし、
「やっぱり一人ではできない」と感じるようになります。

その結果、ますますママから離れられなくなってしまうのです。

 

ゴールが見えず、不安ばかりが大きくなっていた

「いつになったらまた働けるようになるの?」
「この子はちゃんとした大人になれるの?」

先の見えない毎日は、私自身を不安でいっぱいにしていました。

 

「何とかしなきゃ。」
「早く一人でできるようにさせなきゃ!」

そう焦るほど、娘のできないことばかりが気になるようになります。

 

その結果、ただでさえひとりで動くことに不安を感じている娘に対し
責める時間が増えてしまい、笑顔で過ごせる時間はどんどん短くなっていました。

 

子どもを思って頑張るほど、親子で苦しくなる。

私たちは、そんな悪循環の中にいたのです。

 

 

だけど、一緒にいる時間が苦しかったのは、

私が母親失格だったわけではありません。

娘が悪かったわけでもありません。

 

ただ、我が子に合った関わり方を知らなかっただけでした。

必要なのは、もっと頑張ることではなく、頑張る方向を変えることだったのです。

 

 

私がガラリと変えたのは親子のコミュニケーションでした

実は、子どもとの時間を大切にするというのは、一緒にいる時間を増やすことではありません。

一緒に過ごせる時間の中で、子どもの自信を増やす時間に変えることです。

 

そのために大切なのが、
子どもの「できた!」を見つけて伝える肯定的なコミュニケーションなのです。

 

子どもとの日々の会話でどのようなコミュニケーションを取るかが大切なんだ

と気づいた私がしたことは「今できていることに目を向ける」ということでした。

 

「朝、自分で起きられたね。」
「ご飯、半分食べられたね。」
「着替えようとしているね。」

 

普段から当たり前にできているような
今までだったらできていることにさえ気づきもしないようなことです。


ですが、できていることをあえて言葉にして伝えていくことで
娘は少しずつ「私にもできることがある」と思えるようになっていきました。

 

すぐに変化があったわけではありません。
ですが、続けていくことで、娘はひとりでできることが増えてゆき、再び学校に通い始めるようになりました。

 

そして、私も仕事に復帰することができ、今までのキャリアを活かしてメリハリのある生活を送ることができるようになりました。

 

 

不思議なことに、変わったのは娘だけではありません。

私自身も、娘のできたことを探しているうちに、自分のできたことにも目を向けられるようになったのです。

いつしか、

「私は子育てに向いてないんだ」
「子どもをもつべきじゃなかった」

と思い詰めることはなくなりました。

 

何より変わったのは、子どもとの時間を楽しめるようになったことです。

今までは子どもの相手をしながらも、
ずっとひとりになりたいという想いが心の片隅にありました。

 

ですが、今は一緒にいる時間に子どもにどんな力を育ててあげられるだろうという視点で過ごすことができるようになり、子どもと過ごす時間がとても楽しく感じられるようになりました。

 

 

私はずっと、子育てを楽しそうに話すママを見るたびに、

「きっと育てやすい子なんだ。だから余裕があるんだ。」
「私とは違う。うちの子とは違う。」

そう思っていました。

 

だけど違いました。

子育てが楽しくなったのは、娘が完璧に変わったからではありません。

娘を見る私の見方が変わったからだったのです。

 

あの頃の私は、
「これ以上どう頑張ればいいの?」
と毎日苦しんでいました。

 

もし今、この記事を読んでいるあなたも同じ気持ちなら、
私が子育ての見方を変えるきっかけになった考え方を受け取ってみてください。

 

子どもを変える前に、ママの見方が少し変わるだけで、親子の毎日は変わり始めます。

 

あの頃の私が、出会いたかった一冊です。

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子どもとの時間について悩むママによくある質問(Q&A)

Q1. 仕事が忙しくて子どもと過ごせる時間が短くても大丈夫ですか?

A.大丈夫です。子どもの安心は、一緒にいる時間の長さだけで決まるものではありません。
大切なのは、一緒に過ごす時間をどのようなコミュニケーションにするかです。子どもの「できた!」を見つけて伝える肯定的なコミュニケーションを積み重ねることで、短い時間でも安心や自信を育てることができます。
仕事をしていることが問題なのではなく、その限られた時間をどう過ごすかが親子の安心につながります。

Q2. 子どもと一緒にいる時間が苦しいと思ってしまう私は母親失格ですか?

A.母親失格ではありません。
子どもが離れられなかったり、癇癪や行き渋りが続いたりすると、親は常に気を張った状態になります。その中で「子どもと一緒にいるのが苦しい」と感じることは、決して珍しいことではありません。
大切なのは自分を責めることではなく、「もっと頑張らなきゃ」ではなく、「我が子に合った関わり方ができているかな」という視点を持つことです。

Q3. 子どもとの時間を大切にするために、一番大切なことは何ですか?

A.一緒にいる時間を増やすことではなく、子どもの「できた!」を増やす時間に変えることです。
そのためには、子どもの「できた!」を見つけて伝える肯定的なコミュニケーションを積み重ねることが大切です。毎日の小さな「できた!」が積み重なることで、子どもの安心や自信が育ち、「やってみよう」という行動力へとつながっていきます。


<執筆者>

発達科学コミュニケーションアンバサダー

さいとうほのか






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