夏休みの宿題が減ったら、学力差が広がる?

日常のかかわり方

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夏休みの宿題が減ったら、
学力差が広がる?
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今年の夏休み、

「自由研究は、やりたい人だけ」
「作文や工作は、選択制」
「ドリルの量が少ない」など、

夏休みの宿題が
減っていると感じていませんか?

昨年行われた
全国の小学生保護者への調査では、

42%の保護者が、
「やってもやらなくてもよい
任意制の宿題がある」
と回答しています。

これを聞いて、

「宿題をやらせる家庭と、
やらせない家庭で、

ますます差が
広がるのでは?」

と不安に感じるママも
多いのではないでしょうか。

私が塾講師をしていた頃も、

「夏休みに
しっかり復習させたいので、

いつもよりたくさん
宿題を出してください」

と希望される保護者が
いらっしゃいました。

学校が出してくれないなら、
家で私が
やらせなければ。

夏休みの間に、
少しでも遅れを
取り戻さなければ。

そう焦ってしまいますよね。

かつての私も同じでしたから、
その気持ちはよく分かります。

けれども、
今の私はむしろ、

学校の授業が合わない
発達グレーゾーンの子にとって、

全員一律の内容と量の宿題に
追われる日は、

1日でも減らしてあげたいと
思っています。

なぜなら、
1学期、

先生の説明についていけない。

うまく書けない。

何度やっても覚えられない。

周りの子は終わっているのに、
自分だけ終わらない。

そんな経験を
繰り返してきた子に、

夏休みも、
同じ問題を、
同じ方法で、
同じ量だけやらせたら、

宿題は「復習」ではなく、
「またできなかった」
という経験の繰り返しに
なってしまうことがあるからです。

学校では我慢できていても、
家では、

泣き叫んで抵抗する。

プリントを
グシャグシャにする。

机に突っ伏したまま、
顔を上げられなくなる。

そんな状態になる子もいます。

そして、
その様子を見たママは、

「このまま勉強から
逃げ続ける子になったら
どうしよう」

「高学年になったら、
もっと困るのでは?」

と心配になり、

ますます、
「なんとしてでも、
私がやらせなければ」と、

子どもの宿題まで
自分の責任として
抱えてしまいます。

けれども、

泣いている子の横で
ママが答えを教え、

とにかく空欄を
埋めたとしても、

「自分で考えてみよう」

「分からなくても、
もう一度やってみよう」

という、

この先を
生きていくために必要な力は
育ちにくいのです。

大切なのは、
宿題が多いか少ないかではなく、

その子に合った内容と方法で
取り組めているかどうかです。

だから、
宿題が任意になることを、

「家庭にすべて
丸投げされた」
と捉えるのではなく、

「わが子に必要な学びを
選び直せる余白ができた」
と捉えてみてほしいのです。

 

そうすればこの夏休みを、

できなかった勉強を
無理に埋め合わせる時間から、

子どもに合う学び方を見つけ、

「自分にも
できるかもしれない」
という感覚を取り戻す時間に
変えることができます。

8月は、
今日始まったばかり。

2学期まで、
まだ1か月あります。

子どもの「学べる状態」を
育てる時間は十分にありますよ。

 

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