宿題を減らしたら、勉強しない子になると思っていました

小学校の勉強

宿題を減らしたら、
ますます勉強しない子になる。

私はずっと
そう思っていました。

だから、
長男が勉強を嫌がっても、

「今日の分は全部やりなさい!」
「あと少しだから頑張って」
「途中でやめるのはだめ!」

と、最後まで
やらせようとしていました。

成人してから
ADHDグレーゾーンだと
診断を受けた長男。

小学生の頃から
単純な計算問題などに
集中して取り組むのが
苦手でした。

私は、
苦手だからこそ、

今ここでやらせて、
嫌なことでも最後までやる力を
身につけさせるのが親の役目。

そう信じていたのです。

長男が不機嫌になっても、
親子の空気が悪くなっても、

その日の予定が終われば、

「今日もなんとか終わらせた」
と、私は少し安心していました。

宿題が終わった。
決めた量をやり切った。

その結果だけを見て、
これでよかったのだと
思っていたのです。

けれども翌日になると、
長男は勉強の話をしただけで
嫌な顔をする。

机に向かうまでに時間がかかる。

始めても、すぐに
ボーっとしたり、
投げ出したりする。

そのたびに私は、
「まただ・・」とため息をつき、

やっぱり、もっと厳しく
やらせなければ・・。
怖い顔で子どもを見ていました。

今振り返ると、
当時の私は、

勉強ができる子に育てるためには
「決められた勉強量をこなすこと」
が必要だと思っていました。

けれども、
苦しい気持ちのまま
決められた量を終えても、

子どもの中に残るのは、
「全部できた」という自信ではなく、

「やっと終わった」
「もう勉強から離れられる」
という解放感でしかありません。

目の前の勉強は終わっても、
次の日にもう一度
勉強へ向かう力は、
少しずつ失われていきました。

発コミュを学んだ今の私は、
当時の自分が
何を見落としていたのかは
よくわかります。

私は、
長男がどれだけ苦しい状態
なのか、

今どこで止まっているのか、

この子に必要なかかわりは
なにか、

よりも、

今日、決められた勉強を
終えたかどうかを
優先していました。

そんな私が今、
受講生さんたちに
お伝えしているのは、

できない量を
無理に続けさせることでは
ありません。

その日の子どもの状態に合わせて、
「これなら始められる」
「ここまでなら終われる」
というゴールをつくることです。

ある受講生さんも、
以前は

子どもが
泣いても、怒っても、
決めた量を最後まで
やらせていました。

するとどんどん
宿題を見ただけで拒否。

始める前から、
「無理」
「やりたくない」
となっていきました。

そこで、
まずは始められる量にする。

できたところまでで、
「今日はここまでできたね」
「自分で始められたね」
と終わる。

すると少しずつ、
宿題への抵抗が
小さくなっていきました。

そしてある日、
子ども自身が、

「今日はここまでにする」
と言えるようになったのです。

自分の状態を感じて、
自分で区切りを決められた
ということです。

そして翌日も、
またスムーズに宿題を
始めることができました。

できない量を
毎日続けさせるよりも、

「始められた」「終われた」
という、できる状態を
繰り返す方が、

子どもの次の行動につながります。

勉強量を調整する目的は、
子どもを勉強から
逃がすことではありません。

学べる状態を育てる
ということです。

ただし、

どこまで頑張らせるのか。
どこで終わらせるのか。
どんな声をかければいいのかは、

子どもが今、
勉強のどこで止まっているのか
によって変わります。

わが子の現在地を
見立てることができずに
苦しんだ私だからこそ、

発達科学コミュニケーションを
子育ての常識として、

子育て中のすべてのママに
手渡したいと思っています。

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