「うちの子、まだ時計がよめない。
算数の時計のテストは✖ばっかり。
もしかして発達障害?」
そんな不安を抱えているママも
多いのではないでしょうか?
その心配についてお話ししますね。
時計がよめない理由について
時計が読めないことに関して、
発達障害のせいだと
すぐに結びつけてしまうかもしれませんが、
実際には時計を読むことと、
時間感覚を持つことは少し違うんです。
確かに、
発達障害の子どもは、
視覚的な認識や空間的な理解に
課題を感じることがありますが、
「時計をよむ」のは、
必ずしもそれと直結するわけでは
ありません。
時計を読よめない理由には、
時間感覚の発達が
追いついていないことや、
興味を持てていないことが
関係している場合も多いのです。
実は、子どもが時計をよむ力を
身につけるためには、
「時間感覚を育むこと」が
先に必要なんです。
時間感覚と時計を読むことの違い
例えば、
算数の授業で時計の絵をみて
「〇時〇分」と
正しく答えることができたとしても、
「あと5分でお風呂!」
といったように、
時間を実際に意識して使うことが
できない子も多いんです。
これは、
時間の流れを理解する能力
(時間感覚)
が育っていないからです。
時間感覚は、日々の体験から育ちます。
時間を感じる経験がなければ
いくら教科書で
「1日は24時間」
「1時間は60分」
「午前と午後はそれぞれ12時間」
と教えられても、
まったくピンとこないのです。
「時計をよめない」と心配する気持ちは
とてもよくわかりますが、
まずは時間感覚を育てることが大切です。
時間感覚が育てば、
時計を読んだり、
時間を守ったりすることも、
自然にできるようになりますよ。