あるママから、
こんなご相談をいただきました。
不安緊張が強くて
引っ込み思案な小2女の子。
仲良しの友達は1人だけ。
自分の気持ちがを伝えるのも苦手で
本当はイヤでもニコニコしながら
なんでも「いいよ」と」
言ってしまうお子さん。
ある日、
自分の大事にしていたシールと
相手のそこまで
大事ではないシールを
交換してしまい
帰ってきてから大泣き。
「どうしたらよかったんでしょうか…」
とママは悩んでいました。
こういうとき、
ママの中でいろんな気持ちが
出てきますよね。
・なんで断れなかったの?
・ちゃんと考えて交換しなさい
・相手の子にも
問題あるんじゃない?

そして多くのママが迷います。
これは
注意するべき?
教えるべき?
相手に言うべき?
ですがここで一つ、
とても大事な視点があります。
発達障害や
グレーゾーンという言葉が広まり、
学校や療育などの支援は
整ってきました。
ですが実は、
多くのママが
一番悩んでいるのは
起きた問題に対して
家庭でどう
関わればいいのか
分からない
ここなんです。
学校や支援の場では
対応してもらえても、
今回のように
子どもだけの世界で
起きたことは対応してもらえせん。
このトラブルの方が
多いのに・・
その出来事を
家でどう受け止めて
どう声をかければいいのか
ここまでは
教えてもらえないことが
ほとんどです。
だからこそ、
今回のような
「シール交換トラブルどうする?」
という場面で
ママが迷ってしまうのは
とても自然なことなんです。
この出来事は
「シール交換の問題」
ではありません。
実はこれは
不安や緊張が強い子にとっての
「人との関係の練習」が
始まっているサインです。
このタイプの子は
・嫌われたくない
・空気を壊したくない
・断って関係が
悪くなるのが怖い
という思いが強くて
自分の気持ちよりも
相手を優先してしまいます。
だから
本当はイヤでも
「いいよ」と言ってしまう。
ここで
「断らないとダメでしょ」
「ちゃんと考えなさい」
と伝えても
この子の中では
「断る=怖いこと」
なので
できるようには
ならないんです。
ではどうするか?
ポイントは
「行動」を直すのではなく
「気持ち」を扱うことです。
まずは
「そのシール、大事だったんだね」
「本当は交換したく
なかっただったんだね」
と、
気持ちをそのまま
受け取ってあげること。
すると子どもの中で
「分かってもらえた」
という安心が生まれます。
この安心があって初めて
次に
「どうしたらよかったかな?」と
考える力につながっていきます。
逆に
気持ちが置き去りのまま
正しい行動だけ教えようとすると
また同じ場面で
同じことを繰り返して
しまいます。
つまり
この出来事で大事なのは
「いい交換だったかどうか」
ではなく
この子が
・自分の気持ちに気づけるか
・それを大事にできるか
ここなんです。
そして、ここでひとつ
とても大切なことを
お伝えさせてください。
こういうタイプのお子さんは
・相手を優先できる
やさしさがある
・空気を読める
・我慢ができる
一見すると
ニコニコ「いい子」に
見えることが多いです。
ですが実は
その我慢が積み重なっていくと
ある日突然
・癇癪として爆発する
・学校に行けなくなる
・人との関わり自体が怖くなる
という形で
出てくることもあります。
だからこそ
「まだ大丈夫そう
だから様子を見る」
ではなく
気持ちを我慢する
クセが強くなる前に
・気持ちに気づく
・気持ちを受け取ってもらう
この経験を積み重ねていくことが
とても大切になります。
この土台ができていくと
少しずつ
「本当はやめておく」
「今回は交換しない」
という選択ができるように
なっていきます。
人との関係で悩みやすい子ほど
とてもやさしくて
相手を大切にできる力を
持っています。
だからこそ
そのやさしさを
「我慢」ではなく
「選べる力」に
変えていくことが大切です。
このように
一見トラブルに見える出来事も
関わり方次第で
大きな成長の
きっかけになります。
もし
「こういう場面、
どう関わったらいいのか迷う…」
そんなときは
「行動ではなく気持ちを見る」
この視点を
思い出してみてくださいね。
次回は
「怒られると
ニヤニヤしてしまう子の謎」
に迫ります!


