はじめませんか?「ありがとう」の一言で、発達障害・グレーゾーンの子どものやる気をスイッチオン!

日本全国の子ども達に広がる「やる気」のでない現象。おうちでも困った経験がないですか?やる気がないのはもしかしたら自信を失ってしまっているからかも。そんな発達障害・グレーゾーンのお子さんのやる気アップにつながるお母さんの声かけをお伝えします!
 
 

1.発達障害のあるなしにかかわらず、やる気のでない日本の子ども達

 
 
小さい時は好奇心旺盛だったのに、学校が始まってから毎日ゴロゴロ。何かに誘ってもやる気がなく一体どうしたんだろう…と困った経験はありませんか?
 
 
実は、それは発達障害のお子さんに限らず日本全国のお子さんにもみられる現象のようです。
 
 
ここで内閣府の調査結果を見てみると、なんと、日本の若者のうち、自分自身に満足している者の割合は45.8%
 
 
諸外国と比べて最も低く、この一週間で 「つまらない、やる気が出ないと感じた」のは日本の若者のなんと76.9%もいたということでした!
 
 
画像 内閣府平成26年度 子ども・若者白書より
 
 
 
 
つまり、日本のほとんどの子ども達が「やる気」が出ない、つまらないと感じているということです!
 
 
お母さんの声かけが通りにく、次の行動になかなかうつれない発達障害・グレーゾーンの子どもならなおさらですね!
 
 
ではどうして子どもたちはやる気がおきないのでしょうか?
 
 

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2.私はできる!という自信、「自己効力感」をご存じですか?

 
 
やる気のあるなしは、もともとの性格?そうではないんです。子どもは本来好奇心があって、知りたい!やってみたい!という気持ちを持っています。
 
 
それなのに、一体なぜなのでしょう?
 
 
それは、失敗体験怒られ体験などを積み重ねてきたことによって、自信がなくなっているからです。
 
 
自信にはいくつか種類がありますが、やる気を出すためには自己効力感が必要です。
 
 
自己効力感とは、自分が行動を起こしたことで効果があると思える自信を意味します。
 
 
例えば、テスト勉強
 
 
自己効力感が高い子は「勉強すれば良い点数が取れる!」と思っているので、テスト勉強をします。
 
 
しかし、自己効力感の低い子は、「勉強したってどうせ…」と思って勉強することにチャレンジできないのです。
 
 
 
 
実は、脳の発達を促すには「行動量」が関わってきます。自信の有無で、脳の発達速度も変わってしまうんですね!
 
 
そして発達障害・グレーゾーンの子どもはイヤな記憶をため込みやすいという特徴がありますから、失敗したことが忘れられないことがあります。
 
 
そうすると失敗を恐れて行動することができなくなってしまうので、ますます脳は発達しなくなり、困りごとも解消しない…まさに負のスパイラルです。
 
 
ですから、やる気を引き出すためには子どもの自信を取り戻す必要があります!では、どうしたらいいのでしょうか?
 
 

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3.子どものやる気をスイッチオンするお母さんの声かけとは?

 
 
やる気がない子に自信を持たせ、行動させるママの声かけ…それは肯定すること!これに尽きます。
 
 
肯定とは「褒める」ということなんですが、褒めるといっても
 
 
すごーい!
えらーい!
 
 
とかそれだけではなくて、
 
 
「僕って、私って、肯定的に受け止められている!」とお子さんが思える声かけをしてあげるということです。
 
 
それではここで、自己効力感に直結するおススメの声かけを一つご紹介します。
 
 
それは、子どもに感謝を伝えること。
 
 
 
 
 
え!?感謝?そんなこともうやってるし!そう思われるかもしれません。
 
 
ですが、意外とお子さんにしてみれば言われている感じがしていなかったり、発達障害・グレーゾーンの子どもは日常的怒られていることが多いので、そもそも褒められる機会が少なかったりします。
 
 
なので、今日からどんな小さなことでも感謝を伝えるということを意識してみてくださいね!例えば、
 
 
産まれてきてくれてありがとう
 
 
こんなひとことでOKでなんですよ。
 
 
いかがでしたか?やる気がなくて行動に移せない子は、まずはお母さんの肯定的な声かけで自信を取り戻すことが最優先。お子さんのやる気をスイッチオンできるのはお母さん、あなたです!
 
 
ぜひ、お試しください。
 
 

お子さんの近くにいるママが二次障害を理解すれば悪化を防げる

 
 
執筆者:水本しおり
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
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