会話にならない⁉我が子の言葉の発達が遅いと感じたときに必要な「行動」と「体験」

言葉の発達がゆっくりなお子さんは自分の気持ちを表現できないことで悲しい思いをしているかもしれません。言葉の遅れが気になっているお母さんにお子さんと一緒にやってほしい「行動」と「体験」について紹介します。
 
 

1.会話にならない!それでも自分の気持ちを言えた次男のハナマル

 
 
我が子の言葉の発達が周りより遅れている気がして、心配になっているお母さんはいませんか?
 
 
こちらが言っていることはわかるみたいだけど、子どもから言葉がなかなか出て来ない…。
 
 
同年代の子たちがどんどん上手に話し始めると余計に焦ってしまいますよね。
 
 
我が家の次男はおっとりしていて言葉の成長がゆっくりなタイプだったので、幼稚園に入園したころは、言葉が伝わらなくて困ることもありました。
 
 
ある日のこと、先生に「〇〇くんってイカのアレルギーありましたっけ?」と聞かれました。もちろんアレルギーはありません。
 
 
先生がなんでそんなこと聞いてきたかというと、実はイカが嫌いな次男が食べたくなくて
「多分ぼく、イカアレルギーがあったと思うから食べへん方がいいと思う。」
と言ったとのことでした。
 
 
 
 
先生はなんとなくわかっていたけれど、念のために確認してくださったのでした。
 
 
「やっぱりそうなんですね!言い訳が可愛くて~。」と笑って教えてくださいましたが、このときの私はこんなこと思いついて言うようになったんだ!と成長を感じていました。
 
 
言葉が遅いと感じていた次男が自分の言葉で嫌なことを伝えられたことは、ハナマルの出来事でした。
 
 

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2.言葉が遅い?そんな発達ゆっくりさんへのNGな対応

 
 
次男のように言葉の発達がゆっくりだったり、語彙(言葉の数)が少ないお子さんは、自分の思いがうまく伝えられません。
 
 
その結果
癇癪をおこす、大声を出す
●「やめて」「ぼくの!」と言う前に手が先に出て、お友達を叩くなどの暴力が出る
●「嫌だ」「不安」「イライラ」などの感情を「バカ!」という短い暴言で表現する
ということが起こります。
 
 
自分の思いを伝えられないことで、お子さん自身もストレスが溜まっていることも少なくありません。
 
 
そうしているうちに本当は怒りっぽくないのに、怒りっぽい状態になってしまっていることがあります。
 
 
小さいお子さんには特に多いかもしれません。
 
 
言いたいことは頭の中にあるのにそれを表現する言葉が見つからないし、うまく伝えられない…。すると反射的に手が出てしまいます。
 
 
言葉の発達がゆっくりだったり、語彙(言葉の数)が少なくてお友達とトラブルに発展してしまう場合、いくらそのことについて叱ったところで解決しません。
 
 
本人も自分がどうして困っているのかを説明することができなくてどうにもできないでいるのです。
 
 
困っているのに伝えられない上に、お母さんに自分の気持ちをわかってもらえないと感じたお子さんは、さらに辛い思いをしてしまいます。
 
 
お友達を叩いてしまうのは、人を傷つける行為なのでもちろんいけないことだと伝えなくてはいけませんが、それ以上に苦手な言語の部分の脳の発達を促す関わりをしてあげることが大切です。
 
 
 
 
脳の発達?そんなことできるの?と思いますよね。それが、できるんです!
 
 

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3.子どもの言葉の力を引き出すのに必要な「行動」と「体験」

 
 
あまり言葉は出ないけど、お母さんの言っていることは聞けている、そんなお子さんには特に知っていただきたい脳の発達ポイントがあります!
 
 
それは「行動・体験」をすることです。
 
 
なぜそれがポイントなのかというと、「行動・体験」したことは言葉に出しやすいからなんです。
 
 
脳の中で言葉を考えて表現するアウトプットの機能は、運動を司る部分(運動野)の近くにあります。
 
 
だから「行動」することで運動野の発達に引っ張られて言葉の部分も一緒に発達します。
 
 
どんどん「行動・体験」すれば、それだけ語彙が増え、言葉にして出しやすくなるのです。
 
 
ここでいう運動野の「運動」というのは、体操教室とかサッカークラブに入るとかそういうことではありません。
 
 
一緒にお散歩したり、公園での外遊びなどで大丈夫です。
 
 
もっというと、自宅でママと一緒にお料理をしたり、折り紙お絵描きをするのも運動にあたります。
 
 
このようにお母さんと関わりながら行動・体験することが脳の発達にとっても大切なんです。
 
 
ぜひ色々な活動に誘って一緒に「行動」して、お子さんに色々な「体験」をさせてあげてくださいね!
 
 
 
 
 
 
執筆者:水本しおり
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
 
 
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