発達障害グレーキッズの暴言をやめさせる!脳科学的にオススメな『行動』と『体験』

発達障害グレーキッズが急に暴言を吐いたり、暴れたりすると困ってしまいますよね。実はそれはうまく言葉にできないことからくるイライラが原因かもしれません。そんなときはどんどん「行動」させて「体験」させることがオススメです!
 
 

1.話しかけただけなのに怒る⁈発達障害グレーキッズに多い暴言

 
 
小さなことで急に怒り出して暴言を吐いたり、暴れる発達障害グレーキッズに手を焼いているというお母さん、いらっしゃいませんか?
 
 
急に怒りだすのでビックリしたり、暴言を吐くので周りからの視線が気になってしまったり…お母さんが肩身の狭い思いをしているということも少なくありませんよね。
 
 
我が家の息子も、普段はどちらかというと穏やかなのに、怒りっぽくなり話しかけると暴言で返してくるという時期がありました。
 
 
そんな息子の様子に、なぜ暴言を言うのかわからずにつられて私もイライラしてしまったりもしていました。 
 
 
小さいころから言葉がゆっくりだったとか、語彙が少なかったという言葉が出にくいお子さんの場合、思いが伝えられないことで癇癪・先に手が出る・大声を出す・バカなどの短い暴言を使う、ということが起こります。
 
 
そのため、周りから怒りっぽい子だと思われたり、そのことが原因でトラブルに発展してしまうことも多いです。
 
 
 
 
小さいお子さんは特に思いを伝えられないことにストレスが溜まって、本来は穏やかな気質なのに怒りっぽくなってしまうこともあります。
 
 
息子も、自分の思っていることがうまく伝えられなくて怒ることで表現していたのでした。
 

 

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2.もともと怒っているわけじゃない!暴言の理由は自分の気持ちを伝えられないこと

 
 
言葉が出て来なくて暴言を吐いたりトラブルに発展してしまう発達障害グレーキッズは、今まで何度も注意されてきているはずなので、お子さん自身やってはいけないことはわかっているんです。
 
 
だけど、脳の言語分野などの発達に未熟なところがあることで、自分の思っていることを言葉に変換することができないことがあります。
 
 
あるいは、言葉にする以前に自分がどう感じているのかや、何でこうなっているのかを自分で理解できていない場合もあります。
 
 
 
 
つまり、いくらそのことについてその場で叱ったところで解決できないということです。
 
 
それなのに、「ダメでしょ!」と怒られてもどうにもできなかったり、お母さんにも解ってもらえないと感じて、さらに辛い思いをしてしまっているかもしれません…。
 
 
言葉が出にくくて怒りっぽくなっている発達障害グレーキッズには、暴言などの良くない行動をやめさせようとするより、苦手な言語分野の発達を加速させる関わりをしてあげてほしいと思います。
 
 

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3.発達障害グレーキッズの暴言をやめさせたいなら「行動」と「体験」をさせる

 
 
暴言を吐いてしまう発達障害グレーキッズの脳の発達を加速させるために、知っておいてほしい関わり方は『行動』と『体験』をさせることです。
 
行動したり体験して体で感じたことは、言葉にしやすいからです。
 
 
脳の中で言葉をアウトプットするところは運動を司る場所の近くにあります。
 
 
行動することで運動の部分の発達が進む引っ張られて言語の部分も発達するので、言葉がスッと出て来るようになります。
 
 
また、行動することによって得た体験は、本人がイメージを浮かべやすくなります。
 
 
体験したことでこう感じるんだとわかるので、どんどん行動して体験すれば、それだけ語彙が増えて言葉にすることができるようになるのです。
 
 
実際息子も、行動と体験を繰り返すうちに幼稚園の先生に好きな食べ物や苦手な食べ物のことを言葉で訴えたり、トラブルになる前に「それは嫌な気持ちになるんだ」と伝えられるようになりましたよ!
 
 
発達障害グレーキッズの暴言でお悩みのお母さんは、行動と経験させることを意識してお子さんと関わってみてくださいね。
 
 
 
 
 
 

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執筆者:水本しおり
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
 
 
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