家庭での対応が鍵!怒りっぽいADHDの子どもが劇的に素直になる肯定的な接し方

ADHDの子どもが怒りっぽいのは、実は繊細で傷つき体験をため込んでしまっているからなのです。そんな子どもを素直にするためには家庭での対応が大事になってきます。学校にも家庭での対応を伝えることで子どもを守っていきましょう。

 
 

1.ADHDの子どもが怒りっぽいのには理由がある

 
 
注意欠如・多動症( ADHD)タイプの子どもは実はすごく繊細なんだと私が知ったのはごく最近のことでした。
 
 
ADHDの子どもは繊細そうに見えないだけで、傷つきやすくて、自分の中にため込んでしまうことが多いのです。 
 
 
 
 
母親から、あるいは先生から自分に向けられた怒りによるストレスは、ため込まれていってしまい、その子自身を怒りっぽく変えてしまいます。
 
 
だから怒られ続けると、どんどんどんどん傷ついて、自分に自信をなくし、自分のことが嫌いになってしまうかもしれません。
 
 
すると、どんどんどんどん落ち着きがなくなり、今まで出来ていたこともできなくなります。 
 
 
人が嫌がる行動をとるようにもなります。
 
 
もともとあっけらかんとして見えますし考えがコロコロ変わるので、気持ちの切り替えが早いように見えたり忘れっぽく見えたりするのですが、そうではないのです。
 
 
ADHDタイプの子ども達は本来はとても繊細で純粋で素直な子ども達なのに、傷つき体験が増えていってしまうことで怒りっぽくなってしまうのです。
 
 

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2.切り替え名人?何を言っても響かない我が家の息子の場合

 
 
「ADHDの子どもって繊細だと思いますか?」と聞かれたとき、数年前の私だったら迷うことなくNO!と答えていたと思います。
 
 
なぜなら、怒られて泣いていたとしても、あっという間に違うことに興味が移ってしまうことがよくあったからです。
 
 
 
 
例えば、我が家では外から帰ってきたとき、ご飯の前、寝る前にはお片付けをしよう、と約束をしています。
 
 
それでも毎回のようにゲームは出しっぱなし、服は脱ぎっぱなし…。 
 
 
一度声をかけると片付け始めることもありますが、それはまれなことでたいていはそのままにして、次の行動に移ってしまいます。
 
 
毎日何度も同じように注意しているのに直らないと私も段々イライラしてきてしまい、怒ってしまうこともあります。
 
 
すると息子はシクシク泣き出すのですが、涙も乾かないうちに「ママ、今日のご飯何?」などと聞いてきていました。
 
 
また、怒られた直後でも置いてあるゲームが目に入ると、大好きなポケットモンスターのキャラクターについて楽しそうに解説してくることもあります。
 
 
これが毎回のことなので、息子は切り替え上手で前向きな子なんだと認識していました。
 
 
私の言葉が全く響いているようには見えず、落ち込んでいる様子もないため、息子のメンタルは最強なのかもしれない、と思っていました。
 
 
どうせすぐ忘れてしまうんだと思っていたので、あえて忘れないようにきつい言葉で怒ったりもしていました。
 
 
怒られた直後も明るく振る舞う様子を見て、本当は傷ついている息子の本心を知ろうともせず、全然響いていない!とイライラをつのらせていたのです。
 
 

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3.学校でも有効!怒りっぽい子どもが劇的に素直になる肯定的な接し方

 
 
学校で怒られることも、傷つき体験を増やすことにつながってしまいます。 
 
 
「ADHDの子どもの特徴をもっと早く知ることができていたら、息子は学校でトラブルを起こすことはなかったかもしれない…」
 
 
私の中にはずっとそんな後悔が残っています。
 
 
私は、親御さん達に「ADHDの子どもが怒られなくてもよくなるような関わり方」を知って欲しいと思っています。 
 
 
その関り方の一つに肯定的な声かけがあります。 
 
 
例としては、「いいね」「頑張ってるね」という褒める声かけや、「そうだよね」「私もそう思う」という同意の声かけです。
 
 
表情も笑顔だったり、うなずきや拍手・OKサインなどのジェスチャーをしてみたりと、目から入ってくる情報もあると更に効果的です。 
 
 
相手から受け入れられていると感じることで安心感を得ることができるので、パニックや怒りっぽさも軽減され、本来の素直な子に戻っていくと思います。
 
 
 
 
一か月後には、「そういえば全然怒ってない!」と劇的なお子さんの変化にビックリするかもしれません。
 
 
ADHDの子どもが怒りっぽい不安定な時期は特に安心できる声かけを増やしていく必要があります
 
 
まずはママが家での対応をしっかり行い、どのような肯定の言葉が響くのかを理解しましょう。
 
 
そして、家庭で行った「その子に合う対応」を学校に伝えることで、先生達の子ども達への接し方が変わっていくと思います。
 
 
それが結果的に子ども達を守ることにつながります!
 
 
まだまだADHDの正しい知識を持つ人が少ないのが現状です。
 
 
学校生活で傷つき体験を重ねる子ども達を私達の手で守っていきませんか?
 
 
 
 

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執筆者:水本しおり
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)

 
 
ADHDの子どもは怒られ続けることで、ストレスをため込んでしまい怒りっぽい子になってしまうかもしれません。こちらで紹介した肯定する接し方は、子どもを素直にする方法の一例でしかありません。もっと知りたい!という方は、是非個別相談にお申込みくださいね。
 
 
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