癇癪の原因を徹底解剖!ADHDタイプの子を落ち着かせて穏やかなママ時間をGETする方法~タイプ別4選~

もうすぐお子さんと過ごす時間が増える夏休み!お子さんのぐずり・癇癪にお悩みではありませんか?ADHDタイプの子のぐずりや癇癪の原因とタイプ別の対応を4つ紹介します♪今年の夏は穏やかな時間をGETしちゃいましょう!
 
 

1.ママも振り回されてイライラ…ADHDタイプの子のぐずり・癇癪の原因は感情コントロールの苦手

 
 

さあ、そろそろお子さんと過ごす時間が増える夏休みがやってきます!

 

楽しみな気持ち半分、子どものぐずり・癇癪に悩んでいるというママもいるかもしれませんね。

 

ぐずりや癇癪など、子どもの気持ちの不安定さから起きているのでは?と感じるものは、ママもどう対応すれば良いのかと悩みは深いと思います。

 

ぐずり・癇癪は、とにかく目立つし、こちらの神経を逆なでするのでついつられてイライラしてしまう!だから、「今すぐになんとかしたい!!」と思うのは当然です。

 

それなのに怒ってもなだめてもダメ。おさまるどころかますますエスカレートしちゃう。もう、どうしていいか分からない!!と振り回される夏休みを過ごしてきたママも多いのではないでしょうか。

 

 
 

実は、注意欠陥多動性障害(ADHD)グレーゾーンの子がぐずったり癇癪を起こすのは、脳の前の方にある「前頭葉」の発達がゆっくりなことで感情のコントロールが苦手だからなのです。

 

根本から落ち着かせたいと思ったら、前頭葉の「感情を司る部分の発達」が不可欠です!

 
 

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2.ぐずり・癇癪の対応は難しい!だからこそ今すぐやってほしいのは脳を育てること

 
 
今、この記事を読んでくださっている方は、子どもがぐずったり、癇癪を起こすことにお困りのママが多いと思います。
 
 
家では大目にみてあげられるけど、出先などでトラブルが起きればママは対応に追われます。
 
 
「ぐずっていて動けない」
「お友達とケンカばかり」
「ちょっと注意しただけで、暴言がとまらない」
「お友達のものを投げちゃった」
などなど、迷惑をかけたお友達やその親御さんに謝って回らなければならなかったり…。
 
 
その上、子どもの癇癪は止まらないなんてことになると、もうその場から居なくなりたくなりますよね。
 
 
お友達と会う約束をしていたのに… この時間は、本当は楽しく遊ぶ予定だったのに… せっかく楽しいことをしようと考えていたのに…
 
 
なんでうまくいかないんだろう?毎日穏やかに過ごしたい!
 
 
今、そんな風に悩んでいるママは、どうしてそんなささいな事で怒ったり泣いたりするのかわが子を理解できない、だけど何とかしてあげたい…そういう辛いお気持ちを抱えてこの記事にたどり着いてくださったかもしれません。
 
 
 
 
ぐずりや癇癪は一緒の時間を過ごすお母さんがいちばん消耗します。
 
 
だからこそ、原因の1つでもある子どもの「感情のコントロール」ができるようにするためには、なによりもまず「脳」を育てることが必要なんです!
 
 

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3.我が子に合うのはどれ?脳を育てて落ち着かせるコミュニケーション4パターン

 
 

ぐずり・癇癪には感情をコントロールするための「脳」を育てることが必要だというお話をしてきました。

 

ではそのためになにをすれば良いのでしょうか。それは、子どものタイプに合ったコミュニケーションです!

 

どんなコミュニケーションが必要なのか、4つのタイプに分けて徹底解剖しました!

 

ぐずりや癇癪になってしまう原因や特徴、さらにそのタイプに合った対応例をご紹介します。

 
 

◆タイプ1:語彙力が少ない、言葉にするのが苦手なタイプ

 
 

語彙力とは、言葉や単語をどれだけ知っているか、という意味です。

 

子どもが「すごくイライラしている」「とっても不安になっている」と感じたときに、語彙力が少なかったり、言葉にするのが苦手な子は、この気持ちをうまく言い換える言葉が見つからないことがあります。

 

 

すると、「バカ!」とか「ウザい!」などという簡単で言いやすい言葉で言ってしまうので、暴言と受け取られてしまいます。

 

さらに、どんどん出てくる感情や考えをどう表現していいのかわからず、頭の中がいっぱいになってぐすったり癇癪を起こしてしまうのです。

 

このタイプは、お母さんがまずその気持ちを受け止めてあげることが必要です。

「イライラしてるのね」「不安なのかな」とお子さんの言いたいことを代わりに代弁してあげてください!

 

そして、このタイプは自分が経験・体験したことなら言葉にしやすいという傾向があります。

普段から多くのことを経験・体験させる機会を作ってあげることも大切です。

 
 

◆タイプ2:衝動性が強いタイプ

 
 

ADHDの子には特に多いこのタイプ。

思ったら即行動してしまうので、先のことや周りのことを考えず感情のままに行動してしまいます。

 

課題である感情コントロールもとくに難しいタイプなので、カッとなったら手が出ていて、気がついたらお友達を叩いていた…なんてことも多いです。

 

このタイプは、お子さんが一旦怒りを忘れられるようなことを挟む練習をしてみてください。

 

例えば、カッとなったら

・頭の中で数を数える

・好きな歌をワンフレーズ歌う

・違う部屋に行って気持ちを落ち着かせる

・空や絵など好きなものを見る

など、本人と相談しながらどんな方法なら自分で気持ちを落ち着かせることができるのか探してみてください!

 

脳は考えたり、観察するとクールダウンする特性があるので、起きていることと違うことに気持ちを持って行くのがポイントです。

 
 
 
 

◆タイプ3:ワーキングメモリや、情報の処理能力に苦手があるタイプ

 
 

ワーキングメモリとは作業記憶・作動記憶のことです。

 

短い時間で情報を取り込んで、同時に処理する能力のことを指します。

例えば先生の話を聞きながら黒板を写す、頼まれたことを2つ同時にこなす、といったことです。

 

ワーキングメモリは、会話や読み書きや計算など、私たちの日常生活や学習の基礎を支えるとても大事な能力です。

 

ADHDグレーゾーンの子は、自分の感情ややるべきことの判断、考えることなどの処理能力が限界を超えやすいです。

 

コップの容量が少ないと水がすぐにあふれてしまうのと一緒で、超えてしまうとパニックになりぐずったり、癇癪を起こす原因になっています。

 

また、優先順位を考えることも苦手なので、その場に合わない行動や言動をしてしまい、周りの大人や友だちから指摘されてぐずり・癇癪につながっていることもあります。

 

このタイプは、お母さんが「あれやりなさい、これやりなさい」と、一気にあれこれと指示を出すことでパニックになってしまいますので、指示はひとつ終わったら次のひとつというように出す方が良いです。

 

また優先順位のアドバイスをしてあげると本人がやりやすくなります。

 

目で見ることが得意なお子さんの場合は、スケジュールを図にしたり、リスト化して貼り出してみるなど情報の整理を手伝ってあげるといいですね。

 
 

◆タイプ4:こだわりが強いタイプ

 
 

強いこだわりがあり、それを曲げることができなくて通すためにぐずったリ・癇癪を起こしてしまうのがこのタイプです。

 

そのこだわりの強さから、自分でやりたいと思ったことや自分の決めた予定を変えられることが苦手なのです。

 

そのため、日常生活では切り替えが難しいことが多いです。

 

このタイプは事前に自分の中で段取りができるように予告することが効果的です。

 

例えば1日のスケジュールをストーリー仕立てにして話しておくと、子どもの中で見通しが立つので、スムーズに行動することができます。

 

ポイントは、予定が変更になるかもしれない、ということも一緒に伝えておくことです。

 

雨が降るかも、バスが時間通りにこないかも、買いたいおもちゃがないかも…といった細かいことも事前に伝えておくことで心の準備ができるので、ぐずりや癇癪を減らすことにつながります。

 
 
 

いかがだったでしょうか?

 

ぐずりや癇癪の原因を知ることで子どもの感情にママが巻き込まれずに済みます。

 

子どものタイプに合った対応を知った上で、「良いコミュニケーション」をとることができるようになると、脳の発達が促されて自然とぐずり・癇癪は減って行きますよ!

 

ぜひ、今年の夏休みは子どものぐずりや癇癪から卒業して、穏やかに過ごす楽しい時間をGETしてくださいね!

 
 

お子さんの近くにいるママが二次障害を理解すれば悪化を防げる

 
 
 
 
執筆者:水本しおり
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
 
 
その子に合う対応はそれぞれ違うので、紹介した方法では合わないこともあります!状態を見て、今なにが必要なのか判断する力が必要です。個別相談ではお子さまのタイプ診断も行っています。まずは我が子のことを知ることから始めませんか?
 
 
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