ADHDタイプがわがままに見えるのは理解力の低さが原因!憧れの人のマネで雰囲気がいい子に変身!

ADHDタイプの子がわがままに見える時はありませんか?ちょっとした事が我慢できないのは脳の理解力のエリアに苦手があることが考えられます。憧れの人をマネする、という方法で理解がスッと進む事がありますのでぜひ参考にしてみてくださいね!
 
 

1.どうしてわがままに振舞うの?ちょっとしたことで怒る息子がストレスだった過去

 
 
思い通りにならないとちょっとしたことですぐに怒る我が子を見て、「うちの子なんでこんなにわがままなんだろう…」と悩むことはありませんか?
 
 
・絵や工作が思った通りにうまくいかなかった
・対戦型のスポーツや遊びで負けた
・自分が遊びたいことと違うことを提案された
 
 
といったことが起こった時に
 
 
・暴言を吐いたり、地団駄を踏んだり、相手を挑発するような行動をとる
・勝負では自分が勝った時は大喜びするのに、負けた時はその倍どころではないくらいに怒る
・時には大声を出して床やテーブルを叩くなどモノに当たる
 
 
など、私たちが思ってもみなかったびっくりするような行動をとる時があります。
 
 
 
 
このような振舞いを見ていると、お友達に嫌われるんじゃないかと心配になったり、そんな態度を見ているこちらの方が腹が立ってきて怒ってしまうこともあるのではないかと思います。
 
 
我が家の息子もそんな振舞いがしょっちゅうあったので
 
 
「勝負なんだから勝ったり負けたりするのは当たり前だよ!」
「そんなに怒ったら嫌われるよ!」
「そんなふうにわがままにしてると誰も遊んでくれなくなるよ!」
 
 
と強い口調で否定的な言葉をかけてしまうことがよくありました。
 
 
ただ私自身も「怒って伝えるだけでは息子の心には響かない」ということがわかっているので、その都度そういう振舞いではいけないことや、周りの人の気持ちを考えた行動をしようね、という約束もしていました。
 
 
しかし、その瞬間は反省しても、すぐに忘れて何度も同じことを繰り返すので、私はそのことにものすごくストレスを感じていました。
 
 

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2.何度注意してもわからない⁉原因はADHDタイプ特有の理解力の苦手

 
 
ではなぜ何度注意してもわがままに見える振舞いをしてしまうのでしょうか?
 
 
脳の働きは機能ごとに「見る・聞く・記憶・理解・運動・伝達・感情・思考」と大きく8つのエリアに分けることができ、これらのエリアに人それぞれの得意・不得意が現れます。
 
 
誰しも得意・不得意はありますが、注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプの子どもは極端にその差があるタイプの子どもがいるのです。
 
 
特に発達がゆっくりで苦手な場所が脳の「理解」のエリアにあると、頑固でわがままという印象を与えてしまいます。
 
 
「理解する」というエリアは目や耳から入ってきた情報が何なのかを考え、どう行動するか?ということを考える場所です。
 
 
 
 
頑固な性格は「理解の幅が狭い」ということなので、思い通りに行かなかった時に相手のことを考える余裕がなくなり、自分のことを中心に考えてしまいがちです。
 
 
それにより、ちょっとしたことが許せなかったり、想定外のことを受け入れることができず怒ってしまったりするので、自分本位でわがままな行動にみられてしまうのです。
 
 
だけど大丈夫です!
 
 
そんな風に他の人のことを理解することが苦手で、わがままに見えるお子さんに有効な理解力を高める方法がありますので、次の章で紹介しますね。
 
 

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3.マネするだけで驚くほど変わる!ワガママが消えて雰囲気がいい子に変身する方法

 
 
ではワガママに見えるお子さんにはどんな方法が効果的かというと、尊敬する人や、憧れの人を思い浮かべて「あの人みたいになりたい!」とマネをしてもらうことです。
 
 
「こういう風になりたい」と想像することで理解することへのハードルが下がり、今まで自分では感じなかった考え方が自分の中にスッと入ってきやすいからです。
 
 
普段お母さんが、叱ったり説明したりしてもお子さんが聞く耳を持たなかったり、理解してもらえない時ってないですか?
 
 
私たちもいつも何かを言ってくる人の言葉は響かないけど、尊敬する人に言われたら言葉がスッと入ってきた、という経験はありますよね。
 
 
それと同じで、子どもも好きな人や憧れている人が言ったりやったりしていることの方が受け入れやすいのです。
 
 
我が家の息子はYoutuberのヒカキンさんが好きだったので、ヒカキンさんの真似をしたい!と思ってもらえるといいなと思いました。
 
 
ヒカキンさんってよく見ていると何度失敗しても、思い通りにならなくても決して怒らず、暴言もほぼ吐きません。
 
 
それどころか負けたり、失敗したことを笑いに変えて乗り越えるのです!
 
 
UFOキャッチャーが50回連続で取れなくても、ゲームで何回も同じところで失敗しても
 
 
・悔しがるけど怒らない
・笑って自虐
・変顔で乗り切る
 
 
など、思い通りにならなかった時の感情の表現パターンをいくつも持っています。
 
 
そしてそれを見ている私たちも笑ってしまうので、そういう所を真似して欲しいなと思いました。
 
 
ですから息子には
 
 
「ねえねえ、ヒカキンって失敗したり負けても怒らないよね!」
「どんな時も楽しそうにしてて、なんか感じがいいよね!」
 
 
と言いながら一緒にYouTubeを見て「思い通りにならなかった時はこうしたらいいよ」というのをヒカキンさんを通して理解して、感情表現の仕方を覚えてもらいました。
 
 
すると息子は『変顔で乗り越える』が一番ハマったようで、ゲームで思い通りに行かないと変顔で乗り切るようになり、周りを不愉快な雰囲気で巻き込まなくなっていきました。
 
 
 
 
見てるこちらも笑ってしまうので、そこには怒りじゃなくて笑いが生まれます。
 
 
そうして思い通りにならない時に「怒らないで乗り越える」ということを理解し、雰囲気が悪くなることがグンと減っていきました。
 
 
「怒っちゃダメだよ!」「こういう時はこうしようね」と何度言葉で言っても伝わらなかったのに、憧れの人を真似するという方法で理解が進み感情表現のパターンが良い方向へ変わっていきました。
 
 
うちの子もちょっとした事で怒ってわがままに見える!という困りごとがあればぜひこちらの方法を試してみてくださいね!
 
 
 
 

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執筆者:村川聡美
(発達科学コミュニケーション STELLA*Schoolアンバサダー)

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