ママの言葉には子どもを変えるチカラがあります。ママの声掛けで、才能を発掘することも磨き上げることも可能です。どのような声掛けをしたらよいのか、この記事を読んでぜひ参考にしてみてくださいね。
1.子どもの自己肯定感を高めるのに一番大きな影響を与えるママの言葉
育児中、子どもにどんな言葉をかければいいの?と悩むことがあるママは多いと思います。
我が子に対してこうであってほしいという思いがあり、周りの人達に良い印象を与えたいと思うからこそ、ついつい注意をしたり先回りして指示をしてしまうこともあるのではないでしょうか?
その言葉、発する前にちょっと待ってください!
「まだできていないの?」とか「なんでそんなことするの?」など非難するような言葉をかけ続けたり、毎回動き出す前に指示を出すことは、知らず知らずのうちに子どもの自己肯定感を低くしてしまっているかもしれません…!
小学校の高学年頃になると客観的に自分を見られるようになり、周りの人達と比べることで自己評価をするようになります。
つまり小学校低学年まではどのように自分を評価しているかというと、ママや周囲の人達からの評価によるものなのです。
ママや家族に愛されているかどうか、周囲の大人にどんな言葉をかけられているかで子どもの自己肯定感は上がったり下がったりします。
そして、だれよりもそばにいる時間が長いママの言葉は、影響力が最も強いと言えるかもしれません。
要するに、ママは子どもの自己肯定感を高めることができるということです。
2.実は言霊のせいだった⁉躾の育児によって増えるママの悩みの種
ここからは、子どもの自己肯定感を高めることと大きな関係がある「ママの言葉のチカラ」について考えてみましょう。
昔から言霊という言葉がありますが、どういうものかご存じですか?
言霊とは、言葉に宿ると信じられている力のことです。
簡単にいうと、言葉を口にするとその言葉通りになるという力です。
これについて、私はまんざら嘘でもないと思っています。むしろ育児においては本当にあるんだ!と実感しています。
厳密に言うと言葉自体に力があるというより、お子さんにとっては「ママが口にする言葉に力がある」というべきかもしれません。
育児中のママは子どものできないことが目に付いてしまい、悩みを抱えると子どもを良くしたいと思い、躾をしようとします。
簡単な計算問題を解けないと、「どうしてそんな簡単な問題も解けないの?」と叱ったり、子どもが嘘をつくと、「嘘をついたらいけないよ」と注意したりするかもしれません。
すると子どもは、「簡単な問題も解けないなんて頭が悪いんだ」とか、「自分は嘘つきなんだ」とインプットしてしまいます。
そして、自信をなくして勉強をすることを嫌がったり、余計に嘘をつくことを繰り返すようになったりしてしまい、注意をすればするほど子どもはママの悩みの種になってしまいます。
それだけママの言霊には子どもに影響を与える力があると言えるでしょう。
3.赤ペンだらけの我が子の作文から垣間見えた意外な才能
ある朝、何気なく机の上に息子の作文が置いてありました。
パッと見は、赤ペンでチェックは付いているし、 漢字もあまり使えてない…。
普通だったら、ここでガッカリしてしまうと思います。
誤字脱字が多いことや文法が間違っていることを注意し、次こそはうまく書けるように指導しようとするかもしれません。
しかし、息子の作文の内容を読んでみると文章の出だしからありきたりな文ではなく、なかなか面白い切り出し方でした。
きっと、いわゆる作文の正しい書き方と言われている 「僕は」「私は」の出だしをちゃんと知らないことによる賜物なのでしょう。
その後も息子の感性や人への気持ちが感じられ、すごく感動的で朝からひと泣きしました。
我が家の息子は読み書きはもちろん、漢字も苦手です。
漢字は練習すれば書けるようになるかもしれないけれど、こんな感性豊かな作文を書けるのは誰でもできることじゃない!
うちの子天才じゃない⁉ と親バカになって、普段の育児の悩みも吹き飛んでしまいました。
そして、ここからがママの言葉のチカラの本領発揮です。
4.ママの言葉のチカラで子どもは天才になる!声かけによる子どもの変化
なにか素敵なことがあった時に、「あなた天才‼」って声をかけてあげてください!
我が家では息子の作文から意外な才能の芽を発見しましたが、どんなささいなことでも良いんです。
そうすると、お子さんは褒められたことに対して、「自分は得意なんだ」と思い自信がつく。
自信がつくとどんどんやろうという意欲が湧き、自分から練習を始める。
練習をすることで、もともと持っている才能が磨かれる。
こんな具合に良い方向に働いてくれると思います。
ママの一言、それだけでお子さんは天才に近づきます‼
そこにママの言葉のチカラがあります!
良いところがなかなか見つけられないというママは願望多めでもかまわないと思います。
ママの言葉がお子さんの隠された能力を引き出すかもしれません。
育児に悩みを抱えるママへ。
お子さんにこうなってほしい、ここが良いところ!ということをぜひ、言葉にして伝えてあげてくださいね。
お子さんがその悩みを吹き飛ばすような天才に変身するかもしれませんよ!
執筆者:水本しおり
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
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