1.特集の背景
夏休みも終盤に入りADHDタイプのママの悩みとして「宿題がまだ終わっていない」「最終日までに間に合うか心配」という声が多く聞かれます。
なぜこのような声が多いかというと、ADHDタイプの子どもの特性のひとつに『先延ばしグセ』があり、やるべき事を計画的にできず後回しにしてしまう傾向があるからです。
2.ADHDタイプが宿題を後回しにしてしまう理由
ADHDタイプの子どもがやるべき事を後回しにしてしまう理由の一つとして『実行機能の苦手』が原因となっていることがあります。
『実行機能』とは目標のための計画を立て、目標を達成するために自分の行動や思考、気持ちを調整する脳機能のことをいいます。
ここに苦手があることで
・計画を立てられない
・計画を立てられても計画通りにできない
ということになるのです。
また『好きなことや興味のあることには集中して取り組めるけれど、苦手なことにはなかなか取り組めない』という特性も持ち合わせているため、宿題が本人にとって苦手なものと認識されている場合は特に取り組むことが難しくなってきます。
3.特性を強みとして活かす
しかし、ADHDタイプには『過集中』という特性もあり、本人が「やる」と決めて取り組んだ時の集中力は並外れた力として発揮することができます。
ですから先延ばしにしている課題でも『過集中』の状態で取り組めれば、残り時間が少なくてもクリアできる可能性が大いにあるということです。
そのためには本人がやる気になること。やる気にさせるためにはママの声かけでのサポートが重要となってきます。
そこでこの度、宿題が先延ばしになっているADHDタイプのお子さんや、心配しているママに向けて『残り1週間で夏休みの宿題をスッキリ終わらせるママの声のかけ方特集』を組みました。
残り少ない時間で宿題を終わらせ、2学期を晴れやかな気持ちで迎えたいADHDタイプのお子さんとママのお役に立てれば幸いです。
4.特集記事一覧
【特集内容】
残り1週間で夏休みの宿題をスッキリ終わらせるママの声のかけ方
残り1週間で夏休みの宿題をスッキリ終わらせるママの声のかけ方