なかなか片付けない子どもが一瞬でしまえちゃうワンアクション収納のススメ

片付けない子どもに毎日イライラしているママもいらっしゃるのではないでしょうか。もしかすると、収納方法がお子さんに合っていないだけかもしれません。私が実際にやってみたサッと片付けられるようになる超簡単な収納方法をご紹介します!
 
 

1.「なんでいつもママがやらなきゃいけないの!」片付けない子どもにイライラが止まらない毎日

 
 
何回言っても「あとでやる」「え〜」と言って片付けない子どもに困っていませんか?
 
 
ママが片付けたそばから子どもがモノを出し、そのままの状態で放置される…。
 
 
片付け始めたと思ったらいつの間にかYouTubeに集中していて全然進んでいない。
 
 
片付けない子どもに代わってせっせと片付けを頑張っているママもいらっしゃるのではないでしょうか。
 
 
私もその一人で「何でいつもママが片付けないといけないの!」「ママだって忙しいのよ!」とよく子どもに言っていました。
 
 
 
 
発達障害の息子は学校の準備をした後、その日使わない教科書や持ち帰ったプリント類をよく床やテーブルに置きっぱなしにします。
 
 
それを見つけては「教科書とかプリント片付けて」と声をかけて、しぶしぶ始めたと思いきや「何でそこに置くの!?」と思ってしまう場所に片付けることがありました。
 
 
片付けるというより、ただ隅に置いただけ…。
 
 
片付けていると思ったらいつの間にか違うことをしている、ということもよくありました。
 
 
そこで私はどうしたらサッと片付けてくれるだろうか?と考え、子どもの様子を観察してみたところ2つのことに気がつきました。
 
 
一つ目は棚やケースにキチキチに詰めていて、片方の手でグッと抑えないとしまえないこと、二つ目は片付ける場所がふわっとしていてしっかり決まっていないということです。
 
 
どちらも息子にとっては片付けを終わらせるまでにハードルがあるので、もともと苦手な息子が「片付けよう!」という気持ちにならないのは当然のことだったのです。
 
 
どうして発達障害の子どもは片付けが苦手なのでしょうか?
 
 

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2.やり方が合っていなかった!発達障害の子どもが片付けが苦手な理由

 
 
発達障害の子どもが片付けが苦手なのは、脳の前側にある前頭葉という部分の発達が未熟であることが関係しています。
 
 
この前頭葉には記憶したり行動や感情をコントロールする機能が備わっているので、この部分が発達していないと物事を最後までやりとげていく、ということがスムーズにいかなくなります。
 
 
 
 
片付けの場合にはどんな影響があるのか説明していきますね。
 
 

◆①片付ける場所を忘れてしまう

 
 
片付ける時には教科書はこの棚にしまう、プリントはここに入れる、というように片づける場所を覚えておく必要があります。
 
 
「片付ける場所はどこだっけ?」と忘れてしまったら、どうやって片付ければいいかわからなくなります。
 
 
一つは片付けたけどもう一つは忘れてしまったまま残っている、ということも起こってきます。
 
 

◆②やりたいことを優先してそうでないものを後回しにする

 
 
片付けをしなければいけないのはわかっているけど自分の気持ちを抑えられず、今やりたい!と思うことを優先させてしまうことがあります。
 
 
今からゲームがしたい!という気持ちを抑えて「まず、片付けてからだよね。先にやってしまった方が後でゲームゆっくり楽しめるもんね!」という思考になりにくいということです。
 
 
その結果片付けが後回しになってしまいます。
 
 

◆③片付けている最中に別なことをしてしまう

 
 
片付けを進めている最中にたとえば漫画を見つけた時、「片付けているから今は見ない」と切り替えられず漫画を読んでしまったります。
 
 
そしてついつい読むことに集中してしまい、片付けることを忘れてしまう…。
 
 
ここで「あ、片付けしていたんだった!」と本来の目的を思い出して再開できればいいのですが、記憶することが苦手な場合は思い出せずに時間ばかりが過ぎてしまう…ということに陥りがちです。
 
 
これらのことから片付けない子どもには、記憶しやすいわかりやすい収納場所と「これならすぐ終わるね」と思えるワンアクションで片付けができる収納方法が必要ということです。
 
 
実際に私が片付けない子どもにやってみた方法をご紹介しますね。
 
 

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3.片付けない子どもには簡単過ぎるくらいがちょうどいい!楽ちんワンアクション収納のススメ

 
 
片付けない子どもにおすすめなのがワンアクション収納です。
 
 
ここで説明しているワンアクション収納とは、1つの行動だけで収納できる!子どもが持ったら入れるだけだから面倒くさがらない!という収納方法のことです。
 
 
まず3段のカラーボックスの各段に何を入れるかを決め1段目が教科書、2段目が問題集、3段目が辞書や参考書(辞書サイズ)としました。
 
 
一つの段に一つのジャンルを置くようにしたのは、出し入れしやすいように棚に隙間が空くようにしたかったからです。
 
 
入れる向きは横向きにしました。
 
 
どうして縦向きでなく横向きにしたかというと、横向きにすることでただ重ねて入れるだけのワンアクション収納が叶うからです。
 
 
縦向きであればモノを持って、縦にしてから片方の手で抑えて入れる、ということをしなければいけません。
 
 
横の場合、出す時大変じゃない?と思われるかもしれないのですが、隙間を作っているので意外と取り出すのに苦労しませんでした。
 
 
 
 
このワンアクション収納に変えてから、息子に声をかけるだけでサッと片付けてくれることが増えました。
 
 
また、片付けができたときに、自分の行動がほめられるともっとやろう!という気持ちが出てきて、だんだんとその行動が定着していきます。
 
 
片付けを始めたらすかさずほめることもしていった結果、自分から進んでやる姿も見られるようになりました!
 
 
私自身も「ここに片付けてね」と子どもに伝えやすくなり、片付ける場所が違うということでイライラすることがなくなって快適に過ごせるようになってきています。
 
 
片付けない子どもに困っているママは、ぜひワンアクション収納を試してみてくださいね!
 
 
 
 

お子さんの近くにいるママが二次障害を理解すれば悪化を防げる

 
 
執筆者:高田紗也子
(発達科学コミュニケーション STELLA*Schoolアンバサダー)
 
 
子どもがなぜ片付けが苦手なのか?を理解した上でどうしたら片付けられるようになるか考えることが大切です。前提として、ママと子どもの関係が良好なことがうまくいくコツです。どうやったら良好な関係が作れるのか知りたい方はぜひメルマガ登録してみてくださいね!
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