朝が苦手な子がスッと起きられるようになるママのワクワクご褒美作戦

お子さんが朝が苦手でちっとも自分から動いてくれないというときは、発達障害の特性の一つが原因かも…。そんなお子さんにワクワクする気持ちを作ってあげるだけで「おはよう!」と起きてくれるようになったママの作戦を紹介します。
 
 

1.朝の目覚めが悪い!自分で動いてくれない息子へのイライラ

 
 
注意欠如・多動症(ADHD)の息子は夜の寝つきは良いのに、朝はいつまでたっても起きられない、起きても動きが遅い「覚醒」が低いタイプでした。
 
 
保育園児の時はTVをつけてそこまで連れていき無理やり起こす、ということをしていました。
 
 
テレビの力でなんとか起きていたので、朝ごはんの時間だからとテレビを消すと泣いて大暴れ
 
 
そうかといって、テレビをつけたままではそっちに気を取られてご飯を食べてくれないので、毎朝どうしたらいいか分かりませんでした。
 
 
 
 
そんな息子が小学生にあがってからは、ますます起きられなくなりました。
 
 
自分で学校へ行かなくてはならないことが嫌な気持ちを大きくさせていたことと、見ていたテレビ番組が興味に合わなくなってきてしまったからです。
 
 
それなら、と動画に変えると今度は見るのをやめられなくて怒るようになってしまいました。
 
 
朝起きるのが苦手な子には良いと言われるお仕度ボードを使っても、息子が「起きたい」という気持ちを作ることはできず、時間に追われる焦りからイライラが止まりませんでした。
 
 

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2.朝ぼーっとするには理由がある!ADHDタイプに多い睡眠障害

 
 
発達に凸凹が見られるお子さんの中には、脳の働きや仕組みが関係してぐっすり眠れていない場合があると言われています。
 
 
ある研究によるとADHDのお子さんは、約55%が寝つきが悪い、途中で起きてしまうなどの睡眠障害に悩まされているというのです。
 
 
ぐっすり眠れないと、
・朝起きられない
・起きてもぼーっとしてる(覚醒が低い)
・ストレスが溜まりやすくなる
・すぐ怒る
・落ち着きが無い
 
 
などの状態が見られ、日常生活も気持ち良く過ごすことができません。
 
 
そこで、子どもをしっかり眠らせるために夜早く寝かせたいから、朝は早く起こそう!と頑張ってしまいます。
 
 
ただその頑張りとは逆に、無理矢理だからこそこちらの思うように自分で動いてくれない…。
 
 
 
 
どうにか私が助けなくても自分で動けるくらい目を覚ましてくれて、その後の行動もすんなりできる方法はないのかなと研究した結果、子どもがワクワクする気持ち作りのためにご褒美の約束をすることが一番効果がある!ということがわかりました。
 
 

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3.ハードルが上がる前の低学年のうちに変えたい朝の生活習慣

 
 
朝の習慣を変えるなら、低学年くらいまでがチャンスです。
 
 
なぜなら、ご褒美が「朝ごはんにイチゴを足してあげる♪」とか「好きなシールを一枚あげるよ☆」などちょっとしたものでも喜んでくれるからです。
 
 
 
 
低学年を超えたらできないということではありませんが、成長が進むにつれて考え方や物の価値観も変わってしまうので、新しいルールを素直に受け入れるのも難しくなってしまいます。
 
 
例えば、これまで朝にTVをつけていたとしますね。
 
 
大きくなってしまうと、それを止めて代わりに起きれたご褒美をあげると言ったとしても「なんで、これまでTVつけてたのに消すんだよ!?」となりかねません。
 
 
幼いうちなら、理屈で分かってもらえなくても行動を切り替えさせることは可能ですが、成長が進むとそうはいきません。
 
 
本人の納得がいくルールを話合う必要が出てきますし、そもそもなぜ朝起きなければならないのかという自分の健康に意識を向けさせるところからのスタートになるので、ちょっとハードルが上がってしまいます。
 
 

4.自分で決めるから変わる!忙しいママでも簡単にできるご褒美作戦!

 
 

朝のワクワクする気持ちづくりには、子どもが喜ぶもので、ママもイライラしないご褒美を設定することが効果的です!

 
 
そのために大事なポイントは、お子さんとどんなご褒美にするかを相談することです!
 
 
子どもが一番喜ぶご褒美を用意するのは簡単ですが、それでママがイライラしたり余計に時間がかかってしまうものだと意味がありません。
 
 
私は息子(当時小学2年生)との相談の結果、「朝7時までならゲームしてて良いよ!」というご褒美を用意することにしました。
 
 
さらに、条件を付けて「服を着て椅子に座ってやること」としました。 この条件を付けたのは、服を着替えることや移動することで、身体を動かして覚醒を早めるためです。
 
 
息子にとってゲームをすることは「楽しい」ことなので、それを期待することでワクワクした気持ちで目を覚ますことができるようになりました。
 
 
それだけでなく、「ママが起こす時間だとゲームがいっぱいできないから。」と言って自分で目覚ましをかけるようになったのです。
 
 
 
 
起きたらすぐゲームができるように時間を節約することを考えて、着替えを枕元に置いて寝るようにもなりました!
 
 
私がやったことは「朝7時までゲームしていいよ」という約束だけですが、子どもはゲーム時間を確保するために自分で考えて動けるようになりました。
 
 
お子さんが朝起きられない、と悩んでらっしゃるなら朝にお子さんのワクワクするご褒美を用意してみてはいかがでしょうか?
 
 
 
 

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執筆者:きりぶちえみ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

 
 

ADHDキッズは朝時間にお悩みがあることも多いです。朝サッと起きられないとその後もだらだらしたり、登校しぶりに繋がることも多いのでお子さんにとっての良い方法を見つけてあげることが大事です!ADHDキッズの時間ごとの対応をもっと知りたいと思ったらまずはメール講座から始めませんか?

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