すぐに手が出る衝動性の強いADHDキッズの癇癪がググッと減るママの共感対応テクニック

思い通りにならずに癇癪を起こしてしまう子どもの対応には、共感というテクニックが効果的です。共感して子どもの気持ちを言ってあげることで、癇癪ではなく自分の気持ちを言葉で表現できる子どもにミラクルチェンジできます。
 
 

1.思い通りにならずにギャーッと癇癪を起こす子に怒鳴っていたママ

 
 
子どもが些細なことで腹をたて、思い通りにならずに癇癪を起こす、怒ると手が出るといった行動に困っていませんか?
 
 
注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプの息子は、思い通りにならないことがあるとすぐに癇癪を起こし手が出てしまうことがありました。
 
 
癇癪を起こすと手がつけられないほど荒れてしまい、いつまでも泣き続ける、気持ちが落ち着くまで大声で叫ぶ、といった行動が続きました。
 
 
 
 
そんな毎日の癇癪に、対応する私も疲労困憊…。
 
 
イライラしてしまいどう対応したら良いか分からず、大声を出して叱ってどうにかしようとしたこともありました。
 
 
この対応を何度も繰り返した結果、息子はどんどん怒りっぽくなって癇癪を起こす頻度が増えていったのです。
 
 

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2.すぐに手が出るADHDキッズがカッとなりやすい理由

 
 
ADHDタイプの子どもがすぐに怒ってしまうのは、衝動性という特性が関係しています。
 
 
衝動性の特徴は考えるより先に行動してしまう、許可を得ずに他人の物を使う、カッとなりやすい、待つのが苦手などがあります。
 
 
とくに、考えてから行動することが苦手ということから、思い通りにならないことがあると負の感情が強くなってしまいます。
 
 
するとカッとなりやすく衝動的に手がでてしまうので、未然に防ぐことが難しくトラブルに繋がりやすくなるのです。
 
 
トラブルになると周りの大人から怒られることが増え、それが傷つき体験となり、心の中にストレスとなって溜まっていきます。
 
 
ストレスを感じることで、本来は繊細で純粋な素直な子ども達なのに、怒った怪獣のように手がつけられなくなってしまうのです。
 
 

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3.息子の癇癪に巻き込まれた私が作ってしまった悪循環を起こす対応

 
 
息子はまさに怪獣のように怒り狂っていたので、毎日繰り返される癇癪に私のイライラも募っていきました。
 
 
我慢が限界になると、ダメだとわかっているのに大声で怒鳴ったり、子どもを傷つけるような言葉も言ってしまっていました…。
 
 
叱ることで癇癪をやめさせよう、泣き止ませようとすることは、子どもの感情をコントロールしようとするとっさの行動でしたが、思ったような効き目はなくあとに残るのは後悔の気持ちばかりでした。
 
 
 
 
息子が自分を怒らない夫にばかり話しかけたり頼ったりするようになると、私の行動が原因でのことだと分かっていても悲しい気持ちになりました。
 
 
子育てをしていると、子どもの「怒り」に振り回される機会が増します。ママは子どもと接する時間が長いのでなおさらです。
 
 
子どもの怒りに巻き込まれてママが怒ると、その怒りはまた子どもに連鎖していきます。
 
 
なぜなら、「怒り」は力の強い人から弱い人へ向かう傾向があるからです。
 
 
子どもの癇癪に私が反応して、イライラする怒りの感情を「怒鳴る」などで子どもにぶつけると、今度は子どもがもっと癇癪を起こしたり、自分より小さい子に当たったりする悪循環が起きるのです。
 
 
では、この悪循環を解決するためにはどのようにすれば良いのでしょうか。
 
 

4.ADHDキッズの癇癪をググッと激減させた対応は「共感」テクニック!

 
 
思い通りにならないとすぐに癇癪を起こしたり、怒る息子に対して私がやったのは、子どもの気持ちに共感することでした。
 
 
感情が昂ったときに、「悲しい気持ちだったんだね」と子どもの代わりに表現してあげたり、「思い通りにならなかったから怒ってしまったんだね」と子どもの辛い気持ちに共感していきました。
 
 
共感のテクニックを使うと、今までと比べて驚くほど早い時間で子どもの気持ちを落ちつかせることができました。
 
 
ママが子どもの気持ちに共感して代わりに言ってあげることで、子どもは表現できなかった自分の気持ちを知ることができます。
 
 
そしてその言葉を自分で使い、他者に伝えられるようになるのです。
 
 
また、共感する会話は相手の気持ちや考えに寄り添った内容になるので、子どもの心に安心感を与えていくことができます。
 
 

5.癇癪が激減した息子の変化で家族みんながニコニコに!

 
 
我が家ではこの対応を繰り返すことで、息子が癇癪を起こすことがググッと減り、怒って手を振り上げてもそこで我慢できるようになりました。
 
 
そして今では癇癪0と言えるほどに減少。腹を立てて泣き叫んだり、暴力を振るうこともなくなりました。
 
 
息子が癇癪を起こさないことで、私もイライラする頻度が減り、注意をするために大声を出すということがなくなりました。
 
 
自分の気持ちを癇癪でしか表現できなかった息子は、「ぼく悲しかった。」「ぼく怒った。」など、自分からその時の感情を話してくれるまでにミラクルチェンジしています。
 
 
 
 

息子の心に寄り添う共感をすることで、家族みんながニコニコ穏やかに過ごせる毎日を増やす事ができました。

 
 
もし今子どもの癇癪に悩んでいたら、「共感」という対応を試してみてほしいと思います。
 
 
きっと笑顔で楽しく過ごせる子育てを実感できるようになると思いますよ!
 
 
 
 

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執筆者:わたなべちゃこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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