やめてと言ってもやめないADHDキッズの行動には、脳の特性が関係しています。特に外食先でじっとできない子どもの行動に困っているママも多いのではないでしょうか?ここでは子どもがやめてほしいことをピタッとやめられた方法をご紹介します。
1.じっとできない!外食先での手遊びや立ち歩きがやめられない息子
子どもが危ないことをしたり、迷惑な行動をとったとき、「やめて!」「ダメ!」と強く言ってしまうことはありませんか?
我が家の注意欠陥多動性障害(ADHD)の息子も、小さなことだけど迷惑になりそうな行動がやめられず困る場面がたくさんあります。
特に気になっているのが、外食先での手遊びや立ち歩きです。

食事が来るまでの間、お店の爪楊枝や調味料を触ってみたり、気になるものが目に入ったら席から立ち上がって見に行ったり、机の下に潜り込んだり…とにかくじっと座って待つことができません。
「触らないで」「座ってて!」
何度注意しても、「ちょっと待って」などと言ってやめることができませんでした。
せっかくの外食なのにゆっくり食べられない…じっとできない子どもの対応に疲れて料理を味わうこともできない…。
こちらもイライラが募り、「なんでやめられないの⁉」とつい声を荒げてしまうこともありました。
せっかくの外食時間、本当はゆっくりと食事を味わい、楽しい時間を家族と一緒に過ごしたいと願ってるママは私だけではないと思います。
2.ADHDキッズがやめてほしいことをやめられない理由
では、なぜ息子は「やめなさい!」と注意してもすぐにやめられないのでしょうか?
それには ADHDの脳の特性が関係しています。
◆衝動性
ADHDには「衝動性」といった特徴があります。
行動をコントロールしたり、注意を切り替える機能を司る脳の前頭葉が未熟なため、 「やめて」と言われても、自分の意思で行動を止めることができません。
◆ドーパミンの不足
ドーパミンとは脳内ホルモンの一種で、やる気や快感を感じる神経伝達物質です。
ADHDキッズは、このドーパミンの出方が不安定なことがあります。
ドーパミンは、好きなことに取り組むときはたくさん放出されるのですが、嫌なことに取り組むとき、特に不足してしまいます。
子どもにとって、今やっている興味のあることを「やめて」と言われるのは嫌なことなので、いくら「やめて」と言われても続けてしまいます。

◆否定形の言葉は届きにくい
「やめて」という否定形の言葉は脳に届きにくいことがあります。
なぜなら、脳はやめる行動をイメージするより、今やっていることを続ける方が自然に処理しやすいからです。
例えば、「青いウサギを想像しないでください」と言われると、逆に青いウサギを思い浮かべてしまうように、「やめて!」と言われても今聞いたことが脳内に強く残り、行動を止めることが難しくなるのです。
3.やめてほしいことをピタッとやめる!ADHDキッズの脳に届く声かけ
では、子どもがやめてほしいことをピタッとやめるにはどう接したら良いのでしょうか?
◆①「やめて!」ではなく「やろう!」の声かけ
子どもがスムーズに行動を切り替えるには、やめさせるのではなく別のことに注意を向ける声かけをすることです。
「スーパーのものは触らないで」は「ママと一緒にカート押してくれる?」
「電車で立たないで」は「この写真見てみてー!一緒に座ってみよう」
このように、 やめさせるのではなく別のことに誘導する声かけをすることで、スムーズに行動を切り替えやすくなります。
◆②できたときに褒める
スムーズに行動をうつせたときに褒めることもポイントです。
「座れたね」「ちゃんと待てたね」
こんな風にできたことを言葉にして伝えることで「自分はちゃんとできるんだ!」という記憶が残り、良い行動が定着していきます。

わが家では、外食先で料理が出てくるまでの待ち時間のとき、お店の爪楊枝や調味料を触ってしまう息子に「これ見てみてー!」と誘い、スマホの写真を一緒に見て楽しみました。
すると息子は、やめてほしい行動をピタッとやめることができ、料理が来るまできちんと待つことができました。
そして「ちゃんと待てたね」と、できたことを言葉にして伝えました。
他にも紙を持ち歩いて絵しりとりをしたり、何も持っていないときは指相撲をして遊ぶなどの方法もあります。
このように、やめさせるのではなくもっと楽しそうな遊びに誘導するだけで親子のストレスをぐっと減らすことができます。
やめてと言ってもやめられず、じっとできないADHDキッズの行動にお悩みのママはぜひ参考にしてくださいね!
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執筆者:今井あかり
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
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