お出かけで疲れてイライラ! ADHDキッズの怒りを落ち着けるママの効果的な声かけ

あんなに楽しんでいたのに!?疲れるとイライラモードに急変するお子さんの対応にお困りではないですか?ADHDキッズは疲れると感情コントロールが利かなくなります。知って欲しいのは子どもの気持ちの落ち着け方!
 
 

1.疲れ=怒り?ADHDキッズがイライラを爆発させやすい理由

 
 
家族でイベントやショッピングに出かけたり、友達と一緒にお出かけ。
 
 
そんな楽しい時間を過ごしている最中に、機嫌が悪くなったり、「帰りたい!」と怒るお子さんの対応に困ってしまうことはありませんか?
 
 
大人でも仕事で疲れてくると人が変わったようにイライラするタイプの人っていますよね。
 
 
子どもがお出かけ時にイライラを爆発させる場合、注意欠如・多動症(ADHD)の可能性があります。
 
 
ADHDタイプの人は疲れると不快な気持ちを抑えられなくなり、「疲れる」=「怒る」に直結し、イライラが爆発しやすいんです。
 
 
 
 
なぜそうなるのかというと、脳の前頭前野という場所の働きが関係しています。
 
 
脳の前頭前野は一言で言うと「脳の司令塔」です。行動や感情の「ブレーキ役」を担っています。
 
 
ADHDタイプはこの前頭前野の発達が弱かったり遅れていると言われていて、感情のコントロールに苦手さを抱えているので不快な気持ちを抑えることができず爆発的に怒ってしまうことがあるのです。
 
 
また、環境の影響を受けやすいので、 騒がしい場所、人混み、長時間の活動でストレスが溜まりやすく、普通の人なら「まだ元気!」と過ごせそうな場面でも疲れてしまい、わがままな印象を与えることがあります。
 
 
我が家でも、ADHDの息子のお出かけ時の感情コントロールについて、対応に悩んでいました。
 
 

先生から「ちょっと気になることが...」

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2.さっきの笑顔はどこ行った⁉お出かけ中に機嫌が急変する息子

 
 
息子の場合は、楽しいと感じている間はご機嫌で活動に参加してくれるのですが、活動に飽きたり、お出かけの時間が長くなることが怒りのきっかけのようです。
 
 
たとえば、ショッピングモールに出かけたときに、自分の好きなおもちゃ屋さんやレストランでは楽しく過ごせます。
 
 
ところが、スーパーに買い物に行こう!となった瞬間にイライラし出して、一人でわざと逆の方に歩き出したり、座り込んで大きな声で「帰りたい!」と怒る・騒ぐなどが見られました。
 
 
いま買い物に行かないと困るし、騒ぐ子どもをじろじろ見られて人目も気になる。困った私は「静かにしなさい!」「迷子になってもしらないよ」と叱っていました。
 
 
しかし叱っても子どもは指示に従わず、ますますヒートアップして怒るばかり。
 
 
 
 
どんなになだめても怒る・動かない息子に、どうしたらいいの⁉と困っていましたが、発達科学コミュニケーションで学んだことで、なぜご機嫌の笑顔だった息子が急変するのか理由がわかりました。
 
 
息子にとって、「スーパーでの買い物」は楽しいことや必要なことではない上に、歩き回らないといけない疲れる時間でした。
 
 
つまり、息子にとってお出かけ最後のスーパーでの買い物とは、疲れているのに行かなければならない「嫌なこと」=「怒ること」だったのです。
 
 

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3.ポイントは自信を失わせないこと!ADHDキッズが感情コントロールできるようになる声のかけ方

 
 
ADHDタイプは疲れたという感情が怒りに直結しやすく、まだお出かけの途中なのに怒ったり帰ろうとしてしまうので、注意を受けたり、怪訝な目で見られることが多くなりがちです。
 
 
疲れているのにさらに周りからの不穏な空気を感じて余計にイライラしてしまうこともあるのです。
 
 
そう考えると自分も、疲れると家事は休憩の後にしたいなと思うことがあり、今買い物を済ませたいという自分の都合を息子に押し付けていたことに気付くことができました。
 
 
叱られることが続くと子どもは自信を失い、好きな活動への意欲すら沸かなくなることもあります。 息子も普段は好きだった外出そのものを嫌がる時期がありました。
 
 
そうならないために、叱らずにどう対応したらいいのでしょうか?
 
 
それは、子どもの感情や言ったことをそのまま受け止める共感の声かけです。
 
 
「帰りたいんだね」
「疲れたね」
「疲れるとイライラしちゃうよね」
 
 
このように共感の声かけをすると、「ママが気持ちをわかってくれた」と子どもは安心し、問題行動がスーっと落ち着きます。
 
 
また、ADHDキッズは疲れていることに自分で気付いていないこともあるので、このように感情を代弁してもらうことで、自分は疲れて怒っていたのだなと初めて気づくことができます。
 
 
 
 
今では我が家では、息子が疲れてイライラする様子がみられたら、「疲れてきたよね。アイスを食べに行こうか!」とほかの興味のありそうな行動に誘ったり、「疲れたからそろそろ帰りたいよね。よく頑張っているね」と共感の声をかけることで、怒りの感情をコントロールしお出かけを楽しむことができています。
 
 
気持ちに共感する声かけで、楽しい思い出をたくさん作ってくださいね。

 
 
 
 

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執筆者:仲川かよこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

 

 

ADHDキッズは感情のコントロールが苦手なので、一度怒りだしてしまうと自分でも抑えられなくて本人もツライ思いをしていることがあります。ママが言葉にしてあげるだけで落ち着くように、ほかにも対応のコツは色々あります。気になったらメール講座に登録してみてくださいね!

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