「また時間を守れないの?」イライラしてしまうお母さんにやってほしいADHDグレーゾーンキッズへの時間対策

朝の支度が間に合わない、習い事に遅れる、ゲームをやめない。何度言っても時間を守れない子にイライラしてしまう…。実はその背景にはADHDの特性が関係していることもあります。お母さんができる時間対策をご紹介します。
 
 

1.今日もタイムオーバー!また時間守れないの?とイライラする日々

 
 
わが家の注意欠如・多動症(ADHD)グレーゾーンの息子は時間にルーズです。
 
 
「また時間見てない…。何回言ったらわかるんだろう?」と何回思ったか知れません。
 
 
朝は行く時間になってから「朝ごはん食べてない!」
習いごとの時間は「まだ着替えてなかった!」「水筒用意してない」
というのが通常運転。
 
 
ただでさえやめにくいゲームやYouTubeなどの動画にいたっては、タイムオーバーは当たり前で、時間を見ている気配なし…さらには声をかけても気付かない!ということもしょっちゅうでした。
 
 
 
 
元々、私自身も時間ギリギリに動いてしまい失敗することもあるタイプなので、息子が時間ギリギリに動き出すことに関しては気持ちはわからなくもないのです。
 
 
そうは言っても、私はギリギリなだけで時間は見ているし、その時間が過ぎてしまうということはないよう見通しを立てています。
 
 
ところが息子はギリギリどころか、時間になってから動き出すことも多いので、すべてにおいて声をかけないといけないような状態でした。
 
 
時間が見られないのは、この先息子自身が困るのではないかと心配になり、時間より少し前に声をかけたり、息子を信じて待って見守ったり、色々試してみましたがなかなか時間を守れないことは変わりませんでした。
 
 

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2.ADHDグレーゾーンキッズが時間を守れないのはだらしないせい?

 
 
息子のようにADHDの特性を持っていると時間を守れないなどの困りごとや悩みは多くなりがちです。
 
 
なぜかというと、ADHDグレーゾーンキッズは
・ 時間の見通しが立てられない(時間の感覚の弱さ)
・ 目の前の刺激に気を取られてしまう(衝動性)
・今していることをやめられない(切り替えの困難さ)
などということがあるからです。
 
 
時間の見通しが立てられないので、この時間に間に合わせるにはこの時間からやらなくちゃとか、先にこれをやっておいた方が良さそうといった想像がわきにくく、時間通りの行動をすることが難しいのです。
 
 
また、衝動的に目に入ってくる画像や耳に入ってくる音が気になってしまうので、これをやらなきゃと思っていたのに気付いたらそっちに気を取られてしまっていたということも起こります。
 
 
今やっていることから次への行動に移ることも苦手で、それがとくにやりたくないな~と感じるものだと、より気持ちを切り替えられません。
 
 
 
 
これらは脳の発達が関係していて、ADHDグレーゾーンキッズはこういった働きを担う脳の部分の発達がゆっくりだと言われています。
 
 
そのため、時間を守るために必要な行動は本人たちにとっては苦手なことが多いのです。
 
 
脳の働きということは、生理現象のようなもの。自分でコントロールできるものではないので、いくら伝えても注意してもなかなか守れるようにならないのです。
 
 

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3.「守れない」を「できる」に変えるお母さんの時間対策

 
 
ではADHDグレーゾーンキッズは時間を守れないものと諦めるしかないのかというと、そんなことはありません。お母さんが対策することができます!
 
 
時間の見通しが立てられない子には、お母さんが見通しを持った行動のパターンを見せてあげるのが効果的です。
 
 
とくにADHDグレーゾーンキッズは目から見た方が良いタイプと、耳から聞いた方が良いタイプがいるので、どちらが強いのかを見極めた上で提案してあげるとよりスムーズになります。
 
 
目からが良い子には、書いて見せる、耳からが良い子には、読み上げるなどで聞かせてみましょう。
 
 
衝動性や切り替えの苦手さがある場合に効果的なのは、はやめの告知です。
 
 
はやめと言うのはお母さんの中ではやいと感じる5分前、10分前などではなく、子どもに合った告知時間にするのがポイント。
 
 
こちらが思っているよりかなり時間が必要なお子さんも多いのでどのくらい前がベストなのか、探してみてくださいね!
 
 
 
 
わが家の息子は、目から見る方が得意だとわかったので、一緒に時間の予定を立てて書いておくことで意識に残るようにしました。
 
 
「目から見て、さらに自分でも考える」ということをしたことで、段取りを立てるのは上手になりました。
 
 
また、ベストタイミングは最低30分前!そこから10分おきに声をかけるというパターンで定着しつつあります。
 
 
こんな風に、段取りを立てたりかなり早めからの告知である程度動けるようになってきた息子ですが、切り替えて動き出せても次の実際の行動までに時間が空いてしまうと、また別のことをやり出してしまい動けなくなる、という新たな問題も…!
 
 
ADHDグレーゾーンキッズのタイミング、難易度ハイレベル!と感じている今日この頃ですが、大人になるまでに、本人が時間を守れるようになるルーティーンをつくっていければいいなと思っています。
 
 
こんな風に、我が子が時間を守れないと感じていたら、子ども自身に合った対策を立ててみてくださいね!
 
 
執筆者:しまざきあいか
(発達科学コミュニケーション STELLA*School アンバサダー)
 
 
 
 

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