先生を味方につけよう!発達障害・グレーゾーンの子どもが新学期に好スタートを切る方法

発達障害・グレーゾーンの子どもが学校生活を快適に送るには担任の先生の協力が不可欠です。でもそれ以上に大切なことはお母さんが「わが子がどんなことに困っているのか」を知っていることです。先生を味方につけて新学期に好スタートを切る方法とは?
 
 

1.担任の先生はだれだろう?1年のなかで最もドキドキする季節がやってきました

 
 
4月からの進級・進学にむけて新しい担任の先生はどんな先生なのかドキドキしている方も多いのではないでしょうか?
 
 
私もめちゃくちゃドキドキしています。次男の担任の先生より、長男の担任の先生が気になって仕方ありません! どうして、こんなに長男の担任の先生が気になるのかわかりますか?
 
 
私の長男は小学校4年生。注意欠陥多動性障害(ADHD)のグレーゾーンです。息子に限らず、発達障害・グレーゾーンのお子さんは周りの大人の関わり方にとても影響を受けるんです。
 
 
だから、学校生活においては、1番接する機会の多い担任の先生がどう関わってくれるかによって1年間が決まるといっても過言ではありません。
 
 
しかも、はじめがとても肝心なんです。 なぜかというと、発達障害・グレーゾーンのお子さんはその見た目とは裏腹に非常に繊細な子が多く、怒られたこと、失敗したことが記憶に残りやすいのです。
 
 
 
 
彼らにおいては失敗体験の予防が基本ですので、状況をこじらせてしまってから動くのでは遅いのです。失敗して怒られて…を繰り返しているうちに先生との信頼関係がなくなります。
 
 
信頼関係のない大人に対してはなかなか素直に指示に従えないので、さらに上手くいかないという、負のスパイラルに入ってしまいます。
 
 
ですので、新学期のはじめにお子さんの特性(行動の特徴)やそれに対する正しい対応を担任の先生にお伝えすることがとても大切です。
 
 

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2.発達障害・グレーゾーンの子どもの特性を先生に伝えないといけない本当の理由

 
 
では、どうしてちゃんとお伝えしなければいけないのか?その本当の理由、それはお子さんが誤解されたまま学校生活を送ることになってしまわないようにです。
 
 
発達の凸凹のあるお子さんの持つ感覚や世界観は本人にしかわかりにくく、それは他の人から見ると良くないイメージで伝わることが多いです。
 
 
ちなみに私の息子が、先日の授業参観ではどうだったかというと…
 
 
●絶えず消しゴムを触ってみたり、鉛筆を転がしている
●そうかと思えば、机の上にダラっとしている
●そうしているうちに貧乏ゆすりが始まる
 
 
と、とにかくせわしない!私は発達障害に対する知識があるので、これらの行動は全部、授業に集中するためにやっていることは理解しています。でも、実際目の当たりにすると、本当に話を聞けているのだろうか?と心配になります。
 
 
 
 
そうしているうちに先生に指名されて、親の私がヒヤヒヤしているのを知ってか知らずか、サッとパーフェクトな答えを先生に返したりして、クラスメイトをギョッとさせます。と、同時に先生を若干イラっともさせます(笑)
 
 
でも、ここで担任の先生が「ちゃんとしなさい」「態度が悪い」と言わないのは
 
 
〇息子の特性を把握して先生にお伝えしていること
〇話を聞くことの練習中であること
 
 
以上の共通認識が、親と先生の間でとれているからなんです。
 
 

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3.ちいさな誤解が重なると子どもにとって良くないレッテルを貼られてしまいます

 
 
「人の話を聞く」と聞いたとき、みなさんはどんな状態を思い浮かべますか? またご自身はどんな姿勢で聞きますか?反対に、相手がどんな状態なら、自分の話を聞いてくれていると感じますか?
 
 
きっとみなさんなら「姿勢をよくして、話し手のほうを向き、その人の目を見る」このようなことを自然に行っていると思います。
 
 
でも、発達障害・グレーゾーンのお子さんは、じっと座っていることや先生の話に注意を向けることが難しかったりします
 
 
それでもその場の状況に一生懸命対応しようとしている行動が、さきほどの「せわしない行動」だったりするんですね。でも残念ながらその態度では、話を聞いていても話を聞いていないように見えてしまいます。
 
 
でも、本人からすれば一生懸命やっているので、先生に何度注意されても態度が改まることはありません。
 
 
もしこういった事情を先生が何もご存じなかったとしたらどうなると思いますか?何度言っても言うことを聞かない反抗的な子と思われるかもしれません、ちょっとお堅い先生だったらそれだけで要注意人物のレッテルを貼られてしまうかもしれません。
 
 
またクラスメイトにも「先生にいつも怒られてる子」「話を聞かない子」と誤解されてしまい、それがいじめの原因になったりします。
 
 
これはほんの1つの例ですが、発達の凸凹があるとこのような誤解が毎日少しづつ生まれていきます。
 
 
想像してみてください。これから先、お子さんが数年間過ごす学校の中で良くないレッテルを貼られてしまったら?お子さんの学校生活は楽しいものになるでしょうか?
 
 

 
 

4.我が家の場合はこうでした!先生を味方につけて新学期に好スタートを切る方法とは?

 
 
では、もしお母さんがお子さんの特性や対応をきちんと理解し把握していて先生にお伝えできればどうでしょうか?
 
 
例えば、授業態度に関することであれば、先生との事前の面談で
 
 
〇一見話を聞いていないようでも 実は、話を聞いていること
〇集中しているときに鉛筆をかんだり貧乏ゆすりなど不適切な行動をしてしまうこと
〇本人の意思ではどうにもならない部分があること
 
 
などをお伝えできます。
 
 
また、話を聞く態度について、
 
 
〇相手がどのように思うか一緒に考える機会を家庭で持っていること
 
 
など家庭でも特性に向き合い、取り組んでいることをお伝えすれば、先生のお子さんに対する印象や、お子さんにかける言葉も変わってきます。
 
 
そして、子どもを理解しようと努力している親御さんであると先生が認識し、困りごとがあれば相談しあえる良い関係性を作ることができます。そうすれば、お子さんも先生も学校生活がスムーズに進むので楽しいですよね。
 
 
でも、私は専門家じゃないし、発達障害のことはよくわからないし…。 そんな声が聞こえてきそうですが、大丈夫です。
 
 

 
 
私も数年前まで、学校からかかってくるお叱りの電話におびえて、スマホを片時も離すことができなかったのです。そして息子をなんとか普通の子にしたくて毎日毎日叱っていました。
 
 
でも、発達科学コミュニケーションで学んで2週間。あんなに反抗的だった息子が素直さを取り戻し、1学期が過ぎるころには学校からの電話はゼロになりました。
 
 
それからもコツコツ息子と向き合うこと2年。私は息子を夫に預けて仕事で1週間自宅を留守にすることもできるようになったのです。
 
 
いかがでしたか?私が子どものために一肌脱ごう、子どもの学校生活の思い出を私の力で素敵なものにしてあげたい!と強く思うお母さん。そんなお母さんのために私も全力でお手伝いします!
 
 

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執筆者:水本しおり
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
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