落ち着きがないADHDキッズの学校での過ごしにくさを改善するママのサポート2選

日本に昔からある「しつけ」文化では落ち着いていることが良いという考えがあるため、落ち着きがないADHDキッズは学校で怒られることが多くなりがちです。そこで学校での過ごしにくさを改善するママができるサポート方法を2つご紹介します。
 
 

1.なんで怒られるの?ADHDキッズの落ち着きのなさと日本の学校生活の関係

 
 
家で注意欠陥多動性障害(ADHD)のお子さんを見ていて「うちの子は本当に落ち着きがないな」と思うことがあるかもしれません。
 
 
その「落ち着きがない」という状態は、実は性格などではなく発達障害・ADHDの特性から起こっていることが多いです。
 
 
例えば
 
・じっと座っていられない
・集中力が続かない
・ものをよく落とす
・次々と話し始める
・周りの子にすぐにちょっかいを出す
・飽きっぽい
 
といった様子が見られ、これらはADHDの特性の一部です。
 
 
 
 
学校ではこれが原因で怒られたり、授業に集中できなくて困っているかもしれません。
 
 
では、なぜ落ち着きがないと怒られるのでしょうか。
 
 
それは、日本に昔からある「しつけ」文化では落ち着いていることやじっとしていることが良い、という考えが多いことが関係しています。
 
 
学校でも、席に座って話を静かに聞くことや、おとなしくしていることが求められる場面がたくさんあります。
 
 
そのため、「落ち着きがない」=良くないことと思われやすく、子ども自身がさらに生きづらさを感じているかもしれません。
 
 

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2.ADHDキッズが怒られても落ち着きがない理由

 
 
では、ADHDキッズたちはどうして怒られても落ち着きがないのでしょうか?
 
 
それは、落ち着きのなさが自分でコントロールできないことだからです。
 
 
例えば、怒られた時に「わかってる!」とか「やめます!」と答えるかもしれませんが、その後もやっぱり同じように落ち着きがないことはありませんか?
 
 
その理由は、落ち着きのなさは気合いや努力でどうにかなるものではなく、脳の働きによるものだからです。
 
 
さらに、子ども自身が「自分が動いている」とか「じっとしていない」という自覚がないこともあります。
 
 
「怒られている理由がよくわからない」「じっとしている方が不思議」という感覚を持っていることもあるのです。
 
 
「どうしたらじっとしていられるかわからない」と子ども自身が1番困っているかもしれません。
 
 
 
 
子どもにとっては、自分の感覚が全てなので、「落ち着きがない」と言われてもそれがどういうことかピンときません。
 
 
怒られれば怒られるほど、自分が否定されているように感じてしまい、ただただ自信をなくしてしまいます。
 
 

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3.自信を失うのはキケン!社会人になったとき生活に与える影響

 
 
落ち着きがないADHDキッズが怒られ続けて成長すると、社会に出てからも困り事の多い人生を歩む可能性があります。
 
 
なぜなら、1日の大半を占めている学校生活では、怒られる経験が積み重なりやすく自信をどんどんなくしてしまうからです。
 
 
そうすると、本来できることもできなくなってしまい、せっかく持っている自分の強みや得意を伸ばすことができなくなってしまいます。
 
 
だからこそ、今のうちに、指示の出し方やタイミングを変えることが大切です。
 
 
 
 
例えば、「あれやりなさい!」「これはやったの?」と、子どもが行動する前に先に言ってしまうことはありませんか?
 
 
実は、このような指示の出し方が、子どもの成長を邪魔してしまうことがあります。
 
 
さらに、不要な指示が繰り返されると、子どもは落ち着きを失い、怒りっぽくなってしまうこともあるのです。
 
 
そうならないように、今のうちに、指示の出し方やタイミングを変えることが、子どもの心と体を育てるために必要なのです。
 
 

4.学校でうまくやっていける!過ごしにくさを改善するママのサポート2選

 
 
落ち着きがないADHDキッズが学校でうまくやっていけるように、家でできる良いサポート方法があります。
 
 
まずはこの2つのサポート方法を試してみてください。
 
 
①指示を出す代わりに褒める
「全部できたら褒めよう」と思うと難しいので、まずは「取り組み始めた時点」で褒めるようにしてみましょう。
 
 
②待つ時間を大切にする
子どもが自分でやろうとするまで焦らずにじっくり待つことも大切です。
 
 
 
 
この2つを続けていくと「自分はできているんだ」と思うことができ、自信がついて自分から動けるようになります。
 
 
その結果、余計な刺激が減るので子どもも落ち着いていきます。
 
 
文章で読むと簡単そうですが、実際にやってみると「褒めるタイミングがわからない」「待つのが辛くなる」なんてこともあるかもしれません。
 
 
それでも、少しずつママが続けることで子どもの変化を実感できていきます。
 
 
最初は、「こんなことで本当に効果があるの?」と思うかもしれませんが、騙されたと思って、まずはこの2つのサポート方法をコツコツ続けてみてくださいね!
 
 
 
 

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執筆者:水本しおり
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
 
 

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