脳科学から読み解く!ADHDの”勉強が苦手”の本当の理由

今日は”学ぶ力”とは?についてお話をするために
 
 
まずは
ADHDの勉強の苦手の背景にある
本当の理由について解説しますね!
 
 
実はADHDタイプの子は
勉強自体が苦手、というケースは少ないんです。
 
ポイントブロック.jpg
 
学習障害(LD)を併せ持っている場合は
全般的に理解力がゆっくりだったり
読み書きに苦手を持っていますが、
 
 
私がこれまで見てきたADHDキッズは
むしろ言語能力や理解力が高く
頭の回転が速い子が多いです。
 
 
それなのにどうして
宿題を嫌がったり
勉強が苦手に見えてしまうのか?
 
 
それは注意力の弱さ
大きく関係しています。
 
 
例えばADHDキッズは
板書が苦手な子も多いですよね。
 
 
板書を写すときのメカニズムは
 
 
1)黒板を見て書かれていることを
     一時的に覚える
     ↓
2)視線をノートに移して、
  記憶したことを書く
     ↓
3)再び黒板に視線を戻して、
  新しい部分を覚える
 
 
と言う作業の繰り返しですが
一般的には書くことの苦手さ
大きく関係している
と考えられています。
 
 
ところが板書のつまずきの原因は
実は書くことの苦手さよりも
 
 
・単語や文をまとまりで覚えるのが苦手
 
・黒板からノートに
 視線を動かした瞬間に、
 覚えた情報を忘れてしまう
 
 
というように
注意深く見たり
それを記憶する力が弱いことが
大きく関係しているんです。
 

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他にも漢字の練習を嫌がったり
字が汚いことには
 
 
目と手の強調運動と言って
 
注意深く手元を見ながら
作業をする力が弱いことが
関係しています。
 
 
だからADHDの勉強のつまずきは
繰り返し練習したり反復学習をさせても
なかなか解消しないんですね。
 
ひらめき1.jpg
 
じゃあ反復学習以外に
どんな方法があるか?と考えると
 
 
漢字の覚え方1つとっても
世の中にはいろいろな勉強方法が
溢れています。
 
 
だけど・・・
何をやってもうまく行かないから
ママたちは悩んでいるんですよね・涙
 
 
どうしてなのか?
 
 
それは学ばせる目的を
きちんと設定していないから
だと私は思っています。
 
 
私のチームでは
オリジナルの教材を活用した
漢字学習のサポート方法や
作文のサポート方法などを
提案していますが、
 
 
本当の目的は
成績をあげるためとかではなく、
 
子どもに主体的に学ぶ力
を育てていくこと
 
です。
 
 
何か物事を体得しようとする時に
やり方は1つじゃないんだよ、
あなたにはこれが合っていると思うよ!
とママが教えてあげることで
 
 
子どもはできることが増えていく。
 
 
成功体験を積むことで
子どもは学ぶことに楽しさを覚え
 
 
勉強に限らず自分の興味を持ったことを
主体的に学べるようになっていく、
 
 
これが私の描いている
ゴールなんです^ ^
 
 
集団が苦手でも
勉強が苦手でも
 
学ぶって楽しい!
と思うことさえできれば
 
どんなことでも乗り越え超えられる
大人になれる!
 
 
そう私は考えています。
 

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執筆者:森あや
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)

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