漢字が読めないお子さんに悩んでいませんか?
小学生のお子さんがいるご家庭で、こんな困りごとはありませんか?
・漢字が読めない
・漢字を覚えられない
・漢字ドリルをやろうとしない
・読むことや書くこと自体を嫌がる
小学3年生になってくると、覚える漢字が難しくなったり画数が多くなったり漢字が読めない・書けないというお子さんが多くなってきますよね。
息子は、アニメや映画の内容やあった出来事はよく覚えているのに漢字は何度やっても覚えが悪く、小テストはびっくりするような点数ばかりでした。
テストの点数や内容が悪いのを心配した私は、「何とかして覚えさせよう!」「何回も書かせれば漢字も読めるようになるだろうから、とにかく書かせよう!」と意気込んでいました。
しかし、息子はそもそも書くことが苦手なので、言ってもやろうとせず、やり始めても「もう休憩!」とすぐやめてしまいます。
「ちゃんとやりなよ!」
「漢字が読めないの?」
「だから覚えられないんだよ。」
「同じ漢字を5回ずつ書いたらおしまいにしていいよ!」
こんな言葉をかけてばかりでした。
漢字ドリルの時間は親子バトルの時間になってしまい「早くやりなよ!」「やりたくないって言ってるじゃん!」と無理強いしながらやらせていました。
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漢字が読めない理由とは?
小学生の宿題で漢字ドリルは毎日出るところが多いと思うので、夕方の疲れている時間にバトルになるのはママも子どもも嫌ですよね。
少し難しい単語が出てきますが、漢字が読めない理由をお話しますので、ぜひ読んでみてくださいね。
漢字が読めないことには、ワーキングメモリが関係しています。
ワーキングメモリとは、脳の黒板と呼ばれており
記憶するだけでなく、情報を一時的に置いておいたり、情報を処理する
こんな役割をしています。
さらに、ワーキングメモリは
・言語性ワーキングメモリ
・視空間性ワーキングメモリ
に分けることができます。
特に、読むのが苦手な子は言語性ワーキングメモリが弱いんです。
言語性ワーキングメモリとは、
言葉や数などの音声情報を覚えておきながら処理する働き
のことです。
覚えておく以外にもいくつかの処理が行われており
・言葉がどの音からできているのかを理解する
・知っている言葉やイメージに結びつける
こんな働きをしています。
私たちは何気なくやっていますが、頭の中ではすばやく情報を処理しています。
ワーキングメモリが小さいと情報がこぼれ落ちてしまい、うまく整理できません。
他にも、言語性ワーキングメモリが弱いと、
・スラスラ文章が読めない
・話し合いが苦手
・作文や日記が苦手
こんな困りごとも出てきます。
漢字が読めない子は、いくつか理由がありますが、そもそも見た文字を音にできていない、ワーキングメモリが小さいので必要な情報がこぼれ落ちてしまうのです。
また、ひらがなやカタカナは見て理解できていても、漢字になると音読みと訓読みがあり、どの音からできているのかわからず、途端に理解できなくなるということがあります。
息子のように、文字を見て理解したり、文字の情報を理解するのが苦手な子は、言葉からの情報だけでなく、体験やイメージを結びつけることで学習しやすくなります。
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漢字が読めない子がスラスラ読めるようになる方法
文字だけの情報から理解するのが苦手な子には、
・文字を音にするサポートをする
・体験やイメージを結びつける
ことで学習しやすくなるとお伝えしました。
ここからは、息子が実際に試して効果があった方法をお伝えします。
それは、「読み方を言葉で伝えること」「アニメや映画に文章を結びつけること」です。
アニメや映画の内容はよく覚えているので、出てきた場面やキャラクターの名前を使って文章にしました。
例えば、「氷山ができる」という問題があったとします。
「これは、氷山(ひょうざん)って読むんだね。氷(こおり)の山(やま)なんだけど、あの映画覚えてる?氷山を削ってかき氷を作っていたよね。」と伝えました。
読み方を伝えると「ひょうざん」と言葉にして言うことができました。
そのあと「あ!あれね!」と見た映画の場面を思い出してイメージと結びついたようでした。
さらに、「氷は、水+点でできているんだね。水はわかる?水は「みず」とも読むし「すい」とも読むね。」
「水曜日の水(すい)?」
「そうそう、読んで書いてごらん。」と伝えると「氷山ができる」と読みながら書けました。
また、「いっしょに遊ぶ」という問題では
「〇〇といっしょに遊ぶ」という、見たことがあるキャラクターの名前を使って文章を作りました。
「あの場面で、出てきた〇〇だよ。〇〇が、いっしょに遊ぼって台詞を言っていたよね。」
「そうそう!」と言いながら、「いっしょに遊ぶ」と言いながら書いていました。
一番驚いたのは、読めるようになっただけでなく、漢字を書くことも苦手な息子が、この2つの漢字をすんなり覚え、書けたことです。
文字だけの情報から理解するのが苦手な子には、
・読み仮名を教えて、文字を音にするサポートをする
・知っている体験やイメージに結びつける
ことで、覚えやすくなるんだ!と実感しました。
「読めたね!」「覚えたね~!」と、できたことを伝えると肯定になりますし、できたことへの自信につながりますよ!
いかがでしたか?
ママの声かけと工夫で、グッと楽になります。
漢字が読めないお子さんへの対応に困っているママの力になれたら嬉しいです。
ぜひ、試してみてくださいね。
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執筆者:松田あいり
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
漢字が読めない子に効果的な方法を多数紹介しています!