この記事では「問題を読まない発達障害グレーゾーンの子のケアレスミスをなくす対応」についてお話ししますね!
・「当てはまらないものを選べ」と言う問題で「あてはまるもの」を選んでいる
・「3つ選びなさい」と言う問題で1つしか選んでいない
学習障害グレーゾーンの子はこんな風に問題をよく読まずに解いてしまう子も多いですよね。
ではどうして問題をよく読まないのか?原因は色々ありますが関係している脳の特性の1つに「見る力」の弱さがあります。
「見る力」の発達には3段階あり、
①パッと見る力
↓
②じっと見る力
↓
③見た情報をもとに状況を理解する力
という順で発達していきます。
ところが学習障害グレーゾーンの子は「①パッと見る力」までしか発達していないケースも多く
・テストの問題をきちんと読む
(②じっと見る力)
・問題の内容を正しく理解して解く
(③見た情報をもとに状況を理解する力)
というところでつまずきやすいんです。
ではどうすればいいか?ここでは効果的なサポート方法を2つ紹介しますね!
ーーーーーーーーー
1)大事な部分に印をつけさせる
ーーーーーーーーー
ここでは子どもに情報の整理の仕方を教えてあげるのがポイント!
「大事な部分に○をつけようね」ではなく
「出てきた数字に○をつけてね」
「何を答えるのか書いてある部分に○をつけてね」
などどの情報に注目すればいいのかを具体的に伝えることが必要です。
そして○をつけられたら「ちゃんと見つけられたね!」としっかり褒めてあげてくださいね。
ーーーーーーーーー
2)好きなこと&褒める声かけで「見る力」を発達させる
ーーーーーーーーー
勉強にこだわらず、図鑑でも、漫画でも、ゲームの攻略本でも子どもの好きなものでOK!
例えば図鑑を読んでいる時に「面白そうだね!何が書いてあるの?」と質問して答えてくれたら「そうなんだ!細かいところまでよく読めてるね!」などちゃんと情報を読み取れていることに注目して褒めてあげてください。
子どもに自信がつき「もっとよく読んでみよう!」と注意深く情報を読むようになるので見る力がどんどん伸びていきますよ。
よかったら参考にしてくださいね。
できるのにやらない子に
学習習慣が身に付く!
優しい叱り方がわかります!
↓↓↓
執筆者:森あや
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)