今日は発達凸凹キッズと記憶の関係
についてお話ししますね!
大まかに言うと記憶には
耳の記憶が得意なタイプと
目の記憶が得意なタイプがいます。
よく発達凸凹キッズは
目の記憶が得意と言われますが
実は一概にそう言えません。
目の記憶が得意、と言うのは
例えば逆さ言葉を問いかけたとき
文字が並んでいるイメージを思い浮かべて
その文字を右から読むようにして
逆さ言葉を答えることができる状態です。
「アイスクリーム」
という文字を思い浮かべて
こんな風に右から左に読みます。
アイスクリーム
←←←←←←←←
この答え方をする子は
視覚イメージが得意なタイプが多いんです。
そしてさらに
視覚イメージと
視覚記憶は実はちょっと違います。
視覚の「イメージ」と
「見たものそのもの」は
また別物だからです。
なので見て記憶することが得意な
お子さんでも
視覚イメージを使うことが
得意だとは限らないんです。
例えば視覚記憶は
イラストを見てそのまま覚えることですが
視覚イメージが得意な場合は
そのイラストが動くイメージを
記憶から作り出すことができたり
言葉のヒントを与えられて
見た目を想像することができたりと
自由自在に
視覚イメージを動かすことができます。
視覚記憶は静止画、
視覚イメージは動画
と考えるとわかりやすいかもしれません^ ^
そして傾向として
ADHDタイプは
視覚記憶が得意な子は
視覚イメージも得意な子が多いです。
しかしながら
自閉症スペクトラムや
LD(学習障害)の特性を持つ
グレーゾーンの子どもたちは
視覚記憶が得意でも
視覚イメージが得意とは限らず、
むしろ苦手な子が多いんです。
発達凸凹キッズは
✔漢字の書き順を覚えられない
✔ダンスを覚えられない
✔スポーツの動きを覚えられない
と言うことも多いですが
これには視覚イメージの苦手が
関係していて
完成した文字の形は記憶できても
一画ずつ線画増えるイメージは
できないと言うこともよくあります。
ですが視覚イメージが苦手でも
「音を記憶すること」は得意、
と言うケースもあるのでこういう子は
九九を暗唱するとか
詩を暗唱するのはスラスラできたりします。
こんな風に「記憶」と言うのは
色々な分類があるので
お子さんを観察しながら
・音の記憶
・視覚イメージの記憶
と言う視点で得意な記憶を
見極めてみるのも
面白いかもしれませんね。
我が子の特性を把握して
子どもにあった学び方・学ばせ方を
攻略したい!と言う方がいたら
ぜひ私たちの仲間になって
一緒に研究してほしいな、と思います^ ^
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学習習慣が身に付く!
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執筆者:森あや
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)