算数嫌いで掛け算につまづく小学2年生の息子
「足し算や引き算はできるのに、大きな数になると急にわからなくなる…」
「わからない問題が出るとすぐに投げ出してしまう…」
こんなお子さんの様子に、不安や焦りを感じていませんか?
息子もまさに同じでした。できるはずの問題で固まり、少し難しいだけで「もう無理!」と怒ってしまうこともあり、算数への自信はどんどん失われていきました。
そして小学2年生になると「掛け算」が始まりますよね。息子の場合は、その前段階の“数の概念”でつまずいていました。夏休み前の学校のテストでは、散々な結果で、テストで良い点数が取れないこともあり、次第に算数が嫌いになっていきました。
たとえば、「1・2・3という数字の中で、百の位はどれ?十の位はどれ?」という質問に、息子はすぐに答えられませんでした。また足し算や引き算の計算そのものはできるのに、100を超える数字が出てくると突然「わからない!」と怒り出してしまう場面もありました。このままでは、2学期から始まる掛け算も理解できないのでは…?と私は焦りを感じ始めました。
そこで夏休みの間に少しでも掛け算を予習をしておきたい!と思い、毎日少しずつ教えてみようと試みました。しかし息子は「まだ習ってないのになんで今やるの?」と不機嫌になるばかりです。焦る私と、やる気の出ない息子でバトルが始まってしまい、勉強の時間はただお互いにイライラするだけでした。

これでは予習どころか算数嫌いが加速してしまう!息子が“自分からやりたい”と思える方法を探すことにしたのです。この“きっかけ探し”が、後に”算数嫌い”を少しずつ算数に自信をつけていく最初の一歩になりました。
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算数が嫌いな理由
”算数が嫌い”と感じる子どもには、ただ“計算が苦手”というだけでなく、もっと根本的な理由が隠れています。それは”数の概念”、数字の意味や仕組みを理解する力のつまづきです。
この”数の概念のつまずき”は、算数嫌いの子どもにとても多く見られます。100を超える数字になると、急に理解が追いつかなくなったり、文章問題で混乱したりしてしまい、 その結果、「算数は難しい」「もうやりたくない」と感じてしまうのです。
実は、こうしたつまずきは やる気の問題ではなく、“脳の特性”による場合があります。“発達障害グレーゾーン”と言われる子の中には、得意・不得意の凸凹が大きく、数字のイメージが浮かびにくかったり、抽象的な説明が苦手だったりする子が少なくありません。
例えば…
・数字や位のイメージが頭に浮かびにくい
・抽象的な説明が苦手で、具体的な例がないと理解できない
・一度に多くの情報を処理すると混乱してしまう
・聴覚よりも視覚、またはその逆など、得意な理解の方法が異なる
こういった特徴は、決して「努力不足」でも「甘え」でもなく、脳の特性が生み出す自然な反応なのです。
息子もまさにそうでした。お金を使うときには「10円が10枚で100円」と理解できるのに、算数の問題で「100の位は?」と聞かれると、まるで別のことのように感じており、数の概念が理解できていませんでした。
さらに私自身の“伝え方”にも問題がありました。最初は何度も同じ説明を繰り返して教えていましたが、息子が理解できなかったのは 説明の量ではなく、”わからない言葉”で説明してたからでした。
たとえば、数の仕組みがつかめていない息子に対して私は…
「九九は歌みたいに覚えればいいよ」
「100の位は右から3番目だよ」
と息子にとってはイメージが浮かばない“わからない言葉”で説明してしまっていたのです。
しかし、数の概念が曖昧な子に「歌のように覚える」と言っても、そもそもの仕組みがわかっていないため脳が理解しようと動かず、ただ音を丸暗記するしかありません。また「右から3番目」という説明も、数字の並びが頭の中でイメージできない子にとっては、ただの暗号のように聞こえてしまいます。
人は“わかる言葉“を聞くと脳が活性化して理解が進むと言われています。一方で、専門的すぎる説明や抽象的な言い回し、子どもに馴染みのない表現は脳に入っていかず、発達につながりにくくなってしまうんです。
私は数の概念が理解できていないという問題に目を奪われてしまい、”わからない言葉”で説明してしまっていたのです。だからその瞬間、その問題ではわかったつもりになっていた息子を見逃してしまい、別の日に同じ問題を出してもわからないということが起きていたのです。
そこで、息子に“わかる言葉”と”見える工夫”で算数嫌いから自信をつけ、掛け算を理解できるようになった実践法を次にご紹介しますね。
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掛け算を楽しめるようになった!算数嫌いから自信をつけた実践法
息子の算数嫌いを克服するために私が行ったのは、ただ“教える”のではなく、息子の脳が理解しやすい “わかる言葉”と“見える工夫” を取り入れた学び方でした。ここから息子は少しずつ「わかる」を積み重ね、算数嫌いから前向きな気持ちになっていきました。

数の概念をつかむためのステップ
まず取り組んだのは、算数の土台である「数の概念」をつかむことです。息子に数を数えさせ、それを私が紙に数字を書いていきます。10になった時、「10の数字の十の位はどれかな?」と聞くと「1だよ」とすぐ答えられました。
簡単な問題から始め、これを繰り返し色々な数で試しながら、一緒に答えてみました。
最初は迷っていた息子も、何度か続けることでスピードが上がり、ほとんど正解できるようになりました。
「すごい!わかっているね!算数の問題も同じ考え方であっているよ」と伝えると、理解できたことにとても嬉しそうでした!百・十・一と位はわかっていても、算数の問題になると別のものとして捉えてしまっていましたが、この方法で、抽象的だった“数の世界”を“見えるもの”に変えることで理解が一気に深められたのです。
掛け算を“見える化”して理解させる方法
次に取り組んだのは掛け算です。最初は九九を歌のように覚えさせようとしましたが、覚えられず息子はさらに混乱してしまいました。
大人でも大好きだった歌の歌詞も年月が経てば忘れてしまいますが、九九は大人になった時でも覚えています。それは掛け算の概念を理解しているからです。数の概念を伝えたときと同じように、掛け算も”わかる言葉”と“見える化” で伝えてみました。
「1が3個あったら全部で何個になる?」と、おはじきなどの見える物を使いながら一緒に考えると、息子はすぐに答えることができました。数字のイメージが頭に浮かびにくいため、実際におはじきなど目に見えるものを使うことで理解するスピードが早くなっていったのです。
気がつけば、自分から「2が3つなら6だよ」と答えるようになり、もう掛け算という仕組みをつかんでいたのです。
さらに「大きな数になると数えるのが大変だから、九九を覚えておくと便利だよ」と“わかる言葉”でメリットを伝えたことで、息子は九九の必要性も理解できました。その結果、夏休み中に3の段まで言えるようにもなりました。

息子の算数嫌いの克服に必要だったのは、長時間の勉強でも大量の問題集でもありませんでした。必要だったのは次の3つです。
・わかる言葉で伝えること
・見える工夫で理解の土台をつくること
・小さい数から小さな成功体験を積み重ねること
「算数嫌い」から「算数ってわかると楽しい!」と思えるようになったのは、この積み重ねがあったからこそです。
子どもの「わからない」には必ず理由があります。そして必ず、その子に合う“わかる方法”があります。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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執筆者:前田みづき
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
算数や読み書きで困っているママへ。“できた!”が増えるヒントをお届けしています。


