ママ小児科医がやっている発達凸凹キッズの体調管理術

 

今日のテーマは

「発達凸凹キッズの体調管理」

 

 

うちの小4ADHD長男は
室温や体温管理について

普段の生活が極端です。

 

 

いまだに半袖のパジャマを着て寝ているし
(しかも毛布にくるまっている)

 

夏の暑い時には、エアコンの設定を
16℃にして毎回パパに注意されるし

 

そうかと思うと、冬には
着膨れするくらいもこもこに着込み

 

家の中でもネックウォーマー。

 

だけど学校に行くのは
半袖半ズボン

 

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そんな、温度コントロールが
苦手な長男だから

さぞかし風邪ひいてばっかりだと

思うでしょ?

 

 

ところが、そうでもないんです。

 

 

うちの子、本当に健康体!!
滅多に風邪も引きません。

 

 

そんな長男が、めずらしく
先週扁桃炎から3日ほど学校を
おやすみしました。

 

 

長男は、本当に体調が悪い時には
ちゃんと自分で申告してきます。

「かあちゃん、のどがいがいがする」

 

喉を見ると、少し赤くなっている。

副鼻腔炎になりやすく、いつも鼻を
すすっている長男。

 

だけど、熱もないし、
また副鼻腔炎かな?と思い
とりあえず1日休ませました。

 

 

そしたら、翌日は声が出なくなった。。。

 

 

耳鼻科を受診したら

「急性扁桃腺炎」との診断。

2日ほど、家で喋らない生活を
頑張りました。

 

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学校を休んで気づいたこと。

 

いつもは口頭で指示をしても
なかなかいうことを聞かない長男が

 

ちょっとした指示ですんなり動けている。

 

お薬だって、いわれなくても
自分から飲んでいる。

 

しんどい時は、自分で

「二階で寝てくるね」と

静かに休んでくれている。

 

 

いつもの大騒ぎの長男とは
全く違う様子に、

ちょっと心配しましたが笑

 

 

「ああ、普段は毎日学校で頑張って
疲れているから、家では自由なのか」

 

って気づきました。

 

 

3日間ゆっくり休んで体力回復したら

「明日からは学校行くわ〜!!」

と元気に登校。

 

 

先生にも、お友達にも
寂しかったって言われたよ〜と
笑顔で帰宅しました。

 

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私は小児科医ですが、ずぼらママなので

 

家で子ども達に手洗いうがいを
徹底させている!とか

 

食事は身体にいいものを
気をつけてあげている!とか

 

おやつは市販のものはダメ!
ジュースも飲ませない!!

 

な〜んてことは全くやっていません。

 

 

ただ1つ、気をつけていることは
子どもたちをよく観察していること。

 

いつもと比べて、様子はどうかな?

今日は疲れていないかな?

うんちやおしっこはどうかな?

 

そんなことに気をつけて
声かけをしています。

 

そして、調子が悪そうならすかさず声をかける。

 

「今日は手があったかいけど、どうもない?」

「あんまり食べてないけど、どうかした?」

「咳が少し増えてるけどどう?」

 

 

それを続けてきた結果
子どもたちも自分の体調を
意識するようになり、

 

「今日は少し寒気がするかもだから
長袖着るね」

 

とか

 

「母ちゃん、きょうのうんちは〜だったよ」

 

とか、身体の変化について
報告してくれるようになりました。

 

もちろん、報告してくれたら

「自分で自分のことがよくわかっていて
すごいね〜」
ほめも忘れずに^^

 

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そして、もう1つ気をつけているのは
熱がなくっても、
子どもたちが「しんどい」と言う時には
学校をおやすみさせることを
躊躇しないこと。

 

 

子どもたちに、自分の体調の判断を
任せているのです。

 

 

「しんどい」には

身体の不調もあるけれど
心の不調もある。

 

それを子どもたちが自分たちで
しっかりキャッチしている時には
その判断を尊重してあげたい

 

そんな思いでいます。

 

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ママたちが子どもたちの体調を
管理するのもいいけれど、

 

私は、自分で自分の体調に
気づける子どもになってほしい。

 

 

今の日本の教育の中に足りないもの。

 

自分を労わること。

身体がしんどいときはちゃんと休むこと。

自分の心と身体がどういう状態なのかを
しっかり把握すること。

 

この「健康教育」
圧倒的に足りていないんです!

 

頑張ること=えらい

とみなされやすい社会の素地があるから
頑張りすぎている自分に
気が付けない子が増えています。

 

 

学校では教えてくれないからこそ、
まず家の中からやっていく!

 

それも、私の考える

「ホームケア」の考え方です。

 

皆さんも、まずはおうちの中から
子どもたちへの健康教育
やってみてくださいね^^

 

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