話を聞いてくれないイライラを回避!発達障害・ADHDの子どもの脳に届く声かけ術

発達障害・ADHDのお子さんに「勉強しなさい」という声かけが届かない…これってADHDのせいなの?と悩んでいませんか?同じ悩みを抱えて日々の声かけがストレスだった私が取り組んだ、子どもに届く発コミュ的声かけ術をお伝えします。
 
 

発達障害・ADHDのせい?声かけを工夫しても子どもに届かない…

 
 
発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプのお子さんに声をかけても返事がなくて、つい大声で怒鳴ってしまう。でも当の本人はきょとん。
 
 
こんな経験、ありませんか?
 
 
特に、今は新型コロナウィルスの影響で休校となっているご家庭が多いですよね。
 
 
お子さんと過ごす時間が増え、学校からの課題など家でやらなければいけないことが増えているのです。
 
 
すると、声かけに返事をしてくれない我が子に対して、怒り疲れるストレスが溜まる、というお母さんも増えてきます。
 
 
我が家の発達障害・ADHDの小学校2年生の息子も同じでした。
 
 
私も発達科学コミュニケーション(発コミュ)に出会う前、子どもに声かけが届かないことで悩んでいたんです。
 
 
息子は大好きなテレビやゲーム、読書に集中してしまうと、ちょっとの声かけには全くと言っていいほど反応しません。
 
 
朝の身支度や、夕飯を食べる時間など、声をかけても返事はなし。次第に私もヒートアップしてしまい、最後は大きな声で怒鳴るように声かけしてしまっていました。
 
 
でも、呼ばれていることに気づいた息子は、「え…?」といった表情。
 
 
これが毎度毎度繰り返されるので、私もストレスMAX!!毎日怒鳴って、疲れて、イライラしてしまっていました。
 
 
発達障害についての書籍には
 
 
「怒鳴らずに、優しい声で呼びかけましょう」
 
「肩をたたいたり、視界に入って気づかせてから声をかけましょう」
 
 
と書いてあります。
 
 
私なりにそれを実践してみても、息子の様子は変わりません。
 
 
「なんで話を聞いてくれないの?」「もう毎日怒鳴ってばっかりで、家族もうんざりしてる…。」
 
 
こんな気持ちが募ってきた頃、発コミュに出会った私。
 
 
子どもの脳に届く、発コミュ的声かけ術を知ったことで、魔法のように声かけが届くようになったのです。
 
 
 
 

ADHDタイプの子どもに声かけが届かないのは、こんな理由だった!

 
 
まず、ADHDタイプのお子さんに声かけが届かない理由を考えてみましょう。
 
 
「声かけが届かない」と悩むのはどんなシチュエーションでしょうか。
 
 
多いのは、
 
 
・ゲームや動画など、子どもが好きなことに集中しているとき。
・好きなことをやめて、やりたくないことをやらなければいけないとき。
 
 
というところでしょうか。
 
 
ADHDの特性の中で、声かけが届かないことに関連するものとして、まず「不注意」が挙げられます。
 
 
ADHDでみられる不注意は、気が散りやすい、忘れ物をよくするだけではありません。呼びかけに対する応答が弱い、という形で出てくることもあるのです。
 
 
また、ADHDでよくみられる特性として「過集中しやすい」ことも挙げられます。
 
 
過集中とは、その名の通り過度に集中した状態のこと。
 
 
自分の好きなことや関心のあることに没頭してしまい、集中しすぎるあまり切り替えができないことがあります。
 
 
自分のやりたいこと・興味のあることに過集中してしまい、お母さんの声かけが全く耳に入ってこないのです。
 
 
また、苦手なことややりたくないことを先延ばしにしがちなのもADHDの特性の1つ。
 
 
やる気を行動に移す「実行機能」のスイッチが入りにくいため、好きなことをやめて行動する、という行動に、ものすごいエネルギーが必要になるんです。
 
 
ここで挙げた理由が全員に当てはまるわけではありませんが、お母さんの声かけがお子さんに届かないのは、こういった原因が影響していることが多いのです。
 
 
 
 

ママのストレスも解決!子どもに届く声かけ術はこれだ!

 
 
それでは、発達障害・ADHDタイプのお子さんにお母さんの声かけを届けるにはどうしたらいいのでしょうか?
 
 
発コミュを学んだ私が行きついた声かけ術は、「親子のコミュニケーションを利用する」という方法でした。
 
 
お母さんが声かけをしてるんだから、コミュニケーションは取れてるでしょ?って思われましたか?
 
 
私の声かけは、全く子どもの脳に届いておらず、私が一方的に話しかけていただけ。
 
 
そう「コミュニケーション」になっていなかったのです。
 
 
そこで、私が息子に実践した声かけ術とは、ずばり、声かけの変化球。
 
 
「あれ、いつもと違う?」と思わせることで、子どもの脳に入り込む作戦です。
 
 
ここでは2つの方法をご紹介します。
 
 

いつもと違うやり方で声かけ

 
 
お子さんは聞きなれたお母さんの声かけをスルーしてしまうことがあります。
 
 
特に過集中している時、お子さんの脳にお母さんの呼びかけが届いていないんです。
 
 
このようなとき、いつもと違うやり方で指示を出すと、お子さんが「おっ?」と思って反応してくれます。
 
 
例えば、ひそひそ声で声かけをする、歌って話しかける、踊りながら声をかけるなどです。
 
 
ついぷぷっと笑ってしまうような思わぬ行動をお母さんがすると、うまく切り替えられることがありますよ。
 
 
また、我が家でよく使う手は「クイズ」
 
 
「さて問題です。○○は何でしょう?」と話しかけ、答えたところで「正解!じゃあお風呂入ろうか?」と切り替えます。
 
 
お子さんの心をくすぐる、とっておきの一手を探してみましょう。
 
 

BGMを利用する

 
 
我が家では、スマートスピーカー(AIスピーカー)を導入しています。タイマーや声かけで音楽を流すこともできる優れものです。
 
 
なかなか声かけが届かないときには、息子の好きな1曲を流すと、気付いてくれる確率がアップします。
 
 
また休校中は、時間割に合わせて学校のチャイムを流すことで遊びから勉強への切り替えがうまくいっています。
 
 
さらに、きょうだいで歯磨きやお風呂をやってほしいときは、運動会で使われる「天国と地獄」や「クシコスポスト」の曲をチョイス。
 
 
これに私の実況をプラスすると、あら不思議。あっという間に競ってやってくれます(笑)。
 
 
スマートスピーカーがなくても、スマホで代用することもでき、変化球としておススメの方法です。
 
 
 
 
いかがでしたか?ADHDタイプのお子さんは、楽しそうなこと・興味のあることに飛びつきやすいもの。
 
 
それを利用した声かけの工夫で、お子さんに声かけを届けることができますね。
 
 
子どもの脳に届く声かけを意識するようになってから、息子の反応は激変!私が大声で怒鳴ることもほとんどなくなりました。
 
 
そして何よりも変わったのは、「子どもが話を聞いてない」と私が目くじら立てることがなくなったこと。
 
 
「いかに息子の脳に気づかせるか」を楽しんで見つけられるようになったのです
 
 
息子にとっても、「お母さんからなぜか怒られる」という体験から脱却できたことは大きかったようで、少しずつ話を聞くのが上達し、普段の指示も通りやすくなってきています。
 
 
もちろんうまくいくことばかりではありませんが、声かけを楽しいものととらえるだけでお母さんのストレスは激減します。
 
 
お子さんの特性・性格に合わせた方法をお母さん自身も楽しんで見つけていきましょう。
 
 
お母さんのイライラが解消し、お子さんに楽しく声かけを届けていけますように。応援しています!
 
 
子どもがサクサク動く声かけを多数お伝えしています!
 
 
執筆者:森中博子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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