今日は
お子さんに発達障害の診断が
ついているママへ
「診断名にふりまわされる」毎日を
卒業する方法をお伝えします。
私は、「診断名」に
振り回されるという言葉には
2つ意味があると思っています。
1つ目は、
わが子を診断名でしか
見られなくなってしまうこと
そして2つ目は
この診断名を、わが子が一生
背負っていかなければいけない、と
考えてしまうこと。
この記事では1つめの
「わが子を診断名でしか
みられなくなってしまうこと」
についてお話ししていきますね。
わが家の小4ADHD長男は
5歳、年長の時にADHDという診断名が
つきました。
想定してはいたものの、
実際診断名がつくと
やっぱりそれなりにショックでした。
そうは思いながらも、
診断がついたことでモヤモヤが晴れて、
すっきり育児できるんじゃないか。
そんな風に思い直した私。
ですが、そのうち
ADHDと診断がついてしまったことで
私が息子を見る目が
がらりと変わってしまったことに
気がつきました。
それまでは、
息子らしくてかわいいなって思っていた
やんちゃさや元気さ。
お散歩に行くと必ず棒を拾って
見えない敵と戦う。
高いところが好きで登って飛び降りたがる。
本が大好きで、その世界を頭の中で
どんどん広げていく空想力。
思いついたことをポンポン
話してくれるときのワクワクした目。
そんな、「息子らしくてかわいいなあ」と
思ってきた言動が
「この子は ADHDなんだ」と思ったとたん、
ああ、これは全部
ADHDの症状なんだ。
ADHDだからこんな風に振る舞うんだ
と思えてしまい、
「症状ならば修正しなきゃいけない」に
変わってしまったんです。
子どもの好きなもの、得意なこと、
息子の興味関心すらも症状に感じてしまい、
「息子にぴったりだから
こういう対応をした方がいい」
というよりも
「ADHDだからこういう対応を
しなきゃいけないんだ」
と考えてしまうようになりました。
さらに私は、ADHDについての情報を
めちゃめちゃ集め始めました。
一般に販売されている本。
ネット上での情報。
医学や教育の専門書や論文。
セミナーや講演会。
他のママたちの体験談。
世の中に出回っている
ありとあらゆるADHDの情報を
知らなければ!!
それが息子のことを理解すること。
そんな風に勘違いしていたんです。
その結果私がどうなったのか。
「ADHD」にはめちゃめちゃ詳しくなった。
だけど、学べば学ぶほど
「あれ?これってうちの子には
当てはまらないけどなあ…」
と感じることが増えていきました。
そんな違和感を感じ始めた頃
発達科学コミュニケーション
(発コミュ)に出会ったんです。
発コミュの中では
わが子を「ADHDのわが子」とは
呼びません。
「長男くんの脳の特性は
こんなところがあるよね」
「こういうところはちょっと課題かもね」
「こういうところは強みだし
長所にもなるよね」
そんな風に「脳」を中心に
レクチャーが進んでいく。
だって、どの子の脳も
1つとして同じものはないから!
それは、息子を
「ADHD」の診断名で
一括りにしようとしていた私の心を
溶かしてくれました。
発コミュは、
発達障害だ、って
診断がついた子どもだけのための
ものではない。
相手に「脳」があれば
誰にだって使える
コミュニケーション術です。
発コミュを学び、
さらに上級講座で研究を進めるにつれて
私はもう、わが子を
「ADHDの長男くん」という風に
見ることはなくなりました。
おかげで、
特性ではあるけれど、
息子の強みになることだって
見つけることができたんです。
「ADHD」という診断名には
もう振り回されていない!
そう思えるようになった頃、
次の問題が私の中に
むくむくと芽生えてきたんです。
それが
「告知」という問題でした。
次回は、「ADHD」という診断名を
息子に告知しなければ!と思っていた私が
どうやってその想いと
向き合っていったのかを
お伝えしますね。
お子さんの年齢があがり、
「告知、どうしよう。。。」
と思っているママに
ぜひ読んでほしいです。