小1「ママやって」と甘える時、どうしたらいい?自立を促す朝の接し方

監修: むらかみりりか
発達科学コミュニケーション マスタートレーナー

 

朝になるとYouTubeを見始め、何度声をかけても準備が進まず、「ママやって」と頼ってくる我が子に悩んでいませんか。この記事では、朝の準備がスムーズに進まなかった娘が、自分から動き始めたきっかけと、繊細な子どもの脳に合った関わり方を紹介します。朝の準備を笑顔でスタートしたい方は、ぜひ参考にしてください。

1、朝からYouTube、準備は全部「ママやって」

 

わが家には、繊細な小1の娘(通称まーちゃん)がいます。

 

朝、起きるとすぐにYouTubeを見始め、登校の時間が近づいても自分から動こうとしない姿に困っていました。

 

早く準備をしてほしくて

 

「ご飯食べてー」

「着替えてー」

 

と何度も声をかけても、返事があったりなかったり…。

 

やっと動いたと思ったら、「ママやって」と言うのです。

 

本当は自分でできることでも、ママにやってもらうことが当たり前になっていく毎日に、「このままで大丈夫かな…」と、この先へ不安を感じていました。

 

はじめは

 

「まだ小学生になったばかりだから」

「朝は眠いよね」

 

と思い、優しく声をかけたり準備を手伝ったりしていました。

 

ですが、毎日同じことの繰り返しになるうちに「少しくらい自分でやってよ」と、イライラして口調が強くなってしまう事がありました。

 

お互いに気持ちよく一日を始められない毎日が続いていました。

 

 

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2、繊細な子の脳に合った関わり方ってなに?


どう関われば自分から動けるようになるのだろうと悩む中で出会ったのが、脳科学・心理学・教育学をベースにした発達科学コミュニケーション(以下:発コミュ)でした。 

 

私は「準備させよう」と何度もかけていましたが、その言葉を子どもは受け取れる状態ではなかったということを、まず学びました。

 

”子どもの脳が、ママの言葉を受け取れる状態なのか”という視点は、何度も声をかけて動かそうとしていた私にとって、大きな気づきになりました。

 

そして、大切なのは、子どもの脳が、ママの声かけに「なぁに?」と”聞く耳”を開く会話の始め方をする事でした。

 

なぜなら、繊細な子どもは、

 

・感覚のアンバランスさや疲労などから、一つのことに強く集中しやすいことがある

・夢中になっている時に突然話しかけられても、言葉をすぐには処理できないことがある

 

という脳の特徴があると考えられるからです。

 

この視点を知った時、何度声をかけても返事がなかったことや、YouTubeを見続けて準備を始められなかった背景には、脳の特徴が関係しているからなのだと見方が変わりました。

 

だからこそ、準備を急がせるのではなく、まずは脳の仕組みを理解し、子どもに合った関わり方が必要だったのです。

 

また、子どもが自分から

 

「それならやってみよう」

「それならできるかもしれない」

 

と、思える脳の状態を作ることやスムーズに行動を起こせるような関わり方が大切だと学びました。

 

 

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3、子どもが動き出した3つの関わり方

 

1、話しかけ方を変え、聞く耳を開かせる

 

子どもの脳が「なぁに?」と話を受け取れる状態をつくることを大切にします

 

例えば、 

 

・「ねぇねぇ、○○ちゃん」と肩をポンポンとしながら名前を呼ぶ

 

・「YouTube何見ているの?」と子どもが夢中になっていることに興味を向ける

 

子どもがこちらを見たり返事をしてから、伝えたい本題を話す

 

などです。

 

2、行動を分解して伝える

 

一度にたくさんのことを伝えるのではなく、小さな行動に分解して伝えることで、子どもが「できそう」と思えることを大切にします。

 

例えば、

 

・「早くご飯食べて」ではなく、「お箸を持ってみようか」

 

・「着替えて」ではなく、「パジャマのズボンを脱いでみようか」

 

そして、子ども自身が「自分はできた」と気づき、記憶させるために「お箸持てたね」「ズボン脱げたね」と、できたことをそのまま言葉にして伝えていきました。

 

3、笑顔で、間を置いて、穏やかな声で

 

時間がない朝こそ、笑顔や穏やかな声で安心感を届けることを意識しました。

 

そして、子どもが自分で状況を理解し、考え、行動する時間を待つことを大切にします。

 

具体的には、

 

・声をかけた後は、すぐに次の言葉を重ねない

 

・子どもが考えている様子を見守る

 

・急がせるよりも、自分から動こうとしている姿を待つ

 

ことを心がけました。

 

 

4、自分から準備を始めるようになった朝

 

スムーズに準備が進まず、声をかけても「ママやって」だった子どもが、私の声に意識を向け、話を聞いてくれるようになりました。

 

そして、私自身も学びを通して子どもが「自分からやろうとしている姿」に気づけるようになっていったのです。 

 

さらに、その気づきをそのまま言葉で「椅子に座ったんだね」「ごはん食べ始めたんだね」などと、声をかけることが増えていきました。

 

すると、「自分でできた」という成功体験が積み重さなり、自信が育ち、自分から「次もやってみよう」とする意欲も見られてきたのです。

 

この関わりを続けて約1か月後、「自分で明日の服選びたい!」と、自分で服を決め、着替える姿がみられるようになりました。

 

そして、「ママやって」ではなく、自分から水筒の準備を始めるなどの姿が少しずつ増えていったのです。

 

何度も声をかけてイライラしていた朝が、準備を進める子どもと穏やかに過ごせる朝へ変わっていきました。

 

この記事を読み、朝の準備に悩む親子にとって、少しでも笑顔で一日をスタートできるきっかけになれば嬉しいです。

 

 

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執筆者:えんどうまりな

発達科学コミュニケーション

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