繊細な子の育て方を福岡市の全小学校へ!146冊の寄贈に教育課長が返した言葉

監修: むらかみりりか
発達科学コミュニケーション マスタートレーナー

繊細な子の育て方への理解を、学校にも広げたい。そんな願いから、本146冊が福岡市の全小学校へ寄贈されました。本を読んだ教育課長さんから返ってきたのは、子どもを理解する大切さや、悩むママを支えたいという言葉。贈呈式で交わされた想いをご紹介します。

1.「悩んでいたあの頃の私に届けたい」から始まった寄贈

 

繊細な子の心と脳を強くする親子の関わり方を教えている、むらかみりりかさんが出版した『HSC・繊細な子の育て方がわかる!ペアレントトレーニング』。

 

今回、その本146冊が、寄贈プロジェクトを通して福岡市の全小学校へ届けられました。

 

私は、りりかさん主宰のスクールで学び、この寄贈プロジェクトに参加しているママの一人です。

 

繊細な三姉妹の行きしぶりに、

 

「休ませる?背中を押す?」

「どうしてこうなる?」


と、9年間、迷い悩みながら子育てをしてきました。

 

りりかさんの

「ネガティブ感情に共感は逆効果」

「繊細さはギフト」

 

という言葉に出会い、

 

「自分のこれまでの関わりを見直したい」

「繊細さをギフトにしたい」

 

という想いで、2024年11月からりりかさん主宰のスクールで、発達科学コミュニケーションを学び始めました。


発達科学コミュニケーションは、脳科学・心理学・教育学をベースに、家庭での関わり方や日常の声かけを変えていくことで、子どもの自信・意欲・行動力を育てていくコミュニケーションメソッドです。

 

今では子どもたちみんなそれぞれに、自信を取り戻し行動力があがり、自分のペースで外の世界を楽しめるように。

 

私たち親子の変化は以下のレポートで紹介しています。

 

「ママがいい、家がいい」で繊細姉妹が揃って不登校|自分から外の世界へ踏み出した関わり
園や学校が苦手な繊細な子が、自分に自信のない様子はありませんか?姉妹揃って不登校、不登園になった子どもたちが「肯定の注目:否定の注目=10:0」、生きているだけでハナマルのコミュニケーションによって、自分に自信をつけて前へ進み出した体験談をご紹介します。

 

2025年8月、『HSC・繊細な子の育て方がわかる!ペアレントトレーニング』が出版されると、寄贈プロジェクトが始まりました。

 

「悩んでいたあの頃の私に届けたい」

「繊細な子への理解を広げたい」

 

そんな想いから、私は身近な人へ1冊の本を手渡すことから寄贈を始めました。

 

そこから全国各地の図書館や教育機関へ寄贈が広がり、届けた数は計323冊に。

 

1冊から323冊へ寄贈が広がるまでの
ストーリーはこちら↓↓↓

繊細な子のママが9年前に出会いたかった本|323冊を全国各地の図書館・小中学校へ
繊細な三姉妹の子育てに「休ませる?背中を押す?」「どうしてこうなる?」と9年間悩んだ一人のママが、「あの頃の私に届けたい」「繊細な子への理解を広げたい」という想いで始めた寄贈活動。1冊を届けることから始まり、全国各地の図書館や教育機関へ計323冊の寄贈につながるまでをご紹介します。

 

「学生時代を過ごした大好きな町、福岡市にもこの本を届けたい」

 

という想いでかけた1本の電話がきっかけとなり、146冊を市内の全小学校へ届けることになりました。

 

2026年7月には福岡市役所で贈呈式が行われ、りりかさんのもとで学ぶトレーナー3名が、繊細な子への理解を広げたいという想いを伝えてくれました。

 

この記事では、贈呈式で語られた寄贈への想いや、行き渋りや母子登校を経験したママたちと教育課長さんが、子どもたちや子育てに悩むママについて語り合った様子をご紹介します。 

 

『HSC・繊細な子の育て方がわかる!
 ペアレントトレーニング』はこちら↓↓↓

 

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2.行き渋りに悩むママを支えてくれたのは学校の先生だった

 

2026年7月、福岡市役所で開催していただいた贈呈式には、著者りりかさんの門下生の発達科学コミュニケーショントレーナーであるふじいあきなさん、神名美緒さん、ますながゆみこさんの3名が参加しました。

 

 

 

 

 

(右から、福岡市教育委員会小学校教育課長さん、トレーナーのふじいあきなさん、神名美緒さん、ますながゆみこさんです。)

 

式では、それぞれが子育てに悩んだ経験や、この学びを届けたいと思うようになった理由が語られました。

 

中でも、本に体験談が掲載されているふじいさんの代表者挨拶には、この寄贈に込められた思いが詰まっていました。

 

ふじいさんの挨拶から、寄贈に込めた想いが伝わる部分をご紹介します。

 

寄贈代表者挨拶|寄贈の想い

 

「HSC・繊細な子の育て方がわかる!ペアレントトレーニング」を 福岡市教育委員会の皆さまへ寄贈させていただけることを、 心よりうれしく思っています。

 

私たちがこの寄贈を続けている理由は、 一人でも多くの子どもたちに、自分らしく学校生活を楽しんでほしいという願いがあるからです。

 

この寄贈は、私たちだけの力では実現できませんでした。

 

クラウドファンディングを通して、この想いに共感し、応援してくださった多くの皆さまのおかげで、今日この場につながっています。

 

この本は、子育てに悩む保護者のためだけに書いた本ではありません。

 

毎日子どもたちと向き合う先生方、学校に関わる皆さま、そして地域で子どもを支える皆さまと一緒に、繊細な子どもたち一人ひとりへの理解を深めていけたら、そんな願いを込めて作りました。

 

私の実体験をこの本にも書かせていただいてるのですが、私自身も長女が小学1年生のときに、登校しぶりや別室登校、部分登校、母子登校を経験しました。

 

約8か月間、

 

「どうしたら学校へ行けるようになるんだろう。」

 

毎日そのことばかり考えていた、一人の母親だったのです。

 

励ましたり、寄り添ったり、背中を押したり。

 

18年勤めた会社も辞めて、母親としてできることは、全部やっているつもりでした。

 

なのに、娘は変わりませんでした。

 

 

そんな時に出会ったのが、発達科学コミュニケーションでした。

 

今では、熱があって学校を休む日には、「学校に行きたかった。」と泣くくらい、学校が娘にとって安心できる居場所になっています。

 

そして、私にとって大きな支えになったのが、学校の先生方でした。

 

私にとって、娘を一緒に理解してくださる先生方がいることは、本当に大きな安心だったのです。

 

この経験を通して、私たちが確信していることがあります。

 

繊細な子どもたちの困りごとは、性格の問題でも、甘えでもありません。

 

心と脳の発達を理解し、その子に合った関わりができるようになることで、子どもたちは安心を取り戻し、自分らしく学校生活を歩み始めます。

 

私たちは、根拠と現場での実践をもとに、この学びを届け続けてまいります。

 

今日このような機会をつくってくださった福岡市教育委員会の皆さまに、心より感謝申し上げます。

 

この本が、福岡市の子どもたちを支える皆さまの手に届き、一人でも多くの子どもたちの安心と笑顔につながることを願っています。

 

 

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3.「お母さんたち、まだ泣いていますよね」教育課長さんとの対話

 

代表者挨拶の後には、小学校教育課長さんとトレーナー3名が、それぞれの経験や子どもたちへの想いを語り合いました。

 

褒めるだけではなく、まず子どもを理解する

 

小学校教育課長さんは、20年以上教職に携わる中で出会ってきた子どもたちや、ご自身のお子さんのことも思い浮かべながら、本を読んでくださったと話されました。

 

教育課長
教育課長

これまで「褒めて伸ばす」ことを大切にしてきましたが、この本には褒めるだけではない視点がたくさんあり、私自身も勉強になりました。

 

まずは子どもを理解することが大切ですね。

 

過去、教室に入れない子どものために別の部屋を用意し、教員が付き添えるよう調整した経験も思い出しました。

 

結果を焦って求めるのではなく、数か月、数年単位で見ていくことが大切だと思っています。

 

ふじい
ふじい

先生も私たちも、『これが心配』となると、そのことを何とかしようとします。

 

けれど、根本を変えることで、一つ、二つと困りごとが消えていきます。

 

子どもは一人ひとり違うので、まず私たちママがその子を理解し、それを先生にきちんと手渡して、チームのようになれたらいいと思っています。

 

 

「今はこの段階」と分かることで、親も安心できる

 

ますなが
ますなが

以前の私は、困りごとがあると「どうしよう、どうしよう。」と一人で抱えていました。

 

今も波があったり、母子登校をしたりすることはあります。

 

けれど、学んだことで、

「今はこんな安心が足りていないんだな」
「今はこのくらいのステップなんだな」

 

と考えられる子育ての軸ができ、本当に不安がなくなりました。

 

子育ての軸ができることは、親にとって大きな強みになります。

 

先生ともコミュニケーションを取り、チームとして相談しながら進められる関係になりました。

 

母子登校をしていても、「今はこの段階なんだ」と理解できるようになったので、不安ではなくなりました。

 

教育課長
教育課長

一人で悩んで今しか見えなくなり、不安になったり、イライラしたりする親御さんは多いですよね。

 

この本が、「今はこういう段階なんだ」と見通しを持つ指標になったらと思います。

 

18日目に「学校へ行きたくない」が収まった

 

神名
神名

私は学び始めるタイミングが早かったので、ペアレントトレーニングを始めて18日目で、「学校へ行きたくない」が収まりました。

 

そのときの感動を伝えたいという気持ち、学校には行けていても、朝になると「行きたくない」「お腹が痛い」を繰り返す毎日に悩むママを救いたいという気持ちで、トレーナーになりました。

 

教育課長
教育課長

最短記録ですね!

そうした活動をする人が一人、二人と増えたら、それだけお子さんが救われるということですから、すごいことだと思います。

 

泣いているママを一人でも減らしたい

 

ふじい
ふじい

先生にも、職場にも、子どもにも謝ってばかりの日々でした。

 

だから、泣いているお母さんを一人でも減らしたいと思って、トレーナーになりました。

 

教育課長
教育課長

お母さんたち、まだ泣いていますよね。本当に泣いていると思います。

学校にも、職場にも、みんなに謝っていますからね。

 

お母さんたちは、いろいろなところで調べると思います。

 

けれど、調べれば調べるほど情報が入ってきて、逆に混乱してしまう方もいるでしょう。

 

この本を読んでぴたっと当てはまる方もいると思いますし、いろいろな話を聞く中で、「これをやってみよう」と思えるものに取り組んでいただけたらいいですね。

 

対話を通して伝わってきたのは、教育側にも、行き渋りや不登校に悩む親子の苦しさを理解し、支えたいと願っている人がいるということでした。  

 

立場は違っても、子どもたちの安心や成長を願い、子育てに悩むママを一人にしたくないという想いが重なる時間となりました。

 

最後に小学校教育課長さんは、

「福岡だけではなく、全国の子どもたちが少しでも笑顔で学校へ行けるように、この本を活用していきたい」

と締めくくられました。

 

 

 

 

 

4.見えないところにも、子どもたちの未来を願う人がいる

 

贈呈式に参加した3人のトレーナーと、寄贈担当者さん、そして当日の様子を録画で見た私が感じたことをご紹介します。

 

贈呈式を終えての感想

 

ふじい
ふじい

\繊細な子に優しい未来が、一歩近づいた日/

 

「誰にもわかってもらえない」と感じていた、あの日の私に見せてあげたい光景でした。

 

正しい理解が広がれば、繊細な子もママも安心して笑える社会はつくれる。

 

その未来を心から信じられた、かけがえのない一日でした。

 

 

神名
神名

贈呈式は、形式ばったものかと思っていたのですが、ざっくばらんに意見交換ができ貴重な経験となりました。

 

教育課長さんが長年現場にいらしたこともあり、書籍も熟読され、行き渋りや不登校問題について、真剣に向き合ってくださっていることもうれしく思いました。

 

ますなが
ますなが

今回、福岡市教育委員会の方々と直接お話しし、見えないところにも、子どもたちの未来を願い、力を尽くしている方々がいることを感じました。

 

立場は違っても、子どもを大切に想う気持ちは同じなのだと知り、とてもあたたかい気持ちになりました。

 

この本が先生方や地域の方に届き、繊細な子への理解が広がるきっかけになればうれしいです。

 

たにぐち
たにぐち

当日は参加できず録画での視聴となりましたが、みなさんが本音で語り合う姿に胸が熱くなりました。

 

また、あたたかい雰囲気での式であったことが伝わってきて、このご縁がつながるきっかけとなれたことをうれしく思います。

 

寄贈についてお電話でやりとりをさせていただく際、担当の方がいつも「大切な本を寄贈いただきありがとうございます」という言葉を添えてくださっていたことにも感動していました。

 

繊細な子の理解が広がっていき、繊細な子もどんな子も輝ける社会につながることを願っています。

 

寄贈担当者さん
寄贈
担当者さん

トレーナーの皆様のお話を直接伺うことができ、私もとても感謝しております。

 

5.行き渋りに悩むママを一人にしない未来へ

 

今回の贈呈式を通して、私が何より希望を感じたのは、教育委員会にも、行き渋りや不登校に悩む親子を理解し、支えたいと願っている人がいると知ったことでした。

 

そして、家庭と教育側が同じ方向を向き、子どものことを一緒に考えられたら、ママももっと安心して子どもを支えていけるのではないか。 

 

そんな可能性も感じた贈呈式でした。

 

行き渋りや不登校の悩みを、ママ一人で抱えなくていいのです。

 

私自身も、子どもたちのことを学校の先生や第3の居場所の先生と相談し、連携しながら支えていただいています。

 

繊細な子育てに困っているママは、ぜひ、『HSC・繊細な子の育て方がわかる!ペアレントトレーニング』を読んでみてくださいね。

 

 

そして、わが子のことが少しずつ理解できてきたら、家庭で見えている子どもの姿や困っていることを、学校の先生や子どもに関わる方にも伝えてみてください。

 

家庭と学校が子どものことを一緒に考えられる関係が、繊細な子どもたちの安心につながっていくのではないでしょうか。

 

\先生に相談するときのコツはこちら/

小学校の担任に知らせておきたいこと|先生に相談するときのコツ
繊細な子どもが小学校に通っていると、担任の先生に相談したいことがあるけれど、どうやって相談したらよいかわからなくてお困りのことありませんか?もと園長先生だった私の経験から、先生を味方につける相談の仕方のコツをお伝えしていきます。

 

また、この記事を読み「自分の地域でも、繊細な子の育て方を学べる講演会を開催したい」と思ってくださった子育て支援者、教育関係者の方へ

著者・むらかみりりかさんの公式サイト「お問い合わせ」より、いつでもご連絡ください。

 

贈呈式に参加したトレーナー、
著者・むらかみりりかのYouTubeはこちら↓↓↓

 

執筆者:たにぐちいろは
発達科学コミュ二ケーション

監修: むらかみりりか
(『HSC繊細な子の育て方がわかる!ペアレントトレーニング』著者)

準拠理論:
本記事は発達科学コミュニケーションに基づき執筆されています


この記事を書いた人
たにぐち いろは

発達科学コミュニケーション アンバサダー
記事執筆、WEB担当

学びはじめた時期
2024年11月

学びはじめた当時の学年
小6女の子、小3女の子、年長女の子

愛媛県在住

幼稚園から行き渋りを繰り返してきた繊細な三姉妹の子育てに悩み、寄り添ったり背中を押したり、迷いながら子育てしてきました。

迷走すること9年。

最終的に全員が不登校不登園となり、長女は一時は家から出られない時期もありました。

子ども達全員が集団生活で困りごとをかかえ、何か自分にできることはないのかと悩んでいるときに発達科学コミュニケーションに出会いました。

親子の関わりを変えたことで、私も子どもたちも変わっていきました。

子どもたちは、「やりたい!」で外の世界を楽しめるように。
私は、迷いながらの育児が、迷わない育児に。

かつての私のように「この対応であってる?」と迷うママが、繊細な子の心と脳を理解し、親子で笑顔になれるきっかけを届けたいと思い、発信しています。

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