おはようございます!
今日は「物の見方」について
お話しします。
連日たくさんのママさんと
お会いしていますが、
皆さんの多くが
「褒めることは意識しているけど
つい問題行動に目がいき
色々言ってしまう」
とおっしゃいます。
トラブルが既に多くある状態だと
「あれができなかった」
「これができてない」
そんな風に
物事を「一面的」に見てしまう
これは子育てに悩むママに
よくある視点です。
毎日困りごと続きだと
「つい」が習慣化してしまうんですね。

先日、私もまだまだだなぁと
考えさせられることがありました。
我が家は自転車で登園していますが
毎日通る道に
個人商店が並ぶ場所があります。
ある一定の場所を通るたびに
「おもちゃ屋さんがあった」
「おもちゃ屋さんに行ったことある」
と長男が言うんです。
長男は今でこそ
だいぶ落ち着きましたが
物欲が強いタイプ。
そもそもおもちゃ屋さんなんてないのに
どうして「おもちゃ屋さん」と言うのだろう?
何か欲しい物があるのかな
と不思議でなりませんでした。
そこで私は以前住んでいた近くに
「赤色のおもちゃ屋さん」が
あったことを思い出し
商店街に「赤い」
クリーニング屋さんがあるため
「息子は色で判断しているのかな?」
と思ったんです。
そこで「おもちゃ屋さんじゃなくて、
クリーニング屋さんだよ」
と私は言いました。
でも、息子は
「違うよ。おもち屋さんだよ。
前に行ったことあったでしょ」
と言う。
そこで息子が指定するお店で足を止めると
息子が言っていたのは
酒屋さんの「ももき」
と言うお店だったんです。
以前1度だけ
ジュースを買いに行った酒屋さんで、
私にはお店のロゴの
「酒」しか見えていなかったため
店名まで頭に入っていませんでした。
けれども息子は
ひらがなで書いてある
「ももき」を読んだ。
そして
「前にジュースを
買ったことがあったよね。」
と言いたかった。
そういえば、以前に
「僕は ち と き が難しい」
と言っていたことも思い出し
なるほどなー!!!
と思ったんです。
息子が言っていたのは
「おもちゃ屋さん」ではなく
「ももき屋さん」
自転車を漕ぎながら
なんとなく聞いていたため、
そして「物欲が強い息子」
と言う一面的な見方をしていたため
「息子は赤いクリーニング店を
おもちゃ屋さんだと勘違いしている」
と捉えてしまった。
皆さんはこの話を読んで
どう思ったでしょうか?
子育ての悩みが多いとつい
「我が子はすぐ怒る」
「我が子はこだわりが強い」
「我が子は〇〇だから」
と言う視点で子どもを見てしまいます。
困りごとが多ければ多いほど
その視点は狭くなる。
けれども、もし
私が「ももき」と言う店名が
頭に入っていたら
「行ったことあるよ」
と言う声に反応して
周りを見渡していたら、
もっと早く息子の
「本当に言いたいこと」
に気づけたと思うんです。

もちろんこの話は
叱ったとかではないですが
今回のことで
もっと「多面的に」物事を捉えよう
と私は思いました。
今、お子さんの困りごとに
辛くなってしまっているママさん。
ちょっとその視点を広げてみて
子どもが癇癪を起こしている原因は
なんだろう
子どもがこだわっている理由は
どこにあるんだろう
そんな視点で見る癖をつけると
子どもの思わぬ良いところを
発見できるかもしれませんよ!
では、皆さま今日も行ってらっしゃい♪