朝、早くして…が届かない理由

目次

 朝の支度がスムーズに進まない本当の背景 

朝の支度の時間

「早くして!」
「もう時間ないよ!」
「置いていくよ!」

そう声をかけても、
子どもはなかなか動かない。

本当は、
朝から怒りたいわけじゃない。
できるなら、穏やかに送り出したい。

それなのに、
朝になると毎日同じことでつまずいてしまう。

そんな悩みを抱えている方は、
決して少なくありません。

なぜ朝は「早くして」が届かないのか

「早くして」という言葉は、
一見すると分かりやすい指示に見えます。

ですが、子どもにとっては
とても抽象的な言葉です。

  • 何を

  • どこまで

  • どんなペースで

やればいいのかが分かりません。

特に朝の時間は、
子どもの脳や気持ちが
まだ活動モードに完全に切り替わっていない状態。

体は起きていても、
気持ちはまだ昨日の続きだったり、
楽しみにしていることやこだわりに
引っ張られていることも多いのです。

そんなときに
「早くして」と急かされると、

  • 気持ちが置いていかれる

  • 焦って混乱する

  • どう動けばいいか分からなくなる

その結果として、
止まってしまったり、
荒れてしまったりすることがあります。

朝の支度がスムーズに変わった、年長さん男の子

以前、
朝の支度が進まず、
毎日バタバタ・イライラしていた
ママから、こんなお話を聞きました。

ある朝、
年長さんの男の子Rくんは
お気に入りのピカチュウの靴下が洗濯中。

「〇〇くんに
ピカチュウの靴下を見せたかったのに!」

そう言って機嫌を崩し、
出発時間が迫っているのに
まったく着替えが進まなかったそうです。

ママは思わず
「他のがあるじゃない!早く着替えて!」
と言いそうになりました。

ですが、そこでふと立ち止まりました。

「また怒っちゃう…」
そう感じたからです。

そして 代わりに

「この子はいま、
何を大事にしているんだろう?」
と考えました。

そのときに出てきたのが、

「ピカチュウと同じ黄色の服、
 着ていこうか!」

という一言。

黄色のシャツを出すと、
さっきまで動かなかったRくんが
笑顔になり、
自分から着替え始めたそうです。

変わったのは、言い方ではありません

このとき、
ママが変えたのは
言葉のテクニックももちろんそうですが

それよりも大きかったのは、
見る場所でした。

  • 「早く着替えてほしい」

    から

  • 「この子はいま、何を叶えたい?」

へ。

子どもの気持ちに目を向けたことで、
結果的に行動がスムーズにつながったのです。

朝は「できる・できない」を決める時間ではない

朝の時間は、
できた・できなかったで
評価する時間ではありません。

朝は、
できる・できないよりも、
気持ちが動き出すきっかけが
あるかどうか。

この視点を持つだけで、
ママの気持ちは少し軽くなります。

そして、
ママが楽になると、
その空気は子どもにも自然と伝わっていきます。

朝がしんどいと感じている方へ

毎朝うまくやろうとしなくて大丈夫です。
完璧な関わりも必要ありません。

まずは、
「どうして動かないんだろう?」ではなく、
「いま、何で止まっているのかな?」
と見る場所を変えてみる。

それだけでも、
朝の空気は少しずつ変わっていきます。

もし、
朝の関わり方をもう少し整理して知りたい、
同じ悩みを繰り返したくないと感じているなら。

他の記事や
無料電子書籍も参考にしてみてくださいね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次