頑張っているのに現実が変わらない理由

朝起きられない

さて今日は

 

「頑張っているのに現実が

 変わらない理由」

についてです。

 

起立性調節障害のお子さんの朝。

 

「今日は学校に行かせた方がいいのかな」

「休ませた方がいいのかな」

「ここで休ませたら、

このまま行けなくなるんじゃないかな」

「無理に行かせて、また体調が悪くなった

らどうしよう」

 

そんなふうに、

毎朝、心の中で何度も迷っていませんか?

 

私もそうでした。

 

行かせたら、無理をさせた気がする。

休ませたら、甘やかした気がする。

声をかけたら、

プレッシャーになった気がする。

見守ったら、放置している気がする。

 

結局日々の判断と後悔で

自分自身がすり減っていく…

4235981_s.jpg

この迷いは、

ママの判断力が足りないからでは

ありません。

 

お子さんを大切に思っているからこそ、

どちらを選んでも不安になるのです。

 

ただ、ここで大事な視点があります。

朝の苦しさは、

「行かせるか、休ませるか」の

判断が難しいからだけではありません。

 

本当に難しいのは、

今のわが子に合う一歩が見えないこと

です。

 

起立性調節障害の子は、

体調がしんどい日があります。

 

朝、起き上がれない。

頭が痛い。

気持ち悪い。

だるい。

立つとつらい。

 

これは、気合いや根性の問題では

ありません。

 

だからこそ、

体のしんどさを無視して

「行きなさい」とは言えません。

 

一方で、

体調が少し落ち着いてきても、

学校の話になると固まる子もいます。

 

夜は「明日行く」と言っていたのに、

朝になると布団から出られない。

 

昼からは少し元気そう。

好きなことなら話せる。

ゲームや趣味には動ける。

 

だからママは、また迷います。

 

「本当に体調が悪いの?」

「学校だけ避けているの?」

「このまま見守っていていいの?」

ここで必要なのは、

お子さんを疑うことではありません。

 

必要なのは、

今どの回復段階にいるのかを見立てること

です。

33731105_s (1).jpg

たとえば、

同じ「学校を休んだ」でも、

中で起きていることは違います。

 

本当に体がしんどくて休んだ日。

学校への不安が強すぎて休んだ日。

昨日頑張りすぎてエネルギー切れに

なった日。

本当は少し行きたいのに、

最初の一歩が大きすぎた日。

「完璧に行けないなら意味がない」

と考えて止まった日。

 

外から見ると、全部「欠席」です。

けれど、必要なサポートは

まったく違います。

 

体がしんどい日には、

休息と安心が必要です。

 

不安が強い日には、

不安を小さく分ける関わりが必要です。

 

完璧主義で止まっている日には、

100点の登校ではなく、

10点の一歩を作る関わりが必要です。

 

挑戦の芽がある日には、

本人が選べる小さな選択肢が必要です。

 

ここを見ないまま、

毎日同じように声をかけていると、

ママも子どもも苦しくなります。

 

「今日は行けそう?」

「少しだけ頑張ってみる?」

「無理なら休んでいいよ」

「明日はどうする?」

この言葉が悪いわけではありません。

 

ただ、その子の段階に合っていないと、

子どもにはプレッシャーとして

届くことがあります。

 

起立性調節障害の子の中には、

体のしんどさに加えて、

不安や予期不安が強くなっている子

がたくさんいます。

 

特に、頭の回転が速い子、

繊細な子、完璧主義の子は、

朝になる前から頭の中でたくさんのことを

考えています。

 

つまり、朝、動けない子は、

何も考えていないのではありません。

 

考えすぎて、

不安になりすぎて、

完璧にしようとしすぎて、

動けなくなっていることがあります。

 

だから必要なのは、

説得することより先に、

どの段階で止まっているのかの

見立てです。

 

こうやって、回復プロセスにあった

サポートで

子どもの中の絡まった糸をほどいていく。

 

これが、

起立性調節障害の子の

回復段階を見立てるということです。

 

ママが頑張っているのに

朝が変わらない理由は、

愛情が足りないからではありません。

 

今のお子さんの段階に合う一歩が

見えていないまま、

毎朝判断しなければならないこと。

 

ここに苦しさの正体があります。

 

起立性調節障害の子に必要なのは、

とにかく学校へ行くことだけでは

ありません。

 

ずっと休ませて様子を見ることだけでも

ありません。

 

必要なのは、

今のわが子に合う一歩を見つけること

 

そのために大切なのが、

回復段階の見立てです。

 

わが子の「うごけなさ」 の分けを

知って、一番苦しいお子さんを

少しでも早く回復に導きましょう。

 

今日はここまでです。

タイトルとURLをコピーしました