人の成長には、ある一定の法則がある

朝起きられない

さて今日は

 

「人の成長には

ある一定の法則がある」

というお話です。

 

先日、

発達科学コミュニケーションの

レクチャー4を開催しました。

 

実質4回目のレクチャーで

一区切りです。

 

そこで、何人かのお母さんたちの

「親力」と「子ども力」の変化を

グラフにして振り返りました。

 

そのグラフを眺めながら、

改めて思ったことがあります。

人の成長には、ある一定の法則がある。

1014244.jpg

それは、2つの意味があります。

 

まず一つ目、

成長には順番があり、

飛び級制度はないということ。

 

自信の回復→行動が増える→

感情コントロール→

相談しながら調整する力

 

いつも

こんなふうに進んでいきます。

 

そしてもう一つは、

成長は

右肩上がりには進まない。

ということです。

 

たとえば、中学2年生の女の子。

中1の終わりから不登校になり、

6月頃には外出すること自体が

怖くなっていました。

 

ところが受講して2か月半。

大好きな「推し」のライブのために、

友達親子と神戸へ行くことができました。

 

ホテルでは自分で時間を逆算して、

タイムスケジュールまで立てたそうです。

 

さらに先日は、

自分で予約したネイルサロンへ行き、

そのあと欲しい洋服を見つけると、

いつものお店が休みだったにも

かかわらず、

別の店舗まで一人で行って試着。

 

迷いながらも、

最後は自分で決めて購入しました。

 

朝はヘアメイクをしながら、

前髪が思い通りにならなくても、

「まあ、いっか」

と思えるようになってきたそうです。

 

数か月前には、

「外に出るのが怖い」

と言っていた子です。

 

だからといって、

毎日どんどん行動できるようになったわけ

ではありません。

 

行ける日もあれば、

行けない日もある。

 

できることが増えたと思ったら、

また止まることもある。

 

けれど、

「行けない」がなくなったことが

成長なのではなく、

「行けない自分」から、

また動き出せる力が育っている。

 

ここが、とても大事なんです。

 

小学校2年生の女の子もそうでした。

 

漢字を書くことが苦手。

算数も筆算になって難しくなり、

以前ならやりたがらなかった。

 

ところが今は、

「やる」

と言って自分から始めたり、

 

以前はお母さんと一緒に

鉛筆を持たなければ

書けなかった漢字を、自分で書いたり、

間違えたところを

直したりするようになりました。

 

夏休みには児童館にも挑戦

もちろん、ずっと順調ではありません。

 

「休みたい」となる日もある。

ストレスがかかれば、

子どもの状態は揺れます。

 

けれど、お母さん自身に

大きな変化がありました。

以前なら、

「また行けなくなった」

と捉えていたところを、

「この子は今、

疲れているんだろうな」

と考えられるようになった。

 

そして、

休むことそのものではなく、

「休んだあと、また立て直せた」

というところに

成長を見つけられるようになったんです。

 

ここに私は、

人が成長していくときの

大切な法則があると思っています。

 

成長とは、波がなくなることではない。

 

負荷がかかれば落ちる。

疲れれば止まる。

失敗すれば不安になる。

それでも、

安心できる場所があって、

「できた」が記憶に残って、

また少しやってみる。

 

この繰り返しによって、

落ちても戻れる。

止まっても、また動き出せる。

そんな力が育っていく。

 

そして今回、もう一つ

とても興味深かったことがあります。

 

子どものグラフには波があるのに、

お母さんの「親力」は上がっていたこと。

 

子どもが安定したから、

お母さんが安定した。

 

ではないんです。

 

順番はいつもその逆。

 

子どもが揺れているときにも、

「この子はダメになった」

ではなく、

「今、何が起きているんだろう?」

と考えられるようになった。

 

目の前の一場面だけで

子どもの未来を判断しなくなった。

 

つまり、

子どもの波をなくす力ではなく、

波の中でも成長を見つけられる力が、

お母さんに育っていた。

 

これは、起立性調節障害や

不登校からの回復でも同じです。

 

以前より気持ちを言えた。

「無理」と伝えられた。

失敗しても「まあ、いっか」と

切り替えられた。

休んだあと、また挑戦できた。

 

自分で考えた。

自分で選んだ。

助けを求められた。

 

こうした変化はすべて、

次の行動を生み出すための力が

内側に育っている証拠です。

 

だから、

今日できなかったことだけを見て、

「また元に戻った」

と決めなくていい。

成長のグラフを

日、一週間という短い線ではなく、

少し長い時間軸で眺めてみてください。

 

上がって、

下がって、

また上がる。

その波を繰り返しながら、

以前とは違う場所へ進んでいる。

 

人の成長は、一直線ではない。

 

だけど、

安心できる関係の中で

小さな「できた」を積み重ねていけば、

波があっても、

自分の力で戻ってこられる人に

なっていく。

1378094.jpg

この先に大きな力が育っていくのです。

 

今日はここまでです。

 

タイトルとURLをコピーしました