1.夏休みの終わりが近づくと、子どものコンディションが落ちる理由
8月も後半。
ここまで、
少し朝起きられるようになった。
家族とは笑って話せるようになった。
外に出られる日が増えた。
宿題にも少し手をつけ始めた。
「もしかして、
ちょっと元気になってきた?」
そんなふうに感じていたのに。
夏休みが終わる頃になると、
また起きる時間が遅くなったり、
イライラが増えたり、

「学校」という言葉に
敏感になったり、
頭痛やだるさを訴えたり、
せっかく出てきた
「やってみよう」が
なくなったように見える。
するとママは、
「やっぱりまだダメなのかな」
「また元に戻っちゃった?」
って、
一気に不安になりますよね。
だけど、
ここでぜひ
知っておいてほしいことがあります。
それは、
子どもの成長は、
一直線には進まない
ということです。
よくなった。
少し落ちた。
また動いた。
止まった。
また少し動いた。
そんなふうに、
山あり、谷ありを繰り返しながら
徐々に右肩上がりで成長していきます。
特に夏休み終了前は、
コンディションが落ちるタイミング。
学校が始まる日が
近づいてくることで、
「朝、起きられるかな」
「学校に行くの?」
「みんなに何て言われるかな」
「勉強、遅れてるな」
そんなことを、
本人が口には出していなくても
意識し始めます。
夏休み中は少なかった、
学校からの連絡。
宿題。
制服。
登校日。
友達とのやりとり。
「新学期」という言葉。
少しずつ、
学校につながる刺激が
日常の中に増えてくる。
すると、
もともと不安が強い子ほど、
「どうしよう」
と先のことを考えるだけで、
エネルギーをたくさん
使うことがあります。
だから、
夏休みの間は
元気そうに見えていたのに、
学校が近づいてきた途端に
寝る時間が遅くなったり、
ゲームが増えたり、
イライラしたり、
「何もしたくない」
となることもあります。
2.「また元に戻った」ではなく、今の回復段階を見てみる
これを知らないと、
ママは、
「生活リズムを戻さなきゃ」
「そろそろ学校の準備をしなきゃ」
「このままじゃ2学期が始まっちゃう」
と、焦って子どもを
動かしたくなります。
けれど、
コンディションが落ちた=
成長が止まった
とは限りません。
むしろ、
次の環境を前にして、
今の自分で
どう乗り越えようかと、
子どもの中で
大きなエネルギーを使っている時
かもしれない。
だから私は、
子どもの状態が落ちたときほど、
「またダメになった」
ではなく、
「今、この子は
どんな状態なんだろう?」
と見るようにしています。
今は、
休むときなのか。
安心を増やすときなのか。
少しだけ背中を押せるときなのか。
本人に選ばせるときなのか。
同じ
「学校へ行けない」でも、
必要な関わりは
その子の回復段階で違うからです。
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3.成長の山と谷が見えると、今必要な一手を選べるようになる
私も以前は、
息子の調子がよければ、
「よかった!」
と安心して、
少し落ちると、
「また振り出しに戻った……」
と落ち込んでいました。
子どものコンディションと一緒に、
私の気持ちまで
上がったり、下がったり。
まるで、
息子の状態に
私の安心まで
預けているようでした。
だけど、
「成長って、
山あり谷ありなんだ」
とわかるようになってから、
見える景色が変わりました。
昨日より
できなくなったことだけを
見るのではなく、
「前より気持ちを言えるようになった」
「しんどいって伝えられた」
「今日は休むって自分で決めた」
「落ちても、前より戻るのが早くなった」
そんな、
波の中にある成長
を見つけられるようになったんです。
すると、
私自身も
いちいち振り回されなくなりました。
なぜなら、
谷が来ても、
「終わった」ではなく、
「今はここなんだな」と
現在地がみえるから。
そして、
「じゃあ今、
この子に必要なのは何だろう?」
と、次の一手を
考えられるようになる。
これって、
私はとても大事なことだと
思っています。
子育てで必要なのは、
毎回絶対に外さない
“正解”を知ることではありません。
子どもの状態を見ながら、
その時の最適解を
選び直せること。
成長は、
右肩上がりじゃない。
進んだと思ったら、
少し戻る。
止まったと思ったら、
また動き出す。
だけど、
その山も、
その谷も、
全部ひっくるめて
その子の成長の途中です。
だから、
夏休みが終わる前、
もしお子さんの
コンディションが落ちてきても、
すぐに
「また悪くなった」
と決めなくて大丈夫。
まずは、
「今、この子には
何が起きているんだろう?」
と見てみてください。
子どもの波を知れば、
ママは波に
飲み込まれなくなる。
そして、
波があるからこそ、
今のわが子に必要な一手を
選べるようになります。
2学期を迎える前に
大事なのは、
無理やりコンディションを
上げることではなく、
今のわが子を見立てること。
山が来ても、
谷が来ても、
「この子は今、
成長の途中にいる」
そう思えるだけで、
ママの次の一手は
きっと変わります。
そうやって見立てができるようになると
格段に、子育てが楽しくなります。

そんな子育ての楽しさ、
手に入れませんか?



