【過干渉チェック付き】起立性調節障害?うつ?「過干渉」との関係

朝起きられない

さて今日は

 

「『起立性調節障害?』『うつ?』、

過干渉との関係」

 

についてです。

 

朝、布団から出てこない子どもに、

「薬は飲んだ?」
「水分はとった?」
「今日は学校どうする?」
「少しでも勉強したら?」

気づけば、何度も声をかけている。

 

起立性調節障害の子を支える

お母さんなら、

思い当たることがあるかもしれません。

 

私も息子が起立性調節障害になった頃、

心配で、先回りして、

あれこれ聞いていました。

 

だって、体調が心配。

学校のことも、勉強の遅れも心配。

 

何かしてあげなければ、

このまま動けなくなるんじゃないか。

 

そう思うからこそ、

声をかけずにはいられないんですよね。

 

だから今日は、

お母さんを責めるためではなく、

「過干渉」と「起立性調節障害」、

そして「うつ」との関係に

ついてお話しします。

 

まず知っておいてほしいのは、

過干渉が起立性調節障害を起こす、

ということではありません。

 

起立性調節障害は、

循環の調節に関わる身体の病気です。

 

とはいえ、

もともと持っている脳の反応が

ストレスを増幅させている可能性があり、

 

また、

起立性調節障害の子どもには、

抑うつや不安があわせて

みられることがあり、

 

それらが症状に影響する場合も

報告されています。

 

だからこそ、

体の状態と心の状態の両方に

目を向けることが大切です。

 

一方で、

親の関わり方と子どもの抑うつと

の関連を調べた研究では、

 

親の過度な関与や、

子どもの気持ちや行動を強くコントロール

する関わりと、

抑うつ症状との関連が報告されています。

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ただし、これは「過干渉がうつの原因だ」

と証明したものではありません。

 

子どもの状態が心配で親の関与が

増えることもあり、

関係は一方向とは限らないのです。

 

では、私たちが気をつけたいのは

何でしょうか。

 

それは、

心配して声をかけること自体では

ありません。

 

子どもの体調や気持ちを確かめるつもりの

言葉が、

毎日続くうちに、

「自分で決めなければ」

「ママを安心させなければ」

「できない自分を見られている」

と、子どもにとって

答えを迫られる時間になっていないか、

ということです。

 

もちろん、

起立性調節障害の治療や生活上の助言は、

医師と相談しながら進める

必要があります。

 

そのうえで家庭では、

「どうしたら動けるか」を

親が決めてしまうのではなく、

 

子どもが自分の体調や気持ちを言葉にし、

選べる余地を少しずつ取り戻せる関わりが

大切です。

 

たとえば、朝のたびに

「今日は行くの?行かないの?」と

答えを求めるのではなく、

 

「今は体がどんな感じ?」

「必要なことがあったら言ってね」

と伝えて、本人が話し出すのを待つ。

 

親が何もしない、という意味では

ありません。

 

受診や学校との連携が必要なときは、

大人が支える。

 

でも、子どもの気持ちや行動まで

先回りして決めない。

 

その境目を探すことが、

親子の負担を少しずつ軽くする

一歩になります。

 

自分を責める必要はありません。

まずは、今朝の声かけを

振り返ってみてください。

 

【過干渉チェック】

 

お母さんの「過干渉」チェック

起立性調節障害の子を心配していると、

つい子どもの様子が気になり、

先回りして声をかけたくなること

があります。

 

次の項目に、最近の自分がどれくらい

当てはまるか、

責めるためではなく、

振り返るつもりでチェック

してみてください。

□ 子どもの機嫌が悪いと、自分まで気持ちが大きく揺れる

□ 子どもの友だち関係について、本人に頼まれていなくても意見を言う

□ 髪型や服装を親が決めたり、「変だよ」と口にしたりする

□ 成績や結果がよかったときに、いつも以上に強く反応する

□ 会話の半分以上が、親からの確認や指示になっている

□ 勉強していない様子を見ると、気になって何度も声をかける

□ ゲームをしている姿を見ると、イライラしてしまう

□ できていないことに目が向き、できていることを見落としやすい

いくつ当てはまったでしょうか。

 

このチェックは、

過干渉かどうかを決める診断では

ありません。

心配やイライラを感じること自体が、悪い

わけでもありません。

 

気にしたいのは、その心配から、

子どもの行動を親が決めたり、

何度も指示したりしていないかです。

 

起立性調節障害の子を支えたい気持ちが

強いほど、親の関わりが増えることが

あります。

その言葉は、

子どもに答えを求めていたかな。

 

それとも、困ったときに頼れることを

伝えていたかな。

 

気づいたところから、

親子の会話は少しずつ変えていけます。

 

今日はここまでです。

 

参考文献

 

  • Zhang, Q. & Ji, W.(2023)Overparenting and offspring depression, anxiety, and internalizing symptoms: A meta-analysis.
  • Yap, M. B. H. et al.(2014)Parental factors associated with depression and anxiety in young people: a systematic review and meta-analysis.
  • – 田中英高(2018)「起立性調節障害とうつ」
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