さて今日は
『「行けそうだったのに、
動けなくなってしまう朝」
に起きていること』
というお話です。
起立性調節障害のお子さん、
不安が強くて動けない不登校のお子さんを
育てていると、
こんな朝を経験すること
ありませんか。
朝、今日は少し調子が良さそうと
思っていると、
本人がぽつりと
「学校、行けるかも」と準備を始める。
その一言に、
親は内心ほっとする。
急いで準備を始める我が子を見て、
「大丈夫そうだね」
「いい感じだね」
と、応援する。
でも、
・前髪が思うように決まらない
・いつもの靴下がない
・出発時間が予定より3分ずれた
その瞬間。
「やっぱり無理!!」と
体が固まり、動けなくなる。
こういう場面、
本当によくあります。
親の頭には、ついこんな言葉が
浮かぶんです。
「そんなことで?」
「せっかく行けそうだったのに…」
でもここで、
親と子のあいだにズレが生じています。
この子が動けなくなった理由は、
わがままでも、甘えでもありません。
起立性で体調が不安定な上に、
こだわりのある子は、
▶ 安心できる状態
▶ 見通しが持てる状況
▶ 感覚の安定した受け取り方
この3つが、同時に揃った時に
はじめて動けます。
どれか一つが崩れると、
体と心が一気に限界を超えてしまう。
「前髪」や「3分のズレ」は、
表面に見えているきっかけにすぎません。
その根底にあるのは
お子さんの脳にかかる負荷です。
こだわりは、
「親を困らせるため」の
ものではありません。
崩れやすい体と心を支える、
安心の土台です。

不安になればなるほど、
自信が落ちれば落ちるほど、
安心できるものや信じていることに
しがみついていきます。
その土台であるこだわりを
「そんなこと気にしなくていいでしょ」
「早くしなさい」
と指摘されるほど、
体調も、不安も、
一気に崩れていくんです。
ここで大事なのは、
✔ こだわりを叱ることでも
✔ 無理に手放させることでも
ありません。
必要なのは
安心の中で動ける経験を重ねること。
少しずつ、
こだわりの「幅」を広げていく。
そして、
自分の限界との境界線を
引き直していく。
このプロセスを、
親がどう支えるかで、
回復のスピードも、
安定感も変わってきます。
そのためにできることは
まずはこだわりを緩める
肯定の声かけです。
こだわりが発動したときには
否定せずに
「そう思うんだね」と
受け止めてください。
それで実際に行けなくなっても
ママは不機嫌になったり、
叱ったりはNG。
こだわりが発動しているときは
脳のストレスが増している、
そんなサインだと思って
おうちで「安心」を届けましょう。
こだわりの緩め方は
こちらの記事にかいています。


今日はここまでです。


