起立性調節障害・不登校の子のかんしゃくに「正論」が逆効果になる本当の理由

朝起きられない
起立性調節障害や不登校の思春期の子に起きやすい「かんしゃく」。正論で伝えようとするほど悪化するのは、脳と自律神経の仕組みが関係しています。本記事では、かんしゃくが起きる理由と、感情があふれた時に逆効果にならない関わり方の軸を解説します。
 

1.起立性調節障害・不登校の子にかんしゃくが起きやすい理由

 

「起立性調節障害・不登校の子の

かんしゃくに「正論」が逆効果な理由」

についてです。

 

今日は、思春期のママから最も

多く届くテーマ、

「かんしゃく(感情コントロール)」

について、整理します。

 

朝。「そろそろ準備して」

その一言で、

突然怒鳴る。泣く。物に当たる。

 

さっきまで普通だったのに。

そんなことありませんか?

 

ママは混乱しますよね。

「なんで今?」

「私の言い方がわるかった?…」

 

正論を伝えようとすると、

さらに爆発。

 

この場面、

起立性調節障害や

不安で動けない不登校キッズを育てている

ご家庭では本当によく起きています。

 

ここで大事なのは、

これは性格の問題ではない

ということです。

 

思春期の脳では、

・感情を生み出すエネルギーは強い

・でも、それを整理して言葉にする力は

 未成熟

というアンバランスが起きています。

 

 

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特に、

 

✔もともとのネガティブ思考

✔慢性的な疲労

✔ 自律神経の乱れ(起立性調節障害)

✔ 失敗体験が重なった状態

 

では、脳は常に

「これ以上負荷をかけないで」

という防衛モードに入っています。

 

この状態で何が起きるかというと…

 

感情を言葉にできない



脳が整理できない



身体が先に反応する



かんしゃくになる

 

つまり、

かんしゃくは

「未処理の感情があふれた結果」

 

本人も、

「どうしてこうなったか」

わからないことがほとんどです。

 

 

2.なぜ「正論」や説得がかんしゃくを悪化させてしまうのか

 

だから、

・説得

・指導

・正論

・「落ち着いてから話そう」

 

これらはすべて、

火に油になります。

 

さらに見落とされがちなのが、

ここにネガティブ思考が絡むケースです。

 

「また怒ってしまった」

「自分はダメだ」

「どうせみんなのようにできない」

 

こうした思考のクセがあると、

かんしゃくが起きやすくなり、

 

かんしゃくのあとにも、

自己否定 → 無気力

へと落ちやすくなります。

 

行動できないのは、

やる気がないからではありません。

 

安心が足りないだけです。

 

 

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3.起立性調節障害の子に合うかんしゃく時の関わり方の軸

 

では、どう関わるのか。

 

ポイントはこういったお子さんに合う

 再現性のある関わり方を持つこと。

 

その軸は、とてもシンプルです。

 

① その場では「止めない」

 

かんしゃく中は、

行動を教える時間ではありません。

まずは安全確保だけ。

 

② 感情を処理する役目を“代行”しない

 

「どうしたの?」「なんで?」を

急がないでください。



言葉が出ない状態で聞かれても、

脳は答えられません。

 

③ 落ち着いた後に“翻訳”する

 

「さっき、急に言われて

しんどかったんだね」



「体が追いつかなかったんだと思う」

 

これは甘やかしではなく、

脳に整理のモデルを手渡す方法です。

 

そして忘れないでほしいのが、

「安心できる関係性が行動を生む」

という事実。

 

かんしゃくを

「止めるべき問題」と見ると、

関係性が壊れます。

 

でも、

「今はただの通過点」

と捉えられると、

ママの関わりが変わり、

それが落ち着かせる環境になります。

 

その環境が整った先に、

初めて

・自分で落ち着く

・言葉で伝える

・行動を選ぶ

が育っていきます。

 

 

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今日は、

その視点を持ち帰るだけで十分です。

 

対応を増やすより、

見方を変える

 

それが、

不安で動けない子を

動ける状態へ戻す、

いちばん確かな近道です。

 

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