「ママのせい!」と言う子の脳の反応

不安で動けない

さて今日は

 

『「ママのせい!」が増える子の

脳で起きていること』

 

についてお話します。

 

「ママのせい!」

この言葉、言われた瞬間に

胸がズキッとしますよね。

 

・ママのせいで遅れた
・ママのせいで負けた
・ママのせいで嫌な気持ちになった

 

つい

「責任転嫁しないの!」
「自分のことでしょ!」

と言いたくなる。

 

でも先に結論を言います。

「ママのせい!」が増えるのは、

性格でもしつけでもなく、

脳の“処理のクセ”です。

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しかもこれ、

意外かもしれませんが

ママとの距離が近い子ほど

起きやすいんです。

 

不安を感じやすい子は

✔困ったとき
✔失敗したとき
✔うまくいかなかったとき

頭の中が一瞬でいっぱいになって、

自分で整理する前に

いちばん安心している相手(=ママ)に

原因を求める

という反応が出ます。

 

だから

✔ママに頼れる
✔繊細で不安を感じやすい
✔境界線がうすく、思考を“預けやすい”

こういう子ほど

「ママのせい!」と言いやすいんです。

 

ここで大事な注意点があります。

「ママのせい!」に対して、

 

叱る
言い返す
正論で諭す

 

これを続けると

子どもの脳はこう学びます。

 

「整理は自分でしなくていい。

ママのせいにすれば終わる」

 

すると

自分で考える回路が育ちにくくなります。

 

大事なのは

「ママのせいじゃないでしょ!」と

反論することではなく、

 

子どもが“自分で整理して、

自分に戻る”流れを作ること。

 

今日すぐ使える、

基本の3ステップはこちらです。

 

①感情ラベリング(まず受け止める)
「そっか、遅れて嫌だったんだね」

※ここを飛ばすと、

脳は防御モードのまま。

 

②状況整理(原因探しじゃなく、整理)

「どこ(何)が一番嫌だった?」

代弁しながら確かめます。

 

③主体に戻す質問(ここで初めて思考回路が動く)

「じゃあ次どうしたい?」

たとえば

子「ママのせいで遅れた!」

ママ「そっか、遅れて嫌だったんだね」

ママ「どこが一番嫌だった?」

ママ「じゃあ次どうしたい?」

ポイントはひとつ。

ママが答えを出さないこと。

 

でも、ここで誤解してほしくないのは

この3ステップは “入り口” だ

ということ。

 

実際は、

このタイプの子は

不安 → 思考が固まる → ママに投げる

この回路が長年の繰り返しで

強化されています。

 

だから、断言できることがあります。

 

ネガティブ思考のリセットは、

数回の声かけでは終わりません。


少なくとも3か月は“整え直しの期間”が

必要です。

 

そしてさらにやっかいなのが、

春はぶり返しやすいという現実です。

 

おうちで落ち着いてきても、

4月に環境が変わると

・クラス替え
・先生が変わる
・時間割が変わる
・周りのスピードが上がる

これだけで脳は負荷が跳ね上がります。

 

すると

「ママのせい!」
「どうしたらいい?」
「無理!」

の状態に戻りやすいんです。

 

ここで多くのママがやってしまうのが

良くなったと思って手を離す

(または期待を上げる)こと。

 

すると…
→ ぶり返す
→ 焦って叱る・先回りする
→ さらに回路が強化される

このループです。

 

だから必要なのは

その場しのぎの声かけではなく

3か月かけて、

親子の“思考と反応の型”を

組み替えること。

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私も、繊細で不登校だった娘の

「ママのせい!」の時期を

この“回路の組み替え”で

乗り越えてきました。

 

そして、これを学んだママたちは

・怒る回数が減った
・癇癪が落ち着いた
・「やってみる」が増えた

こういう変化が出始めます。

 

ただし、もう一つ現実があります。

自己流だと、途中で迷子になりやすい

ということ。

 

なぜなら

子どもの反応は日によって違うし、

4月みたいな負荷の時期は

「やり方を間違えた?」と

不安になりやすいから。

 

もし今、

「ママのせい!」が増えて

心が削られているなら

あなたが悪いんじゃない。

 

順番と設計を変えれば、

反応は変わります。

 

そしてそれは

“気合い”じゃなくて

“設計”です。

 

今日はここまでです。

 

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