さて今日は
「私はずっと、
息子を守っているつもりでした。」
というお話です。
今日は少しだけ、
私自身の話をさせてください。
息子が起立性調節障害で
朝起きられなくなった頃、
私はずっとこう思っていました。
「この子は集団が合わない
不安が強い子なんだ」
だから
・刺激を減らして
・無理させないようにして
・守ってあげよう
そうやって関わっていたんです。
だから、発症後1か月ほどは
何としてでも登校させるのが
親の務めと思っていましたが
その後は自分の中の「常識」からくる
わだかまりを捨て、
息子が過ごしやすいように、
やりたいことを尊重して
「いつか動き出す」と信じて
見守りました。
でも、ある時ふと思いました。
「こんなに見守っているのに
どうして動きださないんだろう?」
むしろ
・朝はもっと起きられなくなり
・外にも出なくなり
・自信もなくなっていく
そんな息子を見て「どうして…」
と思っていました。

でも実は
ここに大きな勘違いがありました。
私は
息子を守っているつもりで
実は
“あること”を奪っていたのです。
このことに気づいた時、
正直かなりショックでした。
実際、家では
笑う時間も増えていきました。
でもある時
ふと気づいたんです。
家では元気なのに
外の話になると止まる。
学校の話になると
一歩も動けなくなる。
その時
気づいたんです。
見守るだけでは
子どもは前に進めない。
なぜかというと
脳は、適度な負荷があって
はじめて発達するからです。
安心できる環境は大切。
でも
安心だけの環境では
脳は挑戦の回路を使いません。
だから息子の脳は
「動かない方が安全」
そう学習していたんです。
その結果
負荷のかかる場所
(学校や人間関係など)を
できるだけ避けようとする。
まるで「もう二度と
あそこには行かない」
と宣言するように。
でもこれは
やる気の問題でも
性格の問題でもありません。
私のかかわりが作り出した
息子の脳の反応です。
たとえでいうと
筋肉と同じです。
筋肉は
使わなければ弱くなる。
でも、
いきなり重すぎる負荷をかけると
ケガをしてしまう。
だから必要なのは
「適度な負荷」。
実は
子どもの脳も同じです。
負荷がなければ
挑戦する回路は育たない。
でも、強すぎる負荷は
不安を強めてしまう。
だから大事なのは
見守ることでも
無理に頑張らせることでもなく
脳に合った負荷をかける関わりです。

そのことに気づいてから
私の行動は変わっていきました。
それから息子がどうなったか…
続きはまた明日。


