さて今日は
「風邪でもないのに体調不良が続く…
それは「SOS期」かもしれません」
というお話です。
今日から、
子どもの回復を見立てるための
「回復5段階別サポート」
についてお伝えしていきます。
1日目の今日は、
SOS期です。
SOS期のお子さんには、
風邪でもないのに頭が痛い。
お腹が痛い。
吐き気がする。
動悸がする。
朝になると体が動かない。
そんな体調不良が起こります。
心配になって、
小児科、内科と病院を渡り歩く。

けれど、検査では
大きな異常が見つからない。
片頭痛。
過敏性腸症候群。
そう診断され、
薬で症状をしのぐ。
けれど、
少し体調がよくなると
また登校するものの、
また別の症状が出てくる。
するとママは、
「本当は何の病気なの?」
「まだ検査が足りないの?」
「とにかく元気に行ってほしい」
と、原因探しを続けます。
けれどSOS期で起きているのは、
体の一部分だけの問題とは限りません。
それまで、
周りに合わせる。
嫌でも我慢する。
失敗しないように頑張る。
疲れていても休まない。
そんな毎日を続けてきた子どもの
脳と体が、
「これ以上は頑張れない」
と、症状を使って止めていることが
あります。
だからこの時期に、
「少し元気なら学校に行けるよね」
「薬を飲んだから大丈夫」
「生活リズムを戻そう」
と、行動を先に求めても、
うまくいかないことがあります。
SOS期に最初に必要なのは、
登校させることでも、
勉強を取り戻すことでもありません。
脳と体が出しているSOSを、
ちゃんと受け止めることです。
「行けないほどつらかったんだね」
「今日は休んで大丈夫だよ」
「今は体を守る時間なんだね」
そんな安心が積み重なると、
子どもの警戒は少しずつ緩み始めます。
もちろん、
必要な診察や治療は続けます。
けれど同時に家庭では、
症状をなくすことだけではなく、
子どもがもう頑張らなくても
守られる環境を
つくっていくことが大切です。
SOS期の子に必要なのは、
「早く元に戻すこと」ではなく、
これまでの頑張り方を、
一度止めても大丈夫だと脳に教えること。
ここを飛ばさないことが、
回復の土台になります。
ぜひこんなご様子のお子さんは
夏休みの習い事や塾の負荷を
減らして、
「休んでも大丈夫だった」の
積み重ねをしていきましょう。

明日は、
不安やイライラが大きく揺れる
混乱期についてお伝えします。


