「ママ来て!」が止まらなかった娘さんが、 宿泊研修に参加できた

朝起きられない

さて今日は、

 

「ママ来て!」が

止まらなかった娘さんが、

宿泊研修に参加できたお話です。

 

小学5年生の女の子。

 

起立性調節障害と診断され、

不登校になってから

不安が強くなりました。

服を選ぶのも、

歯を磨くのも、

お風呂に入るのも、

「ママと一緒じゃないとできない」。

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家の中でも、

リビング以外へ

一人で行くことを怖がり、

一日に何度も、

「ママ、来て!」

と呼んでいました。

お母さんも娘さんの不安を

感じ取るたびに、

心配でたまらなくなる。

 

何とか安心させようと付き添い、

なかなか動かないと、

「早くして!」

と言いたくなる。

 

我慢の限界が来ると、

突き放すような言葉を言ってしまう。

 

そのたびに、

「私の関わり方が悪いから、

娘の不安が強くなるのでは?」

と、ご自身を責めていました。

 

そんなお母さんが、

コミュニケーションを学び始めました。

 

3か月実践後の時点では

おうちで好きなことを楽しめるほど

不安が減少していたものの、

 

まだママがお仕事の日になると

不安が出て泣いてしまう、

そんな状態でした。

 

一度聞いて、

「知っている」

「わかっている」

と思っても、

 

娘さんの前に立つと

いつもの言葉が出てしまう。

 

だから繰り返し学びながら、

「あ、今また“早くして”と

動かそうとしている」

と、自分の反応に

気づけるようになりました。

 

娘さんをずっと不安から守るのではなく、

小さく情報を手渡す。

 

できる部分は本人に任せる。

安心できる範囲で、

少しだけチャレンジをつくる。

 

すると最近は、娘さんが元気になり、

お母さんも以前ほど

顔色をうかがわずに

関われるようになりました。

そして迎えた宿泊研修。

以前なら、

「本当に行けるの?」

「途中で怖くなったらどうする?」

と、親子で何度も確認していた場面です。

けれど娘さんは、

「参加したい」

という気持ちを当日まで変えず、

朝6時半に起きて出発しました。

 

なんと全くぶれることなく

挑戦できたのです。

夜中には一度怖くなり、

お母さんへ電話もかけてきました。

それでも、

怖くならなかったから

参加できたのではありません。

 

怖くなったときに助けを求めながら、

その場にいられた。

「不安になっても、自分は大丈夫だった」

という経験を持ち帰ることが

できたのです。

帰宅後の娘さんからは、

「これなら、ほかの場所にも泊まれそう」

という言葉まで出てきました。

子どもを動かすために必要なのは、

不安をすべて取り除くことでは

ありません。

不安があっても、

自分で選べた。

やってみた。

困ったら助けを求められた。

 

そんな小さな経験を

積み重ねることです。

 

そして、その経験は、

「頑張って行っておいで!」

と背中を押すだけではつくれません。

今は安心を増やすときなのか。

少し待つときなのか。

小さなチャレンジを渡すときなのか。

その子の状態を見ながら、

関わり方を変える必要があります。

お母さんも最初から

うまくできたわけではありません。

学んで、やってみて、

うまくいかなければ振り返る。

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それを繰り返したからこそ、

娘さんが動けるタイミングを

見つけられるようになりました。

 

「こんなにやっているのに、

どうして動けないの?」

と感じているなら、

愛情や努力が足りないのではありません。

今のお子さんに合った

関わり方を知るタイミング

なのかもしれません。

子どもの不安に巻き込まれず、

怖くても自分で考え、

選び、動ける力を育てたい。

そう思ったときが、

親子のコミュニケーションを

変え始めるタイミングです。

 

今日はここまでです。

 

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