さて今日は
「登校しぶりの子の定期テスト問題を
どう乗り越える?」
というお話です。
定期テストのシーズンですね。
学校に行っていなくても
テストだけはうけなきゃ!
とやきもきしているママはいませんか?
ママの過ごした学生時代は
当たり前だったことも
時代の違う今、対応を間違えると
「定期テストを受けないこと」以上の
ダメージをお子さんに与えることが
ありますので要注意!
「常識」を捨てて
お子さんに本当に必要な
サポートを届けたい方だけ
読み進めてください。
定期テストは
お子さんの将来を左右しません。
なぜなら、
定期テストをどんな目的で
活用するかが大事だから。
本当はできているところと
出来ていないところを明確にして
足りない学習を深めるためのもの。
学習に向かう気力や体力のある
お子さんならそういった活用ができます。
ですが今、
実際に登校しぶりのあるお子さんは
すでに限界を迎えようとしており、
SOSを出している状態。
学習に向かうコンデションでは
ないんです。
そんなお子さんに
「定期テストは大事だよ」
「内申点だけはとらなきゃ」
とさらにプレッシャーをかけるのは
限界まで空気を入れた風船に
さらに息を強く吹くこむようなもの。
いつ破れてもおかしくない状態まで
追い込んでいるんです。
実際に追い詰めすぎて、
割れた風船のように気力も何もかも
失ったお子さんもこれまで
たくさんおられました。
だから、そうなる前にやってほしいのは
3つ。
①お子さんの状態をよく観察すること
②背中を押す
③癒す
です。
まずはお子さんの様子をよく観察、
お子さんがどれほどコンデションを
崩しているのかよくみましょう。
もうあとちょっとで割れそうなら、
②の背なかを押すの選択肢は
なくなります。
ですがたいていのお家の方は
まず背中を押すと思います。
「1教科でもうけてみたら?」
「別室で受けてみる?」
「成績は大事、テストだけは受けよう」
こんな形です。
大事なのはそのあと。
お子さんの反応を見て、
やっぱり駄目そうだと思えば、
しっかり休ませましょう。
この時、お家の方がイライラしていたり
怒りのオーラを出していてはNG!
やすんでいる間が自己否定の時間に
なります。
脳を休めるどころか
ストレスへの過敏さを悪化させ、
回復しません。
だから「癒す」ことを
してほしいんです。
休んだ選択を快く受け入れる。
休んだ時間を楽しく過ごす。
不安があるなら吐き出させる。
こんな時間を過ごさせてください。
すると、割れそうな風船の空気が
程よく圧力を下げていきます。
実際に我が家も長男の不登校時には
1年間まるっとテストどころが
勉強をしませんでした。
当然通知表によくない数字はつきますが、
それはたかが学校での評価。
進学にも(特に公立高校)
影響はありました。
でも、いえばそれだけの事。
息子の本当の姿は私が一番
知っています。
どんな評価を受けようと、
「わが子が一番成長している」
その自信で揺らぐことは
ありませんでした。
定期テストを1年間見送り、
通知表は気にせず、
息子に本当に必要なサポートを
し続けた結果、
息子は1年間のブランクを乗り越え、
特待生として最上位クラスで
生き生きと高校生活を満喫しています。
「常識」を捨てることは
勇気が必要です。
でも同時に
お家の方が捨てた「常識」の数だけ
子どもは育ちます。
ぜひ、今一度
定期テストの意味を考えて、
お子さんにプレッシャーをかけるのを
やめてみませんか?
脳を育てれば、
そのうちに自分から取り組み始めます。
脳の育つ順番で確かなサポートを
届けましょうね。
応援しております。
今日はここまでです。