素直で頑張り屋の吃音体質の中学生がスランプを乗り越えたストーリー

特集

学校で発表する時間が
恐怖だった中学生女子が
生徒会役員に立候補して
みんなの前で意見を述べ、

「話すことが好き
になりました!」

とゲームチェンジした
ストーリーをご紹介
しています。

ここまでのストーリーはこちら▼▼
https://www.agentmail.jp/archive/mail/3198/10383/686019/

素直な彼女は、
ここまでのやりとりで、
どもる恐怖ではなく、

自分にはスラスラ
話せている
時もある!

どもらず流暢に話せる
ネットワークが脳に
きちんと育っている!

だから、大丈夫!
どもらず話せる!

と前向きに自分を
励まし、
本当にどもらず話せる
成功体験を積むことが
できました。

けれども、
脳は常によい状態を
保てるものではありません。

ネガティブな思考に
とらわれると、
前向きに考え続けることが
できなくなります。

そこで、彼女は、
「吃音を忘れる」
ことを頑張っていましたが、
うまくできないスランプに
陥りました。

これは吃音が
難しいのではなく、
脳がそういう仕組みに
なっているということを
理解した方が速いです。

効果のあった方法が
効かなくなった、
となったら別の方法で
脳の使い方を変えてあげる
と変わってきます。

次に彼女に提案したことは、

お家の中からでよいので、

「どもってもいいや!」

とどもった時に
スルーする
チャレンジ
をしてもらいました。

結局、どもることを
意識しない、
吃音を考えない、
吃音を忘れる、
ということを求めている
のと同じなのですが、

この提案に、

ーーーー
確かに普段喋る時、
どもらないように!
って意識しちゃってます…
何も気にせず
喋ってみます!
ーーーー

と、また素直な返事が
返ってきました。

そこから2ヶ月、
彼女の連絡は
途絶えたのですが、

こんなメッセージが
届きました。

ーーーーー

お久しぶりです!

 忘れることを意識してたら、
友達と話す時には
本当に少しだけですが
スラスラ言えるように
なった気がします!

「あ、今言えた」
っていう瞬間が増えました。

でもやっぱり、
授業中に先生に当て
られたりしたら
緊張して答えれない時も
あるけど、

言えるようになって
きているのは事実だと思うので
時間がかかっても
頑張りたいです!!

また、
自分に自信がない人が

吃音になりやすい
というのも聞いたことが
あるので、

授業中の発表や、
専門委員会なども
積極的に取り組んで
自分に自信を付けようと
中学一年生の頃から
心がけているのですが、

やっぱりみんなの前で
話すということに
なかなか慣れません…。

ーーーーー

この後、小学生時代の
エピソードなど
彼女の生育歴が
わかるエピソードが
続きました。

なぜ、自分が吃音症に
なったのか、
その原因を克服したら
きっとよくなりそう!

という彼女の気持ちが
いっぱいつまった内容でした。

彼女の自信のなさが
吃音を発症したわけでは
ないのだけど、

彼女にとって「自信」
というのが強いキーワードに
なっていることは明白でした。

そして、彼女が目にする
私のインスタグラムも

「自信がついたら
 吃音はよくなるよ」

と語っています。

吃音を発症するのは
彼女のせいでも
誰のせいでもないのだけれど
彼女は自信がつけば
よくなることをしっかり
理解してくれて、
前向きに努力していました!

涙しかない…><
私が勇気をもらいました。

この時点で彼女が
中学2年生だろう!
ということはわかったので、
(受験生じゃないということ)

彼女にこのような
提案しました。

・好きなことを
たくさんすること

・好きなものを増やすこと

・夢中になるものがあると
自然と吃音を忘れる時間が
増えること

・好きなことを深めることで
人間的に豊かになり、
厚みを持てる人になること

・すでに彼女から私が
勇気をもらい、
私も苦手なことに挑戦
しようと思っていること、

・話し方ではなく、
彼女の生き方や考えが
人を感動させ、
コミュニケーションが
生まれること。

を伝えました。
(これは吃音キッズたちも同じ!)

こんな暑苦しい話をしても
前向きに受け止めてくれる
Iさんとはまた1ヶ月
連絡が途絶えました。

長くなったので、
続きはまた明日
ご案内しますね。

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