吃音がよくなる3つの条件のラスト!表現力について解説します!

吃音

吃音をよくする3つの条件の
ラストは、

表現力

です。

表現力とは、
言葉の力のことです。

言葉の力といったら
かなりいろんなものを
含むのですが、

今回は言葉がまだつたない
幼児さんや小学校低学年
お子さんについて
お話していきます。

好奇心が刺激され、
「これやってみたい!」
「これ話したい!」
という行動力がでてきた時、

自分が思っていることを
言葉でどう表現するか
につまづいている子がいます。

「なんて言ったらいいかな?」
のレベル子から、

「あれなんて言うんだっけ?」
と言いたい言葉が浮かばず
葛藤している子、

「前にママが言ってた言葉に
ピッタリなのがあったけど、
なんだったっか?」
と明確な表現を探している子まで
様々です。

そこで、スッと思った通りの
言葉がでてくれば、
脳への負荷(ストレス)は
低いのですが、

「うまく言えないよ〜」
と感じながら話している時は、
脳に負荷(ストレス)が
かかっているので、
吃音が増えます。

だから、

①自分の意見や園で起きたことを
話そうとする時にひどくどもる。

②興奮している時にどもる

③大人に何かを説明しようとする時に
どもる頻度が増え、
同級生や小さい子と遊んでいる時は
吃音が目立たない、

などのことがおきます。
順番に解説していきますね!

①の自分の意見や園で起きたことを
話そうとする時にひどくどもる。

というのは、目の前で
起きていることではなく、
記憶を元に話そうとしているので、
より一層脳に負荷がかかります。

目の前のもの(現前事象)は、
「これがさ、だ〜ってなっちゃって」
という表現でもなんとか
なりますが、

目の前にないものは(非現前事象)、

誰が、いつ、どこで、何があったか

などすべて言葉にするので
難しいんです。

その結果、どもる頻度が
増える子がいます。

②興奮している時にどもるのは、
話す順番よりも
話したい順番から話すので、
相手につたわりにくいだけでなく、
本人も何を話しているか
わからなくなって
どもり易くなります。

③大人に何かを説明しようとする時に
どもる頻度が増え、
同級生や小さい子と遊んでいる時は
吃音が目立たないというのは、

大人相手だと難しい表現を
使おうとしてしまい
どもる頻度が増える子がいます。

同級生や小さい子には
難しい言葉を使う必要がないので、

「何それ!おもしろ〜い!」

でも会話になるから
どもりにくいということが
あります。

他にも色々ありますが、
ここで知っておいて欲しいのは、

脳の中で言葉を操作する時の
負荷が脳へのストレス
(=言語的負荷)
となって吃音のある子は
どもる頻度が多くなる、

ということです。

ですから、
表現力がついてきて、
言語的負荷がかからなく
なってくると、

自然とどもる頻度が
減ってきます。

この現象が起こるのは、
本人がどもることを
意識していない、
ということが条件
なってきます。

幼児さんでも
どもることへの恐怖心や
警戒心を持った子は、

話す前から「どもるかも…」
と不安を抱くようになり、
言葉が発達してきても
どもるようになります。

これが、一定年齢以上の子の
吃音の理由です。

どもることが嫌だ!
という記憶が吃音を
長引かせます。

ですから、
どんなにどもっていても
吃音をネガティブに捉える
習慣をつけさせないために、

好奇心を発揮して、
自分の「好き!」に
まっすぐに進める行動力を
育てれば、

言葉が発達してきた頃に
自然と吃らなくなります。

言葉の発達が未熟な内は、
負荷がかかるとどもる頻度が
増えるのは仕方ないんです。

この時期をいかに
楽しく過ごし切るか!
が重要です。

年齢に限らず、吃音キッズを
育てているママ・パパさんは

お子さんがどんなにどもっていても
本当に気にしていないようだったら
OKです!

そうしたら、表現力を
育てていくことにフォーカス
してください!

そこについては
また明日!

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