2歳の子が吃音に!まずは基礎知識を知ろう
吃音とは、言葉が流暢に出てこない言語障害です。幼児期に発症し7〜8割は自然治癒、その他は大人まで残ると言われてます。2歳〜5歳頃までに多くは発症し、それを発達性吃音と呼びます。
「あああありがとう」と単語のはじめを繰り返すことを連発(れんぱつ)
「あーーーりがとう」と伸ばす言い方を伸発(しんぱつ)
最初の言葉が出てこなくて力の入った「ッありがとう」を難発(なんぱつ)
どもることをを隠そうとして二次的症状という「話しやすい語に置き換える」「どもると感じると話すのをやめる」などという症状に進展していきます。
2歳の吃音の子どもにやってはいけないこと
どもっていると感じて小児科の先生や役所などで吃音は自然治癒することが多いから1年間は様子を見ましょうと言われた方も多いのではないでしょうか。逆です!吃音を発症してからすぐのこの時期が1番良くなりやすい時期です。
なぜなら、2歳はまだ本人がどもっているということに気づきにくく、二次的症状に進展していないことが多いからです。
筆者の子どもは当時、役所に予約をとっただけで結果的に様子を見てしまい一番治りやすかった時期に何もできなかったことを後悔しています。
子どもがどもりはじめた・・・吃音に気づいたら何をすればいい?
どもっているかも?と感じると不安だし心配になりますよね。痛いほど分かります。筆者の子どもは2歳10ヶ月で吃音を発症した日から心配でたまりませんでした。
が、不安になる必要はありません!検索魔にならなくて大丈夫です!やることは、子どもの好奇心を見守ることだけです!
2歳の吃音の子どもへ効果的なアプローチ
良い行動の注目を増やしましょう。2歳は好奇心旺盛なので子どもがやることも想定外のことがありますよね。時間や場所が許す限り、やらせてあげてください。
好きなことに没頭している時こそ吃音を良くするチャンスです!たくさん褒めて、自信をつけさせます。
「すごいこと発見したね!」
「素敵な色だね!」
「ありさん歩いているね!」
「お砂場楽しいね」
危ない場面だったら親御さんが手を貸し「できたね!」と言ってあげてもいいですね。「危ないからやっちゃだめだよ!」とつい声をかけてしまいがちですが、実は、脳科学的にみると、「している行動を止める」というのは難易度が高く、そう簡単にできることではないのです。
やめさせるではなく違うことをやってもらうという行動の切り替えをママがうまくサポートしてあげましょう。大事なのは吃音の2歳の子どもを自信で満たしてあげること!
私・僕は無条件に認められている、愛されている。安心して挑戦できると感じさせてあげることが2歳の子の吃音へのアプローチになります。
吃音に惑わされないで、楽しい親子時間を過ごしましょう!
いかがでしたか?可愛い我が子が急にどもり始めると不安になりますが、2歳という可愛い時期は後悔してももう返ってはきません。あっという間に成長します!
であれば楽しい時期にしてあげたいですよね。今日で吃音調べのためのスマホと睨めっこは終わりにして我が子をたくさん褒めちぎってあげてくださいね!
執筆者:いわもとあさな
(発達科学コミュニケーショントレーナー)